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10年前に起こした事件を告白!友達は同情し、慰めてくれたが・・・

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10年前。
俺は夜道で女性を襲ったことを友達の博史に話した。
ずっと隠しておきたかったが、結婚する前に、誰かに話しておきたかったんだ。
「そうか。打ち明けてくれてありがとう」

博史は俺の肩をポンッと叩くと、「な、俺もお前が結婚する前に話しておきたかったことがあるんだ」
「え?なに?」
「ここではなんだからさ、ホテルに行こうよ」
「ホテル?い、いいけど」
俺は博史に促されて、ホテルに行くことになった。
部屋に入ると、博史は俺を力ずくでベッドの上に倒
した。
そして、穴に突っ込んできて、「こうやって犯したんだよな?!」痛みと屈辱で涙を流す俺に向かって聞いてきた。

「ど、どういうことなんだよ・・・どうしてお前が知ってんだよ」
「10年前は朋絵っていう女だったんだよ!今は男になってるけどな」
「え!!俺が襲った女かよ!」
こんなにも容姿が変わるのか?!!
色白で細いスタイルの女が、今では日焼けした筋肉質の男になってるなんて!

「俺はお前に近づくために男になった。そして、復讐をする日を狙ってたんだよ!」
「うう、痛い!許してくれ!あああ」
穴が切れるかと思うほどひどく突っ込まれた俺は、土下座をして、許しを請う。
「あとは刑務所で罪を償うんだな」
博史に促されて、俺は出頭した。
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