こいじまい。-Ep.smoking-

ベンジャミン・スミス

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第十一章 松田要とラストプレー

第二話 ジャック

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 要が去ったあと、仁は未練がましく玄関の扉を開けてしまった。
しかしそこには誰もおらず、コンクリートをひたすら見つめ続けた。革靴とコンクリートの合わさる音がして心臓を高鳴らせたが、期待とは違う足音の持ち主に重たくなる。

「おかえり……柴……」

そして、あたかも柴を待っていましたという体を装って、家に戻った。
リビングへは行かず、寝室へ。「抱いてよ」と目隠しもせず、仁は視線を合わせずに柴をほしがる。

「ほらよ」

先ほどとは打って変わって、優しい声で、柴は仁の視界を布で覆ってしまった。

「いらないよ。もう要とは何もないんだから」
「いいんだよこのままで。俺は要だ。今だけな……そのうちきっと……どうにかなるさ」

どうにかなるという、仁にとって一番嫌いな言葉。
それを口にした柴は、胸に秘めたものを隠し、結局要のまま仁と身体を重ねた。
本物に触れてしまった仁はいつも以上に乱れ、要になっている柴はいつも以上に力強く、そして抵抗なく役に徹した。

「明日も会いたい」
「お前がいいならいいぞ」

二回もしたのに、仁の身体はすぐに要を欲する。

(結局……別れたって酷くなるだけ……でも、遠距離をして、その先でどうせ終わるくらいなら……)

悲しみを勝手に換算し、どのルートが一番数字が小さいかを比べる。
その結果、やはり今の関係が一番小さかった。

──それを理由に二度目の別れも必死に飲み込んだ

 要が村崎に辞表を出した日曜日、そしてヴェネットに必死の抵抗を試みた月曜日も、仁は柴と激しく交わった。

(要の感触を忘れたくない……)

土曜日に触れられたぬくもりを忘れまいと、柴の体に刻み込むように抱きつき、記憶を操作した。
柴も様子がおかしいことには気づいていたが、要が絶対に戻ってくると信じ、仁の壊れるぎりぎりを見極めて抱き続けた。

だが、やはり仁は脆い。
アメリカ行きを知ってしまった事がよほどきているのか、柴とのセックスが終われば、背を向け肩を震わせている。海を越えた距離に、海より深い悲しみが日を追うごとに酷くなる。

「もう大人だからいらない」と意地を張って捨てた大切なものが、誰か別の人間のものになっていくような悪夢を毎日見続けた。
そしてその悪夢から仁を救う柴が守り抜いてきた限界ラインを超える話が突如として耳に入ってきた。

「松田、辞表出したのか……」

誰もいない廊下で、仁が今まさに曲がって現れるとも知らず、村崎と赤澤の声がした。

「でも、土曜日にもう一度会社にくるって……」

(土曜日……)

無意識に脳内のスケジュール帳をめくる。

「何時だ? 俺も会っとくかな。その後すぐ国外だろ?」

スケジュール帳が赤と青のラインで塗られ白い星が煌めき、頭痛がする。

「ああ……っと、ごめん」

角を曲がってきた村崎と衝突しかける。赤澤が瞬時に何かに気づき「体調悪いのか?」と聞くが、仁は笑顔を浮かべ「いえ、少し驚いてしまって。すみませんでした」と頭を下げてその場から退散した。

(土曜日に……アメリカに行くんだ……でも俺には関係ない。別れたんだ……)

そう言い聞かせる仁だったが、大切なものが誰かの手にわたる日が明確になり、もう心が悲鳴を上げていた。

(行かないで……違う。だから別れたんじゃん。ほら、付き合ってないからそこまで傷つかない。これで付き合っていたら、きっともっと悲しかった。やっぱり俺は正しかった。今が、この状態が一番楽なんだ……)

必死に植え付ける、自分で自分を調教するように、何度も反響させ、心が落ち着くまで言い聞かせた。
しかし、結果は変わらない。

──要はアメリカへ行ってしまう。

思考の植え付けに失敗した仁は、足が痺れ、壁にもたれた。

(柴……助けて……)

仕事中で会えないのに携帯電話で柴に電話を掛けようとする。
今までは仕事中にかけるなんて一度もなかった。

(でも、かけないと。声でもいい……重ねないと俺はおかしくなる)

もうすでにおかしくなっているのに、それに気づかぬ細い指が震えながらボタンを押す。
そして矢印から受話ボタンへと指を滑らせ、あとは押すだけというところで……

「佐久間さーん!!」

元気な声が仁を呼び戻した。
呼吸を止めていた仁は「はっ」と短く酸素を吸い、視線を上げる。

「月嶋……く、ん」
「大丈夫ですか? まさか体調が……」

階段からの落下を目の当たりにしている月嶋の表情がかげる。

「そういうのじゃないよ。ちょっと考え事してただけ」
「それならいいんですけど。すごく汗かいてますよ?」
「え?」

急いで首筋に手を当てると冷たく濡れていた。嫌な汗が滲むほど、要との距離を恐れている。身体がここまで反応してしまうのは自分自身が脆いからなのか、それとも果てしない距離に恐れを抱いているのか、もしくは別の何か……遠距離をしたことがない、というよりそれから逃げ続けていた仁には皆目見当もつかない。

その時、まだ仁の顔を覗き込む後輩に、仁は昔を思い出した。

「月嶋君」
「はい!」

元気よく返事をする月嶋からは彼の辛い恋愛は微塵も感じない。

「今日の夜空いてる?」
「今日ですか? 大丈夫ですよ?」
「ミラー副部長と予定とか入ってない?」
「もちろん大丈夫です! どうかしたんですか?」
「ちょっと聞きたいことがあって……いや、でも……」

(要を振っておいて、恋愛相談なんて……こんなのずるくないか?)

