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チャプター5 シャモギの項2
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山の向こうの暗闇で、小さな星々の輝きがぽつぽつと瞬いている。肌を冷たくさする空気の流れる中で、風の囁く不気味な森の妖気がこっちの様子をつぶさに観察しているような気がした。
長く鋭く伸びた生い茂る草をかきわけながら、星の光の下で薄っすらと照らされた昏い獣道を覗き込む。大粒の石がごろごろしている道なりが続いていて、腐った木と泥の臭いが鼻をついた。
遠くの方から、夜の生き物たちのか細くも長く響く鳴き声が、繰り返し聴こえてきた。人里はすぐ近くにあるはずなのだけど、まるで人間の生活圏から大分離れているような感じがする。
ふと、ぼくのお腹がきゅるきゅると音を立てて鳴っているのに気づく。ぼくの場合、こればっかりはどうにもならず、もし傍に人間が居たら、怪しまれていたかもしれない。
お腹が空いていた。
思えば、まえの食事のために近くの村の墓場に下りた日から、幾日が過ぎたのか、もう忘れてしまった。大分日がたっている気はするから、多分、近い日のうちにアキゴさんが次の食料調達の段取りを整えてくれると思うけど、なんだか、それがまだまだずっと先延ばしになってしまうような気がしてきた。
ぼくは何かに突き動かされるように、一歩、また一歩と近くの村のある方へと下りていく。心のどこかにある、前に進むぼくを抑えようとする意識が働いたが、それもむなしく、ぼくの歩みは止まらなかった。
人里の特有の匂いが、一際強く漂ってきた。ぼくはじっと息をひそめ、自分の感覚を夜の森全体に溶け込ませる。こうすると、村の人間たちは誰もぼくの存在に気づくことはないのだから、勝手を知ってみると、とても便利な能力だと思う。
でも、また意識すると空腹が急激に増していく。こうやって妖魔の能力を使えば使うほどそれだけ元気を消耗し、ますますお腹を空かしてしまうんだ。
このまま帰ろうかな――そう考えたけど、今はまだ、みんなが寝静まっている夜の闇の中。もう少し……あと少し、勇気を出して進めば、お腹を満たせるのに――ぼくの渇望が、頭の中をぐるぐると駆け巡り始めている気がした。
ここで戻っても、仲間の目を盗んで一座を抜け出したことがバレてしまう恐れがあるのに変わりはないし、ぼくにとって、村は目と鼻の先も同然だった。
ぼくは決心した。
全身から沸き起こる気を暗黒の中へと完全に同化させて、さっと両手を地面の上に突き出す。さながら、四つ足の狼のような姿勢。
ぼくは勢いよく地面を蹴って、思いっきり走った。夜の風と一緒になって疾走しているような一体感。お腹は空いていたけど、ぼくはこうやって一つの動物となって風と共に走る時が好きだ。何も考えなくてよいし、ただ本能の命じるままに駆けていくのは、とても爽快感に満ちている。
あとは、この先で空腹を満たすことができれば、何も言うことはない。
ごくわずかな時間で、人間の生活圏に侵入した。民家があちこちに点在している。もっと走っていたかったけど、ここから先は慎重に進む必要がある。走り終わったあとで、まず腹の虫を静かにさせるのが、何よりも優先するべきことだった。
墓のある場所は一座の仲間による事前の調査で知らされていたので、とうに目星はついていた。暗がりの中、まだ起きている人間たちの気配はほとんどない。動いている人間の息遣いがまばらに存在するのは感じられたけど、恐れるほどのものではなかった。
ぼくは急いていた。人間に気取られるのは避けなければいけなかったけど、周囲にたくさんの人間がいる場所であるのに違いはなかったから、なるべく手早く用事を済ませるのにこしたことはない。
ぼくは地を蹴り、夜空へ向かって高く飛びあがった。冷たいけれど、水分を含んだ澄んだ空気の層を直に感じるのは悪いものじゃない。そのまま降下していき、藁葺き屋根の上に降り立った。
