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町の日常
15.過ち~後悔
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隣で眠っているはずのしき紫を想像するが、冷たいだけのベッド。
孤児院で一緒に寝ていた幼い頃が懐かしい。
日ごと綺麗になる紫に他の男が近づかないように牽制しながら、大切な温もりを抱えていられた。。
眠くなってきたので瞼を閉じた。
懐かしい、忘れられない気配で目が覚めた。
まだ会えない幼馴染の恋人は、陰のある儚い笑顔で微笑んでいる。
忘れてはいけない。
きっと、どこかで生きているはずだから。
決着がついていないから、納得できていない。
納得、できるわけがない。
後悔の記憶は、責めるように繰り返される。
肌寒い気候だったあの日、病院の付き添いの帰りに立ち寄った公園。
「別れたい」と言う恋人の紫に結婚の申し込みをした。
でも、断られた。
「自分ですら世話をしきれない私には、誰かを支える資格がない」と俯いた。
俺の幼馴染は、体が丈夫ではなかった。
いつからか「ごめんね」が口癖で、影のある笑みを浮かべることが増えた。
義務教育が終わると同時に自覚した恋に、俺は決意した。
俺が、いつか紫を曇りない笑顔にする、と。
友人の白崎 翠は綺麗な笑顔で背中を押してくれた。
俺たちは両親に守られ育った後、高校生活を卒業して仕事に就く。
紫と二人だけの就職祝いを名目に会った夜、俺たちは幼馴染から恋人になった。
しかし、ある時、ひどく体調を崩した紫。
仕事が続けられなくなり、職場を去った。
だから、だろう。
原因はおそらく、体質と医者通いの現状。
きっと、先の見えない憂いが重なった時期に言うことではなかった。
「すぐに結論はださなくていい。考えてほしい」
「わかった。ありがとう」
泣きそうな顔で笑っていた。
後日。
仕事から帰るの途中、懐かしい人と再会した。
「単語白崎」
「はいの灰野!久しぶり」
一歩の間の先に華やかな笑みを浮かべて立つ白崎は、前にあった時より綺麗だった。
「元気そうだな」
「当然でしょー。あ、動かないで」
ふと、白崎が近づいてきた。
「な「…とれた。髪に糸くず、ついてたよ。った!」
「ありがとう。大丈夫?」
「平気。靴が合わなくて足が、ね」
せっかくだから、と居酒屋に誘った。
合わない靴で痛む足と体を支えるように手を差し出した。
話が弾んで、明日が休みだからと気が緩んでいた。
気づけば、知らないベッドに寝ていた。
隣には、何も着ていない白崎が眠っていた。
会えない日々が続いたある日、届いた紫からの手紙。
新しい仕事が決まった、と書いてあった。
その夜、電話をするが通じなかった。
疲れて寝ているのだろう、と俺も寝た。
あの時は、最後の肉声会話になると思っていなかった。
待っても来ない連絡の寂しさは、幸いにも仕事で紛らわせることができた。
新しい仕事に馴染むのが大変なんだろう、と考えていた。
「こう紅」
呼ばれている。
「紅」
遠くから聞こえる声に耳を寄せる。
「紅」
揺れた肩。
目を開けると、心配していると表情が言う紫がいた。
懐かしい。
高校の卒業旅行で泊ったときの思い出が再現されている。
夢だから、俺の心に都合がいいことも見られるんだろう。
「大丈夫。ありがとう」
「うん。おやすみ」
「おやすみ」
紫が眠ったのを確認すると、目を閉じた。
鳥の鳴き声に誘われ、目を開ける。
眩しい光に朝を知り、今日も虚しい現実が始まる。
一夜の後は偶然でも会わなくなった白崎。
罪悪感と安心が混ざり、苦さだけが残る。
紫はどこにいるんだろうか。
居場所が分からなくなって二か月が過ぎた。
一日の終わりに鳴らなかった電話へ内心でため息をつく日々。
会いたい。
もっと、早く会いに行けばよかった。
白崎と一夜を過ごして一方的に気まずくなり、仕事を理由に避けていた。
一か月後、決心して向かった紫の家は空だった。
管理人さんは「契約の更新はされなかった」と言っていた。
電話をしたくても、今いる場所が分からない。
待つしかない。
仕事を終え、向かうのは「定食屋 剛」。
店主の作刃 来春は、誰にでも優しい。
家事をする気力が無く、休日の町中を歩いていたある日。
空腹で倒れそうになっていたら、優しさに救われた。
家まで付き添ってくれ、情けない身の上話まで聞いてくれた。
「出張炊事をしています。試しにどうですか?」と見事な腕前を見せてくれた。
後日。
お店に行ったのが機会になり、通うようになった。
「外食ばかりでは体に良くない」と苦い顔をされたので、出張炊事を使い料理を教えてもらっている。
料理の基礎は知っているしできないことは無いが、一人では気力がでない。
「いらっしゃいませ」
珍しく、お客が少ない。
食べていれば仕事終わりの暖簾を見送る時間だった。
疑問と状況に自己完結し、案内された席に座る。
一つ向こうには、最近少しだけ話をするようになったお客がいた。
「灰野さん。こんばんは。
よければ一緒に食べます?
