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最終択
家族ぐるみの選択
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皮膚が焦げた臭いは中々に嘔吐を促進させる。肌に滞留していた脂が滲みだしたのか、血の混じった赤い液体がフライパン上で踊っている。優衣の喚き声を隣人に聞かれると厄介だと思っていたが、人は案外、自己防衛で気絶しやすい生き物なのかもしれない。
彼女が気絶している間、彼女の皮膚を焼くだけの料理人となってしまったので、あまりにも退屈となる。両面焼きが済んだところで、俺は彼女を床に放り投げた。彼女を殺してしまっては、優衣の切望を叶えたことにはならない。崩れた顔になった優衣の人生をこれからも見守っていくことが大切なのである。
さて、そろそろ憲司が目を覚ます頃か。
彼もまた処罰を下さなければならないが――。
玄関扉の開く音。俺の心臓が飛び跳ね、瞬時に包丁を構える。
だが、そこから顔を覗かせた者たちに心底驚き、包丁を手放して床に落とす。
「お兄、また凄いことやっちゃってるじゃん」
茜、親父、お袋……それに長谷川先生といつぞやに見た茜の恋人、荒井という男までもが目の前にいる。俺は何かの夢かと目をこすった。
しかし、次の瞬間には見覚えのない人々が数人入ってきては、俺の捨てたタンクの蓋や包丁を回収し始める。
「これは、どういうこと……?」
てっきり俺は咎められるものだとばかり思っていた。
そりゃ、こんな殺人を犯しているのだから、さすがに通報だってするだろうさ。
「おめでとう、俊介君!」
長谷川先生はいつもの皺を寄せた眉間を解いて、俺にハグをしてくる。
(何をそんなに喜んでいるんだ、先生)
頭が真っ白になっている俺の横目で、死体となったムラッセがビニールに全身を包まれてミイラのようにされている。憲司と優衣は回収業者によって既に運び出されており、これがいわゆる隠蔽工作なのだと気付く。
「大丈夫だよ、お兄。お兄は警察に捕まらない」
「そうよ、私たち家族が付いているもの」
「ああ。それにな、他にも協力者がいるんだ」
喉を鳴らした俺は先生に視線を送った。
――そういうことらしい。
先生が持ってきた情報の52人すべてが俺の味方ということになる。いや、50代以上を含めればもっといるのか。それがこの街中に存在しており、何を目的としてか、俺のバックサポートをしているようだ。
「改めて言うよ。おめでとう、俊介君。これで君は完全に、≪悪魔の脳≫から解放をされたんだ」
もう何が何だか分からない。だけど、見えない敵との戦いは終わりを迎えということだろう。それはそれで、どことなく嬉しさよりも寂しいものが勝る。
「詳しい事情は後で話そう。それよりも今は、此処の処理を速やかに済ませよう」
先生はさておき、どうして家族と妹の彼氏がこの場にいるのかも理解が及ばないところで、俺は家族に誘われて部屋を出ることとなった。顔面に飛び散った血を見られないためか、家族が総出で俺を囲っている姿はなんとも面白い光景だろうか。
ワゴン車に乗せられた俺は、目的地も知れぬまま外の風景を眺めていた。もう今日のような興奮する1日は来ないかもしれない。そう思うと胸の中がポッカリと空いてしまうのだ。
「人を殺すってどんな感じなの?」
茜は好奇心旺盛な子供の目で見てくる。
「ちょっと、そんなこと聞くなって」
と、彼氏の荒井が止めに入るが、そんな彼の顔も答えを欲しがっているように見えた。
「そうだなぁ。殺してしまえば呆気ないかもな。やっぱり、動かない相手はつまらないや。泣き叫んだり命乞いをするような相手じゃないと張り合いがない」
あれ? 俺は妹に何を平然と危険思想を発表しているのだろうか。いや、そもそも家族があたかも普通のように殺人現場を見逃していることにさえ違和感がある。
(これって本当に現実世界なのか?)
