愛なんて恋なんて魔法をかけてお菓子みたいに食べましょう

sayure

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第四の扉

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「男は皆、獣。我が愛しの愛衣奈めいなたぶらかす者には、罰を…」



苅磨かるまフェルマーは、娘である愛衣奈の恋人発言により、その相手に過剰なる憎悪を抱いていた。



「クレハトール、お前の見解を知りたい。我が愛しの娘に、虫がついたのだ。お前はどうするべきだと思う?」



黒服に身を包んだ厳格な顔つきの初老執事は、フェルマーの問いにゆっくりと頷き、ニヤリと悪どい笑みを浮かばせる。



「お相手がお幾つであろうと、所詮は虫で御座います。火炙り、水攻め…可能な限りの激しい苦痛を伴う罰を、与えるべきで御座います」



フェルマーは、その執事の言葉に上機嫌な笑みを浮かべ、執事を称賛するかの様に、気品漂う動きで拍手をしてみせる。



「素晴らしい意見で、実に感服する。さすがはクレハトールだ。私もその様に思っていたところだ…」



「しかし、我が愛しの娘は、そういう事に関しては目敏くてな、場合によっては、一生嫌われてしまう事にもなり得る。それは絶対に、避けなければならない事なのだ」



「そうですか…。愛衣奈様は、お厳しい方なので、仕方が御座いませんな。では、有事に備えて、あの者を憑依させては如何でしょうか?」



フェルマーはクレハトールの言葉に目を丸め、しばらく時間を止めていたが、その真意を理解し、素晴らしい提案に地獄の底から這い上がる様な笑い声を部屋中に響かせた。



「クレハトール!それは実に素晴らしい提案だとも!そうだ…。そういう手があったのだ。もし、我が愛しの愛衣奈に手を出せば、それは自業自得と言うもの。地獄の扉を自らがノックしたのだ、その地獄をその身と心が果てるまで堪能してもらわなくてわな!」



「…愛衣奈様の寝室のカーペットの下は、既に魔法陣が敷かれている状態で御座います故、早速、今夜にでも…」


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