最近、話題の新しい料理」
「神堂さん。こんばんは。
話題?なんですね」
八百屋の息子さんがわざわざお店に持ち寄るくらいだから、きっと名品だろう。
決めていた料理を注文して、神堂さんが食べている料理を見た。
なんとなく、懐かしい香りがする。
「そうです。配達で行く機会があったんです。
定食屋 剛の先代店主が好敵手と認める宿が、です。
今までと少し趣向を変えた料理を始めたので、気になって…つい」
いつの間にか取り分けられていた料理。
せっかくなので頂くことにする。
「ありがとうございます。いただきます」
一口分を口に運び食べた瞬間、衝撃が脳天を駆け抜けた。
会いたい人の、一番食べたかった味だった。
「え?え?なんで、泣いて?どうしよう?」
「大丈夫ですか?」
「だい、じょうぶ、です。知り合いの料理に、似ていたので」
運ばれてきた料理は、今日も食欲を誘う香りと彩りだ。
「もしかして…無理に答えなくていいです。
知り合いって、もしかして探している方ですか?」
「はい」
気遣うような声は、とても優しく響いた。
同時に、箸が転がる音がした。
「ええと…?灰野さん、人探しをしているんですか?
その人かは分かりませんが…よければ今度一緒に近くまでいきませんか?
永遠亭という宿です」
「隣町だから、私もできることがあれば手伝います」
「ありがとうございます」
「…先に、料理を食べてください。
仞、新しい箸を用意します」
まだ湯気がたつ料理は、綺麗な見た目と香りで空腹感を刺激する。
「ありがとう。これは、剛の。
料理は揃ったことだし、ここで」
「そう、だな。ありがとう。
いただきます…っ!…、…勉強に、なった」
器を手に持ち、味わうように食べ空になった皿。
店主は苦い顔をして何かを考えていた。
孤児院で一緒に寝ていた幼い頃が懐かしい。
日ごと綺麗になる紫に他の男が近づかないように牽制しながら、大切な温もりを抱えていられた。。
眠くなってきたので瞼を閉じた。
懐かしい、忘れられない気配で目が覚めた。
まだ会えない幼馴染の恋人は、陰のある儚い笑顔で微笑んでいる。
忘れてはいけない。
きっと、どこかで生きているはずだから。
決着がついていないから、納得できていない。
納得、できるわけがない。
後悔の記憶は、責めるように繰り返される。
肌寒い気候だったあの日、病院の付き添いの帰りに立ち寄った公園。
「別れたい」と言う恋人の紫に結婚の申し込みをした。
でも、断られた。
「自分ですら世話をしきれない私には、誰かを支える資格がない」と俯いた。
俺の幼馴染は、体が丈夫ではなかった。
いつからか「ごめんね」が口癖で、影のある笑みを浮かべることが増えた。
義務教育が終わると同時に自覚した恋に、俺は決意した。
俺が、いつか紫を曇りない笑顔にする、と。
友人の白崎 翠は綺麗な笑顔で背中を押してくれた。
俺たちは両親に守られ育った後、高校生活を卒業して仕事に就く。
紫と二人だけの就職祝いを名目に会った夜、俺たちは幼馴染から恋人になった。
しかし、ある時、ひどく体調を崩した紫。
仕事が続けられなくなり、職場を去った。
だから、だろう。
原因はおそらく、体質と医者通いの現状。
きっと、先の見えない憂いが重なった時期に言うことではなかった。
「すぐに結論はださなくていい。考えてほしい」
「わかった。ありがとう」
泣きそうな顔で笑っていた。
後日。
仕事から帰るの途中、懐かしい人と再会した。
「単語白崎」
「はいの灰野!久しぶり」
一歩の間の先に華やかな笑みを浮かべて立つ白崎は、前にあった時より綺麗だった。
「元気そうだな」
「当然でしょー。あ、動かないで」
ふと、白崎が近づいてきた。
「な「…とれた。髪に糸くず、ついてたよ。った!」
「ありがとう。大丈夫?」
「平気。靴が合わなくて足が、ね」
せっかくだから、と居酒屋に誘った。
合わない靴で痛む足と体を支えるように手を差し出した。
話が弾んで、明日が休みだからと気が緩んでいた。
気づけば、知らないベッドに寝ていた。
隣には、何も着ていない白崎が眠っていた。
会えない日々が続いたある日、届いた紫からの手紙。
