人形は瞼をとじて夢を見る

秋赤音

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舞う乙女は夜に咲く

1.一夜の姫

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「噂通り、ほんと、女みたいだな」

「そうですか」

「妊娠しないし、ヤれるし。
叩いてもギャンギャン喚くことないし。
いいとこ取りで最高」

裸で寝台に寝ている男性が話しかけてくる。
背から伸びてくる腕を避ける。早く帰りたい。

「もう一回くらい、いいだろ?」

「帰ります」

与えられた服を脱ぎ捨て、着ていた服を着る。
男性の部屋を出て、行きつけの飲み屋へ行く。
空いているカウンターへ座ると、
馴染みの店主が愛想のいい顔で俺を見た。

「ファレン。何にする?」

「今日のオススメを」

「だったら…新しいのが入ったから、
どう?まあまあ好評だよ」

「でしたら、そちらをお願いします」

少しすると、静かに置かれたそれには色がない。
透明なグラスに澄んだ色の液体が入っている。
花の香りがするそれを少しだけ口に含むと、
さっぱりした味が滑らかな舌触りで喉へ流れていく。

「どう?」

「飲みきってから、考えます」

「ありがとうございます」

結局、飲みやすかったので、もう一杯頼んだ。
店内に響く和やかな雰囲気が心地よい。
明るい声で店を出ていくお客たちを音楽にしながら、
グラスを空にする。
お金を置いて、席を立つ。

「ごちそうさま」

「待って。お釣を」

会計をしていた店主が慌てた声で俺を呼び止めた。

「お釣りは結構です。
できたらでいいので、同じものがあれば、また頂きます」

「わかった。ありがとうございます」

嬉しそうな表情を見届け、出口へ向かう。

「気をつけて帰ってね」

背中越しに聞こえた声へ、軽く手をあげて応える。
扉を開閉すると小さなベルが鳴り、
音の名残が耳の奥をぬけていった。

そのまま兵の仮眠寮へ向かう。
身を清めた後、そのまま寝台へ転がった。
避妊魔法を解く。
子宮がないので妊娠はしないが、
相手と自分の間に壁が作れるのが便利で使っている。

"どうせ生むなら、女の子がよかったわ"
両親の口癖だった。
俺を服装から仕草まで女性らしさを叩き込む両親。
家で唯一男性として扱ってくれる兄さんと、
兄さん教えてくれる武術だけが心の安らぎだった。
おかげか、優秀な兄と並ぶくらいには成長した。
しかし、体格は小柄なまま、
ついに成長がとまって成人を迎えた。

「姫。おはよう」

「おはようございます」

「冷たいなー。昨日ヤッた仲だろ?」

仕事場へ行くと、
待っていたように門の前に立っていた男性。
それを無視して歩いていると、
私の腕を掴んで足をとめさせた。

「何のことですか?仕事があるので、失礼します」

腕を払うと、再び歩き出す。
後ろで何か喚いているが、無視をした。
廊下の先に見えてくる扉。
新しい配属先に緊張しながら、それを叩いた。

「どうぞ」

「失礼します。おはようございます。
シェリアさん。1ヶ月ですが、ご指導お願いします」

「ファレンさん。おはようございます。
はい。私もお勉強させてください。
お願いします。早速ですが、
この書類の山を一緒に片付けてください」

潜入捜査が行われた後、
オルファさんは1ヶ月の休みをとっている。
後から聞いたことだが、
捜査方針が決まったときに実は決められていたらしい。
番のレミアさんも同じ期間の休みをとっている。
俺はオルファさんの代わりだ。

「はい」

仕事で扱う紙という紙が集められるこの場所は、
ある意味で戦場だ。
紙にある情報を読み、分類して書庫へ置く。
これも事後処理の一部。
同じ悲劇が起こらないように、
起こったときの早期解決のために大切な仕事。

