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本編
2話目 / 3話目
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『2話目・テンプレお嬢様と私 / 更楽茄子』
『皆様お待たせしましたぁ、これより皆様に先ほど選んでもらいましたぁ、スキルを差し上げますぅ』
そこにいた多数の若者達に、空から光が降り注いでゆく。
『習得したスキルはぁ、ステータスで見れますのでぇ、確認しておいてくださいぃ』
「おっ?。俺はジョブが聖騎士だ!。やったぜ!」
「オレは暗黒騎士だ。ふっ…封印されし左目が疼くわ…」
「あーしは大魔法使いかぁ」
各々が自分のステータスを確認して盛り上がっている。
「あら?。貴女はどんなスキルを選びましたの?」
目の前に縦ロール金髪お嬢様口調の、テンプレみたいな美人が来た。
「わたくしは全快を選びましたの。ジョブは聖女ですのよ。オーホッホ…」
こんな風に笑う人、リアルで初めて見たかもしれない……ホントにいるんだ。
「ところで、貴女は……え?、ジョブが鍵師って、なんですの?」
どうやら、私のジョブは【鍵師】らしい。
【スキル:鍵 (開錠 & 施錠)】を選んだら勝手にこれになっていた。
「…えーっと、これってどう考えても戦闘職ではありませんのよね?」
「…ですね」
「まさか、間違えて選んでしまいましたの?。今ならまだ間に合うかもしれませんので、早く女神様に言った方が?」
「私が……私がこれを選んだんです」
「…そ、そうなのですの?。それなら仕方ないですわね。お互い頑張りましょう」
そう言うと、テンプレお嬢様は別のこの子のところに行って、また話をしてる。
他人と話すのは、本当に疲れます…。
───────────────────────
『3話目・初期装備と私 / 更楽茄子』
『皆様ぁ、スキルの確認は終わりましたかぁ?。もし万が一間違いがあるようでしたらぁ、ここの空間を出るまでなら変えれますのでぇ、言ってくださいねぇ?』
間延びした女性の声が響く。
『大丈夫そうなのでぇ、皆様に初期装備品を差し上げますぅ。これから大変でしょうけどぉ、頑張って魔王討伐を達成してくださいねぇ』
すると、全員の目の前に木の宝箱が出現する。
当然私の目の前にも出てきている。
開けてみると、中には一振りの短剣と、革鎧っぽいもの、あとお金が入ってそうな袋が見えた。
周囲を見ると、自分のジョブによって入ってた装備が違うであろう事に気付く。
ある男性は白銀の鎧と剣と盾、ある男性は漆黒の鎧と禍々しい大鎌。
そしてある女性はテンプレ魔法使いみたいなローブと杖。
さっき私に話しかけてきたテンプレお嬢様は、純白の司祭みたいな服と十字架のデザインされた杖を持っていた。
装備品やアイテムを取り出し終わると、宝箱は消えるようで、他の人の開けた空箱が足元で邪魔という事はないみたいだ。
『それではぁ、あちらの世界への転移を行いますぅ。皆様はぁ、この世界の希望なのでぇ、くれぐれも無理だけはぁ、しないでくださいねぇ』
声が響くと、また体が光り出したかと思うと、周りの人達がどんどん消えていく。
そして私も、宝箱を持ったまま光に包まれ、どこかへ飛ばされた。
『皆様お待たせしましたぁ、これより皆様に先ほど選んでもらいましたぁ、スキルを差し上げますぅ』
そこにいた多数の若者達に、空から光が降り注いでゆく。
『習得したスキルはぁ、ステータスで見れますのでぇ、確認しておいてくださいぃ』
「おっ?。俺はジョブが聖騎士だ!。やったぜ!」
「オレは暗黒騎士だ。ふっ…封印されし左目が疼くわ…」
「あーしは大魔法使いかぁ」
各々が自分のステータスを確認して盛り上がっている。
「あら?。貴女はどんなスキルを選びましたの?」
目の前に縦ロール金髪お嬢様口調の、テンプレみたいな美人が来た。
「わたくしは全快を選びましたの。ジョブは聖女ですのよ。オーホッホ…」
こんな風に笑う人、リアルで初めて見たかもしれない……ホントにいるんだ。
「ところで、貴女は……え?、ジョブが鍵師って、なんですの?」
どうやら、私のジョブは【鍵師】らしい。
【スキル:鍵 (開錠 & 施錠)】を選んだら勝手にこれになっていた。
「…えーっと、これってどう考えても戦闘職ではありませんのよね?」
「…ですね」
「まさか、間違えて選んでしまいましたの?。今ならまだ間に合うかもしれませんので、早く女神様に言った方が?」
「私が……私がこれを選んだんです」
「…そ、そうなのですの?。それなら仕方ないですわね。お互い頑張りましょう」
そう言うと、テンプレお嬢様は別のこの子のところに行って、また話をしてる。
他人と話すのは、本当に疲れます…。
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『3話目・初期装備と私 / 更楽茄子』
『皆様ぁ、スキルの確認は終わりましたかぁ?。もし万が一間違いがあるようでしたらぁ、ここの空間を出るまでなら変えれますのでぇ、言ってくださいねぇ?』
間延びした女性の声が響く。
『大丈夫そうなのでぇ、皆様に初期装備品を差し上げますぅ。これから大変でしょうけどぉ、頑張って魔王討伐を達成してくださいねぇ』
すると、全員の目の前に木の宝箱が出現する。
当然私の目の前にも出てきている。
開けてみると、中には一振りの短剣と、革鎧っぽいもの、あとお金が入ってそうな袋が見えた。
周囲を見ると、自分のジョブによって入ってた装備が違うであろう事に気付く。
ある男性は白銀の鎧と剣と盾、ある男性は漆黒の鎧と禍々しい大鎌。
そしてある女性はテンプレ魔法使いみたいなローブと杖。
さっき私に話しかけてきたテンプレお嬢様は、純白の司祭みたいな服と十字架のデザインされた杖を持っていた。
装備品やアイテムを取り出し終わると、宝箱は消えるようで、他の人の開けた空箱が足元で邪魔という事はないみたいだ。
『それではぁ、あちらの世界への転移を行いますぅ。皆様はぁ、この世界の希望なのでぇ、くれぐれも無理だけはぁ、しないでくださいねぇ』
声が響くと、また体が光り出したかと思うと、周りの人達がどんどん消えていく。
そして私も、宝箱を持ったまま光に包まれ、どこかへ飛ばされた。
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