どうにか糸口を見つけようとする仁を、再びプライドが邪魔をする。

「やっぱりいいや」
「ダメです!」

力強い拒否に仁は、壁に背中をぶつけた。

「今日絶対にご飯行きましょう! 佐久間さんの話を聞くまで僕帰りませんからね! 今約束しました。時間はまた連絡します!」

先輩を気遣って強引に約束を取り付けた後輩は、仁を心配してのことだった。
スキップしながら去っていく背中を見つめ、額の汗をぬぐった。

(また……俺は人に助けられている……でも……)

──無意識に要との復縁の方法を探している。

別れるも、逃げるも、復縁も……もうどれが仁の本体がしている行動なのかわからなくなっていた。

本当は仁自身が一番自分のとるべき方法を見いだせていないのだ。

そして、柴に今日は無理だと連絡を入れると「まさか他の男か?」と返信が来た。
もちろん月嶋と身体を重ねるつもりはないため、否定の返事をする。

ちょうど送り終えた時、ロビーに月嶋がやってきて、久しぶりに二人で夜の街へと足を運んだ。

 思い返せば月嶋と飲みに行くのは相当久しぶりだ。職場でもたまに廊下で挨拶するか、食堂で昼ご飯を共にするくらいになっていて、この前飲みに行った時は要と付き合う前だった。

「体調大丈夫ですか?」

と店につき、飲み物を頼み終えて心配そうな顔を向けて聞いてくる。

「大丈夫だよ! この前ごめんね、驚かせたよね?」
「はい。でも……無事でよかったです」

 気の抜けた安堵の表情は、自分より若々しい、しかし仁からすると月嶋は、見習うべき存在なのだ。今ではこんなに笑顔の月嶋にも苦悩の日々があった。彼も同じく遠距離恋愛をしていて、それは仁や要の比ではない。日本とイギリスという果てしない距離、そして時差によって共通の時間を奪われた二人の恋愛は、半年前に良い意味で終わった。その間、大好きだった月嶋に猛アタックしていたのは今では懐かしい思い出になっている。

(あの時と同じだ)

今、柴が要の代わりになっているように、仁はミラー副部長の代わりになろうとした。それで落とせると確信していたのは、自分自身もこうやって落ちているのが証拠だ。それが一つの手段として自分の中で合法化されているのだ。本当に卑怯だ。昔も、そして今していることも。

「月嶋君」
「何ですか?」

メニュー表から顔をあげこちらを見つめてくる綺麗な瞳。かたや……

(こんな卑怯な、二回も要を振ってしまった自分がまだ何か解決の糸口を見つけようとしてもいいのだろうか)

と会社でのプライドが再び邪魔をし、本音を閉ざした。
なかなか素直になれず、おしぼりから水分が出るのではのというほど握りしめる。

「何もない。いっぱい食べようね」
「はい! 佐久間さん最近痩せすぎてますからね!」

もう一度挑戦しようと口を開くが聞けなかった。
月嶋が店員を呼ぶと、木曜日で客も少なかく、すぐに来てくれた。

「お伺いいたします」
「唐揚げと、南蛮キチンと……軟骨の唐揚げと……あと焼き鳥のオススメ盛り合わせで!」
「以上でよろしいですか?」

店員が仁を見る。

「あ、すいません。枝豆と大根サラダも」

再度、店員がメニューを確認して去っていく。

「そんなにお肉食べたかったの?」
「だって佐久間さん痩せているから!」

キラキラした笑顔を向けてくるが、流石に30歳になる身体には応えるかもしれない。

「ふふふ」
「どうしたの?」
「昔、僕が落ち込んでいた時もこうやってお肉食べたんですよ。思い出しちゃって」
「へぇ」
「松田さんが食堂で三人前くらい定食頼んだのが原因なんですけどね! ビックリしちゃいましたよ、全部食べましたけど!」
「かな……松田くんが?」
「はい! でも、それがおかしくて、凄く元気になったんです! だから佐久間さんにも元気になってほしいなって。松田さんはもういないけど、僕がその伝統を受けつぎますよ!」
「……」
「あっ、でもさすがに宮野さんに同じことは出来ないなぁ……」

宮野というのは、要の代わりにインテリア事情部に配属された女性の新入社員で、月嶋は、彼女の教育係を任されている。要のしたことが果たしてインテリア事業部に伝わる伝統なのかは分からないが、それで人が一人救われているのは確かだ。そしてそれは月嶋に受け継がれ、また誰かを救おうとしている。立場は違えど、横で一緒に過ごした人物を失ったことに変わりはないのに、月嶋は辛くても忘れようとはしていない。

(俺は、このまま忘れてもいいのだろうか)

「月嶋君」
「はい! どうしましたか?」

立場は違えど、前を向き続ける後輩に、仁は覚悟を決めた。

「ちょっと相談があるんだけど」

真剣な表情に月嶋も何かを感じ取り、真面目な表情になっていく。

「はい! なんでも聞きますよ!」
「……月嶋君、遠距離恋愛の時、他の人を代わりにしようとか思った?」

単刀直入に聞いたのは、曖昧な質問をするのと、真面目に相談に乗ってくれる彼に失礼だと思ったからだ。
そんな月嶋は顔が曇り、眉間に皺を寄せた。

答えを聞くのが怖かった。
これを聞けばもしかするとさらなるどん底に落とされるかもしれない。

それでも仁は微かな望みに手を伸ばした。

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