もしかすると、≪悪魔の脳≫によって俺は幻覚を見せられているのかもしれない。普通に考えれば、この状況は明らかに異常なのだ。
「憲司と優衣はどこに連れて行かれたんですか?」
運転していた長谷川先生はバックミラーを通して、俺の目を見てきた。ムラッセの死体や憲司や優衣を連れて行った面子は他車に乗って移動しているようだ。
「なに、殺して始末をしようって話じゃないさ。それは君だって望んでいないことだろ?」
「ええ、まあ。優衣のほうは生かしてほしいですね」
「では、憲司君に関しては此方に任せてもらうよ」
なんという会話をしているのか。これを自然と聞き受け入れている家族も荒井も俺も……。
――おかしかったのは以前までの俺のほうだったのかもしれない。そうだ、これが普通なんだ。俺はようやく普通の社会を理解したんだ。異常だったのは過去の自分。それを教えようと、先生も家族も応援してくれていたんだ!
「≪悪魔の脳≫って結局、何だったんですか?」
今度はバックミラーを通さず、確りと前を向いて先生は答えた。
「人間本来の本能へと戻すための矯正器具とでも言おうか」
「本能ですか?」
「人の始まりは狩りと子孫繫栄。それが時代の流れと共に文化が発達し、人間としての知恵も進化してきた。しかし同時に、比例して本能が抑えられてしまうことになる。これ即ち、秩序だとか倫理だとかの概念が生まれてしまったからだ。これだけならまだマシでだった。その先にルールや規則、法律なんて枷が付いてしまうことになる。これは人類にとって非常にストレスを抱える出来事だ。なんせ、本能を出しきれないことほど、生物上この上ないストレスだからね」
異常だったときの俺でなら、理解に苦しんでいたかもしれない。しかし、今の俺は先生の言いたいことがよく分かる。
「ただでさえ重いストレスを抱えているのに、社会にはめ込まれて秩序や規則に合わせて生かされている。ストレスの限界値を迎えた人が、自傷したり誰かを傷つけたり物を破損させたりすることは全然おかしな話じゃない。むしろ、その人たちを叩く社会こそが異常なのだ。しかし、一定のルールを持たねば平和は成り立たないと、間違った固定概念を持ち続けている人々のほうが圧倒的に多い。これは一種の遺伝性洗脳だと思っている。我々の遠い先祖から地道に築き上げられた洗脳が、現代になって完成されているのだ」
長谷川先生が饒舌になっているのは、それほど彼には思うところがあり熱があるということだ。心の病気は気の病とよく言うが、その気の病を作り出している起因こそが本能の抑制なのだと先生は持論を述べた。
俺は専門的な知識はないし、そのようなデータをどうやって証明していくのかも分からない。だけど、自信を持ってそう言われれば、恐らくそうなんだろうなと思えてしまう。
「でも、俺以外の家族は他の人と同じ考えなんじゃ」
「この状況でもそう思うかい?」
「えっと……」
まあ、殺人現場にやって来ては普通に平然としていられるところを見ると、世間の感覚とはズレがあるように感じられる。
まさかっ――!
長谷川先生は何も答えなかった。バックミラー越しに驚く俺と目が合ったはずなのに。つまりはそういうことなのだろう。俺だけが知らなかった。俺だけが何も知らずに日常生活を過ごしていたというのか。
キキィィィ!
