魔gic Operation Girl! HARUKA

sayure

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序章 異世界への追跡

魔人

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「アクト…レイダー」

制封機動部隊の1人の男が、壊れた様な呼吸をし、手を震わせ、メデナリンジェの方に手を向ける。

その背後から魔人は手刀で胸を貫き、制封機動部隊の男の断末魔の叫びを、心地好さそうに聞いている。

…このォ!

体から青い炎を吹き散らせながら、メデナリンジェは、風を切り裂き、超高速でその魔人に猛突撃していく。

魔人は、急接近するメデナリンジェの掌底の攻撃を胸にまともに受け、地面の岩を削りながら吹き飛ばされる。

そのメデナリンジェの頭上から、ザールの闇エネルギー光弾が彼女目掛け、放たれた。

直撃する!

そう思われたが、メデナリンジェは、青い残像を残し、瞬時にかわしていった。

そのかわした先を、ザールは追い切れず、見失った。

「ザール、悪いけど…。貴方を救う手立ては、ないわ。死んで、神にでも生まれ変わりなさい」

メデナリンジェは、そう言い、手に召喚した、水晶剣クリスタルソードをザールの背中から、突き刺した。

剣の水晶部分が、黒く染まり始める。

「無駄よ。この剣は、貴方の魔物としての生命力を奪う。力は、使えないわ」

ザールは、メデナリンジェの言葉に抗う様に、叫び、牙を剥き出しにする。

「貴方…」

その時、赤黒く輝く光線が、少し離れた静寂な空に紛れる様にして、メデナリンジェに向かって放たれていた事を、彼女は、気づかなかった。

「メディ!!」

メデナリンジェの背後で、激しい衝撃音が響いた。彼女は、耳鳴りがして、わずかにバランスを崩す。

地面に落ち、体を強く打ちつける男の姿。

「イリュード!!」

メデナリンジェは、顔を強張らせて、体を震わせた。自分を庇って、敵に撃たれたのだと、わかった。

私の…不注意のせいで。

ああ…

ザールが足掻いて、水晶剣から逃れようとするが、彼女はさらに剣を深く突き刺し、逃さない。

「…あそこの魔人…。あんたの次に、殺してあげるわ。楽に逝けるとは、思わないで…!」

水晶剣が、黒に染まり切った時、ザールの目に光が消えた。

人形の様に、地面に落ちていった。
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