転移先は迷宮入り口でした~レアアイテムと交換できるモノリスのお蔭で無双します~

まるせい

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第39話 違和感

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「さて、今日で休養は終わりにして明日からのことなんだけど……」

 ユグドラシル迷宮でドラゴンと対峙してから二日が経過した。

 当初の予定通り、俺とキキョウは二日間ゆっくりと休養を摂ると、迷宮に潜る算段を整えていた。

「取り敢えず、新しく火属性剣も手に入れたし万が一の予備も用意したからな。ボス部屋くらいならいけると思うんだが……」

 現時点でドラゴンを倒せるイメージが湧かないので、もうしばらくは二階に籠った方が良い。

 ボス部屋を攻略することでもしかするとドラゴン特攻の武器やブレスを反射する防具など何かしら有利になるアイテムが出てくる可能性だってある。

 一度駄目だったからと言って、諦めるわけにもいかないので俺は次の行動についてキキョウに話し掛けていたのだが……。

「どうした、キキョウ。食事もあまりすすんでいないようだけど?」

 この二日の間、キキョウはどこか元気がないように見える。
 俺が話し掛けても曖昧な笑みを浮かべるし、日中はどこかに消えてしまい戻ってくるのは夕飯時。食事を終えると直ぐに寝てしまうので、話をすることができなかった。

「ちょっと、気分がすぐれないようで……」

「大丈夫か? 熱があるんじゃ?」

 俺がおでこに手を当てで熱を測ろうと近付くと、

「い、いえ……。そこまでは大丈夫です。ただちょっと調子が出ないといいますか……」

「ならいいけど、何かあったら俺を頼ってくれ。俺たちはともに迷宮を攻略するパートナーなんだからな」

 あまり無理をしてほしくないので、俺はできるだけ明るく彼女に接した。

「そう……ですね……」

 だが、彼女は唇を震わせると俯いてしまった。

「あの……やはり気分がすぐれないので、今日はお先に休ませていただきます」

 俺の返事を待つまでもなく席を立つと、彼女はここ数日離れた場所に移動した寝床に布団を敷くと背を向けて寝てしまった。

 俺はそんな彼女の様子が気になったが、なんと声を掛けるべきかわからず食事に戻るのだった。


「じゃあ、取り敢えず二階のボスに挑むってことでいいか?」

 翌日になり、朝食を摂って準備を整えた俺は、キキョウに本日の狩りについて確認をした。

「ええ、それで構いませんよ」

 昨晩とは違い、普段通りの様子を見せるキキョウだが、どこかから元気にみえる。

「それにしても、前回の狩りで得たptでは新しいアイテムが解放されなかったのは残念ですね」

 現在、俺が18万pt程でキキョウが17万pt程保有している状態になった。

 これまでの傾向から15万ptで何か新しいアイテムが解放されるのではないかと予測いしていたのだが、特に何もなかった。

「流石に20万ptなら何か解放されると思うけど、便利アイテムは高いから中々溜まらないんだよな……」

 先程の買い物で脱出石やらいろいろ揃えたので、目標に到達させるためにはより一層狩りをし続けなければならない。

「まあまあ、頑張って一杯稼げば平気でしょう! 今日からまた張り切って狩りをしましょう」

 妙にやる気を出すキキョウに俺は首を傾げるのだった。
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