――突如、車が急ブレーキがかかって上体が一気に前へとつんのめる。助手席シートに頭をぶつけて額を擦っているところ、全ての扉が開かれる。
「手を挙げて!」
聞き覚えのある声に、俺は顔を上げた。
拳銃を手に須藤 杏子が目の前に立っており、彼女は容赦なく俺の額を照準に構えていたのだった。
「貴方たちを全員、逮捕する!」
眉間に皺を寄せた彼女だったが、近くに長谷川先生がいることを受けてえらく動揺しているようだった。それでも彼女はポーカーフェイスを崩さない。刑事としての仕事を全うしようとしている。
家族も先生も荒井も年配者に取り押さえられていたが、どこか涼しい顔をしている。この状況の向かう先を悟った俺は、ふっと薄笑いを浮かべたのだった。
彼女が気絶している間、彼女の皮膚を焼くだけの料理人となってしまったので、あまりにも退屈となる。両面焼きが済んだところで、俺は彼女を床に放り投げた。彼女を殺してしまっては、優衣の切望を叶えたことにはならない。崩れた顔になった優衣の人生をこれからも見守っていくことが大切なのである。
さて、そろそろ憲司が目を覚ます頃か。
彼もまた処罰を下さなければならないが――。
玄関扉の開く音。俺の心臓が飛び跳ね、瞬時に包丁を構える。
だが、そこから顔を覗かせた者たちに心底驚き、包丁を手放して床に落とす。
「お兄、また凄いことやっちゃってるじゃん」
茜、親父、お袋……それに長谷川先生といつぞやに見た茜の恋人、荒井という男までもが目の前にいる。俺は何かの夢かと目をこすった。
しかし、次の瞬間には見覚えのない人々が数人入ってきては、俺の捨てたタンクの蓋や包丁を回収し始める。
「これは、どういうこと……?」
てっきり俺は咎められるものだとばかり思っていた。
そりゃ、こんな殺人を犯しているのだから、さすがに通報だってするだろうさ。
「おめでとう、俊介君!」
長谷川先生はいつもの皺を寄せた眉間を解いて、俺にハグをしてくる。
(何をそんなに喜んでいるんだ、先生)
頭が真っ白になっている俺の横目で、死体となったムラッセがビニールに全身を包まれてミイラのようにされている。憲司と優衣は回収業者によって既に運び出されており、これがいわゆる隠蔽工作なのだと気付く。
「大丈夫だよ、お兄。お兄は警察に捕まらない」
「そうよ、私たち家族が付いているもの」
「ああ。それにな、他にも協力者がいるんだ」
喉を鳴らした俺は先生に視線を送った。
――そういうことらしい。
先生が持ってきた情報の52人すべてが俺の味方ということになる。いや、50代以上を含めればもっといるのか。それがこの街中に存在しており、何を目的としてか、俺のバックサポートをしているようだ。
「改めて言うよ。おめでとう、俊介君。これで君は完全に、≪悪魔の脳≫から解放をされたんだ」
もう何が何だか分からない。だけど、見えない敵との戦いは終わりを迎えということだろう。それはそれで、どことなく嬉しさよりも寂しいものが勝る。
「詳しい事情は後で話そう。それよりも今は、此処の処理を速やかに済ませよう」
先生はさておき、どうして家族と妹の彼氏がこの場にいるのかも理解が及ばないところで、俺は家族に誘われて部屋を出ることとなった。顔面に飛び散った血を見られないためか、家族が総出で俺を囲っている姿はなんとも面白い光景だろうか。
ワゴン車に乗せられた俺は、目的地も知れぬまま外の風景を眺めていた。もう今日のような興奮する1日は来ないかもしれない。そう思うと胸の中がポッカリと空いてしまうのだ。
「人を殺すってどんな感じなの?」
茜は好奇心旺盛な子供の目で見てくる。
「ちょっと、そんなこと聞くなって」
と、彼氏の荒井が止めに入るが、そんな彼の顔も答えを欲しがっているように見えた。
「そうだなぁ。殺してしまえば呆気ないかもな。やっぱり、動かない相手はつまらないや。泣き叫んだり命乞いをするような相手じゃないと張り合いがない」
あれ? 俺は妹に何を平然と危険思想を発表しているのだろうか。いや、そもそも家族があたかも普通のように殺人現場を見逃していることにさえ違和感がある。
(これって本当に現実世界なのか?)
