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序章 異世界への追跡
戦闘モード
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艶やかな紅褐色の戦闘服姿に変わったメデナリンジェは、目標を定め、ふうっと息を吐いた。
「空中瞬速術」
左右腕部の戦闘服にある盾型の黒マークの中で、呪文が次々と光り表示され、消えていく。
魔法発動。
地面を蹴ったメデナリンジェは、そのまま一直線に飛行し、空に舞う1人の魔人へ急速に接近していく。
「鬼神剣アルゾネス召喚」
掌に赤く光る物が現れ、それが伸びていく。そして光が散ると、そこに武骨な剣が現れた。
「ザール!!」
ザールと呼ばれた魔人は、メデナリンジェに気づくと、両手にとても小さな剣をたくさん出現させ、メデナリンジェ目掛けて、それをパラパラと落としていく。
メデナリンジェは、それを剣で振り払い、ザール目掛けて…
「…くっ!!」
見失った!?
何処だ…!
ザールは、メデナリンジェの背後に回っていた。
奇妙な笑い声を漏らし、至近距離から、闇の光弾を放つ。
メデナリンジェは、瞬時に前転し、頭と足を逆さまにする。その彼女の股の間を、闇の光弾がすり抜ける。
彼女は前転の勢いのまま、ザール目掛け、剣を強振する。
魔人は、メデナリンジェの回避からの瞬く間もない高速斬撃を避けられず、赤黒い血を空に散らせた。よろめきながらも、彼女から遠ざかる様に飛んでいく。
傷は浅いか…!?
メデナリンジェは剣を握り直し、すぐ様、ザールへの追撃を始めた。
「メデナ…ゲゲ…」
「メーデナ…」
メデナリンジェの光弾をかわしながら、ザールは挑発する様に、言葉を発する。
「ザール…!!」
「メメメ…ディナー!!!」
顔を向けるザールは、頭巾で口元しか確認できなかったが、獣の牙の様に尖る歯を剥き出しにして、小刻みにガチガチガチと噛み鳴らす。
もう、人ではなさそうだ。
メデナリンジェは、鬼神剣を消し、ザールの追跡を止め、アナザイドの扉に目をやった。
制封機動部隊の生き残りが、かなりの劣勢ではあったが、魔人2人に対抗している。ただ、あまり保たないだろう。
これ以上、アナザイドの扉との距離を取ってしまうのは、危険だ。
メデナリンジェは、耳の中の通信機器を使う。
「ジョリス、まだ?」
雑音が続く。
…。
…。
返事はない。
メデナリンジェは表情に少し苛立ちを表しながらも、身を翻して、アナザイドの扉への飛行を始める。
ザールは、メデナリンジェの行動を見て、今度は彼女を追う様に、飛行をする。
このままじゃ、最終的に私1人が魔人を3人も相手をしなくてはなくなる…
今、この場にアクトレイダーは、私一人しかいない。
メデナリンジェは、ふっと笑った。
「いいわ…。いらっしゃい」
「坊や達!!」
お姉さん、今日は、トコトン付き合ってあげるんだから。
「青竜剛力術」
メデナリンジェの胸の中から、青い炎が吹き出し、彼女の体を包み込んだ。
魔力が一気に膨れ上がり、彼女の神経一つ一つが研ぎ澄まされる。
瞳の色が、濃青色に染まると、一回、深く息を吐いた。
「空中瞬速術」
左右腕部の戦闘服にある盾型の黒マークの中で、呪文が次々と光り表示され、消えていく。
魔法発動。
地面を蹴ったメデナリンジェは、そのまま一直線に飛行し、空に舞う1人の魔人へ急速に接近していく。
「鬼神剣アルゾネス召喚」
掌に赤く光る物が現れ、それが伸びていく。そして光が散ると、そこに武骨な剣が現れた。
「ザール!!」
ザールと呼ばれた魔人は、メデナリンジェに気づくと、両手にとても小さな剣をたくさん出現させ、メデナリンジェ目掛けて、それをパラパラと落としていく。
メデナリンジェは、それを剣で振り払い、ザール目掛けて…
「…くっ!!」
見失った!?
何処だ…!
ザールは、メデナリンジェの背後に回っていた。
奇妙な笑い声を漏らし、至近距離から、闇の光弾を放つ。
メデナリンジェは、瞬時に前転し、頭と足を逆さまにする。その彼女の股の間を、闇の光弾がすり抜ける。
彼女は前転の勢いのまま、ザール目掛け、剣を強振する。
魔人は、メデナリンジェの回避からの瞬く間もない高速斬撃を避けられず、赤黒い血を空に散らせた。よろめきながらも、彼女から遠ざかる様に飛んでいく。
傷は浅いか…!?
メデナリンジェは剣を握り直し、すぐ様、ザールへの追撃を始めた。
「メデナ…ゲゲ…」
「メーデナ…」
メデナリンジェの光弾をかわしながら、ザールは挑発する様に、言葉を発する。
「ザール…!!」
「メメメ…ディナー!!!」
顔を向けるザールは、頭巾で口元しか確認できなかったが、獣の牙の様に尖る歯を剥き出しにして、小刻みにガチガチガチと噛み鳴らす。
もう、人ではなさそうだ。
メデナリンジェは、鬼神剣を消し、ザールの追跡を止め、アナザイドの扉に目をやった。
制封機動部隊の生き残りが、かなりの劣勢ではあったが、魔人2人に対抗している。ただ、あまり保たないだろう。
これ以上、アナザイドの扉との距離を取ってしまうのは、危険だ。
メデナリンジェは、耳の中の通信機器を使う。
「ジョリス、まだ?」
雑音が続く。
…。
…。
返事はない。
メデナリンジェは表情に少し苛立ちを表しながらも、身を翻して、アナザイドの扉への飛行を始める。
ザールは、メデナリンジェの行動を見て、今度は彼女を追う様に、飛行をする。
このままじゃ、最終的に私1人が魔人を3人も相手をしなくてはなくなる…
今、この場にアクトレイダーは、私一人しかいない。
メデナリンジェは、ふっと笑った。
「いいわ…。いらっしゃい」
「坊や達!!」
お姉さん、今日は、トコトン付き合ってあげるんだから。
「青竜剛力術」
メデナリンジェの胸の中から、青い炎が吹き出し、彼女の体を包み込んだ。
魔力が一気に膨れ上がり、彼女の神経一つ一つが研ぎ澄まされる。
瞳の色が、濃青色に染まると、一回、深く息を吐いた。
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