新しい仕事が決まった、と書いてあった。
その夜、電話をするが通じなかった。
疲れて寝ているのだろう、と俺も寝た。
あの時は、最後の肉声会話になると思っていなかった。
待っても来ない連絡の寂しさは、幸いにも仕事で紛らわせることができた。
新しい仕事に馴染むのが大変なんだろう、と考えていた。
「こう紅」
呼ばれている。
「紅」
遠くから聞こえる声に耳を寄せる。
「紅」
揺れた肩。
目を開けると、心配していると表情が言う紫がいた。
懐かしい。
高校の卒業旅行で泊ったときの思い出が再現されている。
夢だから、俺の心に都合がいいことも見られるんだろう。
「大丈夫。ありがとう」
「うん。おやすみ」
「おやすみ」
紫が眠ったのを確認すると、目を閉じた。
鳥の鳴き声に誘われ、目を開ける。
眩しい光に朝を知り、今日も虚しい現実が始まる。
一夜の後は偶然でも会わなくなった白崎。
罪悪感と安心が混ざり、苦さだけが残る。
紫はどこにいるんだろうか。
居場所が分からなくなって二か月が過ぎた。
一日の終わりに鳴らなかった電話へ内心でため息をつく日々。
会いたい。
もっと、早く会いに行けばよかった。
白崎と一夜を過ごして一方的に気まずくなり、仕事を理由に避けていた。
一か月後、決心して向かった紫の家は空だった。
管理人さんは「契約の更新はされなかった」と言っていた。
電話をしたくても、今いる場所が分からない。
待つしかない。
仕事を終え、向かうのは「定食屋 剛」。
店主の作刃 来春は、誰にでも優しい。
家事をする気力が無く、休日の町中を歩いていたある日。
空腹で倒れそうになっていたら、優しさに救われた。
家まで付き添ってくれ、情けない身の上話まで聞いてくれた。
「出張炊事をしています。試しにどうですか?」と見事な腕前を見せてくれた。
後日。
お店に行ったのが機会になり、通うようになった。
「外食ばかりでは体に良くない」と苦い顔をされたので、出張炊事を使い料理を教えてもらっている。
料理の基礎は知っているしできないことは無いが、一人では気力がでない。
「いらっしゃいませ」
珍しく、お客が少ない。
食べていれば仕事終わりの暖簾を見送る時間だった。
疑問と状況に自己完結し、案内された席に座る。
一つ向こうには、最近少しだけ話をするようになったお客がいた。
「灰野さん。こんばんは。
よければ一緒に食べます?
最近、話題の新しい料理」
「神堂さん。こんばんは。
話題?なんですね」
八百屋の息子さんがわざわざお店に持ち寄るくらいだから、きっと名品だろう。
決めていた料理を注文して、神堂さんが食べている料理を見た。
なんとなく、懐かしい香りがする。
「そうです。配達で行く機会があったんです。
定食屋 剛の先代店主が好敵手と認める宿が、です。
今までと少し趣向を変えた料理を始めたので、気になって…つい」
いつの間にか取り分けられていた料理。
せっかくなので頂くことにする。
「ありがとうございます。いただきます」
一口分を口に運び食べた瞬間、衝撃が脳天を駆け抜けた。
会いたい人の、一番食べたかった味だった。
「え?え?なんで、泣いて?どうしよう?」
「大丈夫ですか?」
「だい、じょうぶ、です。知り合いの料理に、似ていたので」
運ばれてきた料理は、今日も食欲を誘う香りと彩りだ。
「もしかして…無理に答えなくていいです。
知り合いって、もしかして探している方ですか?」
「はい」
気遣うような声は、とても優しく響いた。
同時に、箸が転がる音がした。
「ええと…?灰野さん、人探しをしているんですか?
その人かは分かりませんが…よければ今度一緒に近くまでいきませんか?
永遠亭という宿です」
「隣町だから、私もできることがあれば手伝います」
「ありがとうございます」
「…先に、料理を食べてください。
仞、新しい箸を用意します」
まだ湯気がたつ料理は、綺麗な見た目と香りで空腹感を刺激する。
「ありがとう。これは、剛の。
料理は揃ったことだし、ここで」
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