水分を含んでいる弾力感のある藁の感触を踏みしめる。少し音が響いたけど、人に気づかれるほどのものじゃないだろう。気配を消したまま屋根伝いに進み、次々と飛び移っていく。
やがて、村の隅の裏山のふもとにある、おぼろげな月明かりに照らされた夜の墓所が目に飛び込んできた。
何度か繰り返し確認したけど、周囲に人の気配はない。ぼくは意を決し、急いで墓場に入り込んだ。獣の嗅覚を研ぎ澄まし、肉の在り処を探った。
それはすぐにわかった。まだ腐りきっていない死肉の匂いが漂っている。ぼくは無意識のうちに、小さく舌なめずりをしていた。
再度、周りに人間がいないかを確認する。近くに人の気配はない。大丈夫、安全だ。安心したぼくは、真新しい生木の墓標に近づいた。
おそらく、最近掘り起こしたものだろう。湿っている土が小さな山のように積み重なっている。その下からは、未だ彷徨っている霊気らしきものがひしひしと伝わってくるような気がした。
もう一度、周囲の気配を探る。もちろん、人のいる気配は感じられない。安全を確かめてから、両手を犬の前足のように使って、墓に積み上げられている土を掘り起こし始める。
人の手が加わった土はとても柔らかくて、簡単に掘り進むことができた。ある程度掘ったところで、何か硬い物の感触があった。間違いない、まだ皮のついている人間の骨だ。
月の下にさらけ出された人間の屍。肉がぶよぶよしていて形が崩れかかっていたけど、つい最近埋葬された、年をとった女の人のものであることは何となくわかる。ぼくは、流れ出した唾液の味を口の中に感じていた。
以前なら、ここで迷ってしまっていた。でも、アキゴさんが言っていたんだ。妖魔であるのは決して恥ずべきことじゃないって。
ぼくは掘り出した屍の胸の辺りに喰らいついた。ずっと欲しかった、人間の肉。腐りかかってはいたけど、確かな歯ごたえがあり、味は塩っぽく、少しだけ酸味があった。地中の虫が肉に混ざっていたけれど、ぼくは構うことなく、一緒にかみ砕いた。
ぼくは食べることばかりに夢中になっていた。何しろ、久しぶりだったから、空腹が満たされていく快感に抗えなかった。それで、つい警戒を怠っていたんだ。
がた、と物音がした。ぼくは飛び上がりそうになるほど驚いた。慌てて顔を上げて後ろへ振り返り、こちらを見つめたまま立ち尽くしている人間の姿を凝視した。
夜間だったから、その男の人はまだぼくの正体を掴めていなかったのだと思う。でも、ぼくは暗闇でも眼がよく見えるから、相手の姿かたち、細かな表情の変化も詳しくわかった。
突然、その人は怒号とも悲鳴ともつかない、恐ろしい声を張り上げた。ぼくも思わず驚きの声を上げ、急いで踵を返した。そのまま、追い立てられた兎のように駆けた。
騒ぎを聞きつけた人間たちの動きが活発になっている。ぽつぽつと明かりが灯り、村の人たちの声があちこちから響いた。
ぼくはひたすらに走り続けた。駆けて、駆けて……一目散に逃げていき、誰にも会うことなく、一座の仲間の溜まり場まで来た。
息が苦しい。心臓がバクバクと鳴っている。いつもはこれだけ走ってもこんなに疲れないのに。
暗がりの中、心配そうにぼくを見つめる人の姿。お姉ちゃんだった。
「シャモギ……?」
お姉ちゃんはぼくの名前を呼び、そのまますぐ近くまで来て、ぼくの顔を覗き込んだ。
ぼくは……思わず、泣き出していた。お姉ちゃんの胸へ飛びつくようにして、抱き着いた。お姉ちゃんは驚いた様子だったけど、すぐにぼくを安心させるように、ぼくの背中を優しくさすってくれた。
ようやく落ち着きを取り戻したぼくは、お姉ちゃんの温もりの中で安堵していた。
その日、村は騒然となった。墓場を荒らし、掘り起こしたのは明らかに野犬の仕業ではないと皆が騒ぎ、大規模な捜索が始まった。ぼくたちは急いで一座をたたみ、遠くの地方へ逃げなければいけなくなった。
