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キュンキュン!近所に住む美少女が気になる俺は公園に誘ったら・・・とんでもないことに!

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近所に住む美少女が気になってしょうがない。
「ああ、あんな美少女と話がしたい」
そう考えると眠れない。
次の日。
思い切って俺は話しかけてみたんだ。
「ねえ、お兄さんと楽しいお話をしようよ」って。
そしたら、首を左右に振って、話せないというジェスチャーをしてきた。
「話せないのか・・・ならさ、一緒に公園で遊ぼうよ」
「・・・」
美少女は少し迷っていたが、首を縦に振り、OKのサインを伝えてきた。
「ヨシッ!!」
天にも昇るほど嬉しい気持ちになった俺は、美少女と手をつなぎ、公園へと向かった。
公園に着いた俺は、美少女と砂遊びをしたり、ブランコで遊んだ。
「ね、滑り台で滑ろうか」
美少女を抱えて、俺は滑り台で滑っていた。
ピピピピッ
「君、さっきからここで何をしてるんだ?」
警察官が俺に聞いてきた。
「なにって、女の子と遊んでるんですけど」
女の子なんていないけど?あのね、あなたが1人でブツブツ話しながら公園で遊んでて気持ち悪いって近所の人から苦情が来たんだよ」
「え?いや、1人じゃないですよ。近所の子供と遊んであげようと思って連れて来たんです」
「あのね、ちょっと詳しく話を聞きたいから、行こうか」
「ちょっと、俺は1人じゃないですから!」
「おっ、叩いたね?執行妨害で逮捕する!」
「そ、そんな!!叩いてません。俺は近所の子供と遊んでるだけです!はっ!」
少し離れた所に、さっきまで遊んでいた美少女が立っていて、俺を見て笑ってる。
そして、スーッと消えていった。
「ゆ、幽霊なのか?!」
そういえば、近所で女の子が誘拐されて、殺されたってニュースでやっていた。
いまだに事件の犯人は捕まっていない。
「君、2年前の少女誘拐事件の犯人に似てるね?!」
「俺じゃないですよ!!子供なんて誘拐してないですから!」
美少女に気安く話しかけるんじゃなかったと、ひどく後悔する俺だった。
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