迷宮攻略してたらいつの間にか世界救ってた

新世界の神

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とにかく白い三階層:一日目-結界内就寝-

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天幕を一つ、パパパッと張る。
今日は久し振りに結界の中での就寝だ。
まぁ、殺風景な白い世界を延々と一人で見張るってのも気が滅入るだろうからね。
晩御飯も天幕の中で食べる。
晩御飯といっても僕が作れるのは極少数の身近なものばかりだ。
しかも美奈代や優里が作るものと比べれば数歩は譲る。(っていうか美奈代って色々と無頓着そうな感じなんだけど結構万能なんだよねぇ…八方美人って言うんだっけ?)
だから早希に任せたいところなんだけども聞いてみたところ、ちょっと無理だそうだ。
むぅ…流石にぶっつけ本番で新しい料理に挑戦するような勇気は無い。
だから無難なもので。
ストックとしては干し肉が何百枚か、煮干も何パックか。それと黒パン、白パンがいくらかと、篝火用の薪が何百本か。
その他は現地調達のグリーンベアと蟹味噌、蟹の身、骨。
蟹味噌なんかは生のままでもいけそうな気がしないでも無いこと山の如しだけど魔物の物である以上何らかの措置はとったほうが良いかもしれない。
身はもう言うまでも無いかな。
エールなんかがあれば、手が止まらなくなりそうだ。
まぁ、そんなことに備えて倉庫に常備してあるんだけどね。
おっと、横道に逸れた。
いやぁ、三階層がこんなに食料が豊富だったとは。
どれも市販では中々お目にかかれないものだ。
グリーンベアは例外っちゃ例外だけど。
まぁ、結局のところ僕が作れるのはほぼ無い。
なので肉を焼いてパンに挟むくらいだ。
蟹素材は使い方が思いつかない。
精々本体の殻を皿に、その上に乗せるくらいしか思いつかない。
もっと料理を勉強すべきか…
今までは女性陣に任せっぱだったからね。
ふむ…やっぱりこれといったものは思いつかないのだよ。
ってことでいつもの肉挟みパンかな。
味付けは塩胡椒。
それ以外の調味料は…まぁあるにはあるけど塩胡椒が一番じゃないかな。
焼くのは焔魔法で。
ササッと焼こうか。
これでも肉の焼き具合調整には自信があってだね。
それだけは任せてくれても良いかな。
挟むためのパンは黒パンで。
白パン高いんだもん。
最近そこそこのお金が入ったからちょっとぐらい紐を緩めても良いとは思うんだけどね。
どうやら僕は貧乏性なようで。
まぁ何はともあれ調理開始だ。
金属の箱の中に焔を置く。
炎ではなく焔だ。
どう違うのかって言われたら焔の方が熱量が高いって答えるしかないかな。
油をひく。
肉を乗せる。
お好みの焼き具合で。
三段階。覚え易くて楽だね。
僕はまぁ、黒焦げ以外ならなんでも良いからゆっくり火を通す。
あんまりお腹壊したくないし。
寄生虫的な心配もしなくて良いし。
良いことずくめかな。
パンをいくつか並べ、風魔法で一気に浮かせる。
刀を創り出し、そして横に一閃。
半分に割れたパンが空中に並ぶ。
そのパンに焼き上がった肉を挟んでいく。職人技だね。
尚、刀は材料が魔力のため、錆なんかの心配はなし。
「さぁ、早希。食べようか。」
「うん。」
では。イタダキマス。
----
ふぅ。ゴチソウサマ。
我ながらいい焼き加減だった。
さて、食べたら寝る時間ですね。
歯磨きはお忘れなくってね。
さて、今日はご存知の通り久し振りに結界の中で就寝だ。
やっぱり安心感があるよね。
二人で探索するときは結界にしようか。
うんそうしよう。
まぁ、でも強度を増す為に10分ぐらい魔力を込め続けることになるからちょっとの間は見張ってもらわなきゃダメだけどね。
さて、じゃあもう魔力込めも終わったし就寝としようか。
オヤスミナサイ。
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