騒ぎの発端がぼくであることは、一座のみんなにすぐバレてしまった。それでも、お姉ちゃんはぼくを責めたりはせず、ただひたすらに仲間たちに謝り続けた。
お姉ちゃんは悪くないのに――ぼくを庇おうと、必死になってみんなに謝るお姉ちゃんを見ているうちに、ぼくの心は重い罪悪感でいっぱいになっていったんだ……。
長く鋭く伸びた生い茂る草をかきわけながら、星の光の下で薄っすらと照らされた昏い獣道を覗き込む。大粒の石がごろごろしている道なりが続いていて、腐った木と泥の臭いが鼻をついた。
遠くの方から、夜の生き物たちのか細くも長く響く鳴き声が、繰り返し聴こえてきた。人里はすぐ近くにあるはずなのだけど、まるで人間の生活圏から大分離れているような感じがする。
ふと、ぼくのお腹がきゅるきゅると音を立てて鳴っているのに気づく。ぼくの場合、こればっかりはどうにもならず、もし傍に人間が居たら、怪しまれていたかもしれない。
お腹が空いていた。
思えば、まえの食事のために近くの村の墓場に下りた日から、幾日が過ぎたのか、もう忘れてしまった。大分日がたっている気はするから、多分、近い日のうちにアキゴさんが次の食料調達の段取りを整えてくれると思うけど、なんだか、それがまだまだずっと先延ばしになってしまうような気がしてきた。
ぼくは何かに突き動かされるように、一歩、また一歩と近くの村のある方へと下りていく。心のどこかにある、前に進むぼくを抑えようとする意識が働いたが、それもむなしく、ぼくの歩みは止まらなかった。
人里の特有の匂いが、一際強く漂ってきた。ぼくはじっと息をひそめ、自分の感覚を夜の森全体に溶け込ませる。こうすると、村の人間たちは誰もぼくの存在に気づくことはないのだから、勝手を知ってみると、とても便利な能力だと思う。
でも、また意識すると空腹が急激に増していく。こうやって妖魔の能力を使えば使うほどそれだけ元気を消耗し、ますますお腹を空かしてしまうんだ。
このまま帰ろうかな――そう考えたけど、今はまだ、みんなが寝静まっている夜の闇の中。もう少し……あと少し、勇気を出して進めば、お腹を満たせるのに――ぼくの渇望が、頭の中をぐるぐると駆け巡り始めている気がした。
ここで戻っても、仲間の目を盗んで一座を抜け出したことがバレてしまう恐れがあるのに変わりはないし、ぼくにとって、村は目と鼻の先も同然だった。
ぼくは決心した。
全身から沸き起こる気を暗黒の中へと完全に同化させて、さっと両手を地面の上に突き出す。さながら、四つ足の狼のような姿勢。
ぼくは勢いよく地面を蹴って、思いっきり走った。夜の風と一緒になって疾走しているような一体感。お腹は空いていたけど、ぼくはこうやって一つの動物となって風と共に走る時が好きだ。何も考えなくてよいし、ただ本能の命じるままに駆けていくのは、とても爽快感に満ちている。
あとは、この先で空腹を満たすことができれば、何も言うことはない。
ごくわずかな時間で、人間の生活圏に侵入した。民家があちこちに点在している。もっと走っていたかったけど、ここから先は慎重に進む必要がある。走り終わったあとで、まず腹の虫を静かにさせるのが、何よりも優先するべきことだった。
墓のある場所は一座の仲間による事前の調査で知らされていたので、とうに目星はついていた。暗がりの中、まだ起きている人間たちの気配はほとんどない。動いている人間の息遣いがまばらに存在するのは感じられたけど、恐れるほどのものではなかった。
ぼくは急いていた。人間に気取られるのは避けなければいけなかったけど、周囲にたくさんの人間がいる場所であるのに違いはなかったから、なるべく手早く用事を済ませるのにこしたことはない。
ぼくは地を蹴り、夜空へ向かって高く飛びあがった。冷たいけれど、水分を含んだ澄んだ空気の層を直に感じるのは悪いものじゃない。そのまま降下していき、藁葺き屋根の上に降り立った。
水分を含んでいる弾力感のある藁の感触を踏みしめる。少し音が響いたけど、人に気づかれるほどのものじゃないだろう。気配を消したまま屋根伝いに進み、次々と飛び移っていく。