もしかすると、≪悪魔の脳≫によって俺は幻覚を見せられているのかもしれない。普通に考えれば、この状況は明らかに異常なのだ。
「憲司と優衣はどこに連れて行かれたんですか?」
運転していた長谷川先生はバックミラーを通して、俺の目を見てきた。ムラッセの死体や憲司や優衣を連れて行った面子は他車に乗って移動しているようだ。
「なに、殺して始末をしようって話じゃないさ。それは君だって望んでいないことだろ?」
「ええ、まあ。優衣のほうは生かしてほしいですね」
「では、憲司君に関しては此方に任せてもらうよ」
なんという会話をしているのか。これを自然と聞き受け入れている家族も荒井も俺も……。
――おかしかったのは以前までの俺のほうだったのかもしれない。そうだ、これが普通なんだ。俺はようやく普通の社会を理解したんだ。異常だったのは過去の自分。それを教えようと、先生も家族も応援してくれていたんだ!
「≪悪魔の脳≫って結局、何だったんですか?」
今度はバックミラーを通さず、確りと前を向いて先生は答えた。
「人間本来の本能へと戻すための矯正器具とでも言おうか」
「本能ですか?」
「人の始まりは狩りと子孫繫栄。それが時代の流れと共に文化が発達し、人間としての知恵も進化してきた。しかし同時に、比例して本能が抑えられてしまうことになる。これ即ち、秩序だとか倫理だとかの概念が生まれてしまったからだ。これだけならまだマシでだった。その先にルールや規則、法律なんて枷が付いてしまうことになる。これは人類にとって非常にストレスを抱える出来事だ。なんせ、本能を出しきれないことほど、生物上この上ないストレスだからね」
異常だったときの俺でなら、理解に苦しんでいたかもしれない。しかし、今の俺は先生の言いたいことがよく分かる。
「ただでさえ重いストレスを抱えているのに、社会にはめ込まれて秩序や規則に合わせて生かされている。ストレスの限界値を迎えた人が、自傷したり誰かを傷つけたり物を破損させたりすることは全然おかしな話じゃない。むしろ、その人たちを叩く社会こそが異常なのだ。しかし、一定のルールを持たねば平和は成り立たないと、間違った固定概念を持ち続けている人々のほうが圧倒的に多い。これは一種の遺伝性洗脳だと思っている。我々の遠い先祖から地道に築き上げられた洗脳が、現代になって完成されているのだ」
長谷川先生が饒舌になっているのは、それほど彼には思うところがあり熱があるということだ。心の病気は気の病とよく言うが、その気の病を作り出している起因こそが本能の抑制なのだと先生は持論を述べた。
俺は専門的な知識はないし、そのようなデータをどうやって証明していくのかも分からない。だけど、自信を持ってそう言われれば、恐らくそうなんだろうなと思えてしまう。
「でも、俺以外の家族は他の人と同じ考えなんじゃ」
「この状況でもそう思うかい?」
「えっと……」
まあ、殺人現場にやって来ては普通に平然としていられるところを見ると、世間の感覚とはズレがあるように感じられる。
まさかっ――!
長谷川先生は何も答えなかった。バックミラー越しに驚く俺と目が合ったはずなのに。つまりはそういうことなのだろう。俺だけが知らなかった。俺だけが何も知らずに日常生活を過ごしていたというのか。
キキィィィ!
――突如、車が急ブレーキがかかって上体が一気に前へとつんのめる。助手席シートに頭をぶつけて額を擦っているところ、全ての扉が開かれる。
「手を挙げて!」
聞き覚えのある声に、俺は顔を上げた。
拳銃を手に須藤 杏子が目の前に立っており、彼女は容赦なく俺の額を照準に構えていたのだった。
「貴方たちを全員、逮捕する!」
眉間に皺を寄せた彼女だったが、近くに長谷川先生がいることを受けてえらく動揺しているようだった。それでも彼女はポーカーフェイスを崩さない。刑事としての仕事を全うしようとしている。
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