やがて、村の隅の裏山のふもとにある、おぼろげな月明かりに照らされた夜の墓所が目に飛び込んできた。
何度か繰り返し確認したけど、周囲に人の気配はない。ぼくは意を決し、急いで墓場に入り込んだ。獣の嗅覚を研ぎ澄まし、肉の在り処を探った。
それはすぐにわかった。まだ腐りきっていない死肉の匂いが漂っている。ぼくは無意識のうちに、小さく舌なめずりをしていた。
再度、周りに人間がいないかを確認する。近くに人の気配はない。大丈夫、安全だ。安心したぼくは、真新しい生木の墓標に近づいた。
おそらく、最近掘り起こしたものだろう。湿っている土が小さな山のように積み重なっている。その下からは、未だ彷徨っている霊気らしきものがひしひしと伝わってくるような気がした。
もう一度、周囲の気配を探る。もちろん、人のいる気配は感じられない。安全を確かめてから、両手を犬の前足のように使って、墓に積み上げられている土を掘り起こし始める。
人の手が加わった土はとても柔らかくて、簡単に掘り進むことができた。ある程度掘ったところで、何か硬い物の感触があった。間違いない、まだ皮のついている人間の骨だ。
月の下にさらけ出された人間の屍。肉がぶよぶよしていて形が崩れかかっていたけど、つい最近埋葬された、年をとった女の人のものであることは何となくわかる。ぼくは、流れ出した唾液の味を口の中に感じていた。
以前なら、ここで迷ってしまっていた。でも、アキゴさんが言っていたんだ。妖魔であるのは決して恥ずべきことじゃないって。
ぼくは掘り出した屍の胸の辺りに喰らいついた。ずっと欲しかった、人間の肉。腐りかかってはいたけど、確かな歯ごたえがあり、味は塩っぽく、少しだけ酸味があった。地中の虫が肉に混ざっていたけれど、ぼくは構うことなく、一緒にかみ砕いた。
ぼくは食べることばかりに夢中になっていた。何しろ、久しぶりだったから、空腹が満たされていく快感に抗えなかった。それで、つい警戒を怠っていたんだ。
がた、と物音がした。ぼくは飛び上がりそうになるほど驚いた。慌てて顔を上げて後ろへ振り返り、こちらを見つめたまま立ち尽くしている人間の姿を凝視した。
夜間だったから、その男の人はまだぼくの正体を掴めていなかったのだと思う。でも、ぼくは暗闇でも眼がよく見えるから、相手の姿かたち、細かな表情の変化も詳しくわかった。
突然、その人は怒号とも悲鳴ともつかない、恐ろしい声を張り上げた。ぼくも思わず驚きの声を上げ、急いで踵を返した。そのまま、追い立てられた兎のように駆けた。
騒ぎを聞きつけた人間たちの動きが活発になっている。ぽつぽつと明かりが灯り、村の人たちの声があちこちから響いた。
ぼくはひたすらに走り続けた。駆けて、駆けて……一目散に逃げていき、誰にも会うことなく、一座の仲間の溜まり場まで来た。
息が苦しい。心臓がバクバクと鳴っている。いつもはこれだけ走ってもこんなに疲れないのに。
暗がりの中、心配そうにぼくを見つめる人の姿。お姉ちゃんだった。
「シャモギ……?」
お姉ちゃんはぼくの名前を呼び、そのまますぐ近くまで来て、ぼくの顔を覗き込んだ。
ぼくは……思わず、泣き出していた。お姉ちゃんの胸へ飛びつくようにして、抱き着いた。お姉ちゃんは驚いた様子だったけど、すぐにぼくを安心させるように、ぼくの背中を優しくさすってくれた。
ようやく落ち着きを取り戻したぼくは、お姉ちゃんの温もりの中で安堵していた。
その日、村は騒然となった。墓場を荒らし、掘り起こしたのは明らかに野犬の仕業ではないと皆が騒ぎ、大規模な捜索が始まった。ぼくたちは急いで一座をたたみ、遠くの地方へ逃げなければいけなくなった。
騒ぎの発端がぼくであることは、一座のみんなにすぐバレてしまった。それでも、お姉ちゃんはぼくを責めたりはせず、ただひたすらに仲間たちに謝り続けた。
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