あっという間に時間がたつと聞いてはいたが、
その通りだった。
ひどく疲れた気がする目と肩。
固まっている体を、おもいきり動かしたくなった。

「帰りました」

玄関を閉めると、
バタバタと大きく早い足音が聞こえてくる。

「ファレン!聞いてくれ。俺、今度結婚する。
武踏会で会った世界一カッコいい女性なんだ。
今度の休みに三人で手合わせしよう!」

大輪の花が華麗に咲いているような笑みだった。
しかし、相変わらずどこかずれている思考の発言に安らぐ。

「生まれ初めて負けたんだ。
鮮やかな手際で美しかった。
一目で惚れた。
翌日に参加した舞踏会で偶然会って求婚したら、
その場で承認されたんだ!皆も祝福してくれた」

「よかったですね。おめでとうございます」

「ファレンのことを話したら、ぜひ手合わせしたいと言っている。
楽しみにしているから、予定を空けてくれると嬉しい」

嵐のような話に圧倒されかけたが、
とても嬉しそうな兄を、
心から祝いたいと思う。

「わかりました。
まだ空いていましたから、安心してください。
俺も楽しみにしています」

「ありがとう!」

ふと、嫌な音が聞こえた。
ヒタヒタと近づいてくる。
兄が俺を庇うようにそちらを向いた。

「ファレン!また男性用の兵服を着てる。
女性なら女性服を着なさいって言っているのに」

「母さん。ファレンは男性だ。
それに規則は目的があって決めている。
好みだけで風紀を乱すわけにはいかない」

兵服や着替え、排泄行為は、体の性別に合わせる規則がある。
過去には心を基準にしていたこともあったが、
多くの問題が発生したことで、
今の規則に落ち着いたと聞いている。
生前の性別と新しい器が違う場合、
違和感が出てくる者が現れ始めた頃のことらしい。

「だったら、普段着る服だけでも…昔は着てくれたでしょう?
少しでいいから、親の願いを叶えて?ね?」

「母さん。いつまで子供の頃のことを言うの?
それで無理やりファレンを外出させたらどうなったか忘れた?
確かに妊娠しないけど、傷ついたことに変わりはない」

そんなこともあったな…と思う。
初めて人間に犯された瞬間、
攫われて、複数の男女が交互に、
一方的に俺の体で快楽を得ていた。
無理やり与えられた快楽でイかされ、
痛みと共に広げられた穴と液体が注がれる感覚。
俺の中の何かが狂った気がしたのは覚えている。

今では、兵士になる前も、なってからも、
相手はいつも男性。
それでもよかった。

当時は似たような事案が多く、
おかげで取り締まりが厳しくなっていて、
被害は減り続けていると聞いている。

「兄さん。ありがとう。もう大丈夫です。
母さんの幸せは夢にしかないようですから。
最近、相手の希望で着ることもありますし」

すると、勢いよくぐるんと俺に向き直る。
その顔は困惑を浮かべている。

「相手って…ファレンに女性服を着せたがる奴がいるのか?」

「物好きですよね。本当に。
女みたいだって悦んでます」

「え?え?ファレン、相手って…女性?男性?」

「男性だけど…どうしました?
妊娠させる可能性はないので、楽ですよ」

「ファレン…わかった。
俺が強い女性を探してくるからな!」

聞かれたことに答えただけで、
話がおかしな方向に進んでいる。
進み始めた気がする。
母さんも、なぜか目を輝かせている。

「兄さん?」

「そうね!ファレンは儚い女の子だもの。
守ってくれる男性が必要だわ。よろしくねー」

ヒタヒタと去っていく母さん。
兄さんは、しばらく唸っていたが何か思い出した様子。
スッキリした表情で俺をみて、部屋へ戻るよう手で促した。

自室で簡単に食事を済ませた直後、兄さんが来た。

「兄さん?」

「今度の武踏会。一緒に行こう。
相手とは一時になるかもしれないが、
それでも自分で見定めた方がいいと思う」

「わかりました。いつですか?」

「明日の朝から夕方まで」

「明日ですか?」

「先日に休みと言っていた。
何か予定はあるのか?」

明日は男性と会う約束をしていた。
しかし、それは夜の話なので問題ないと判断した。

「まあ…ないことはないですけど、問題ありません。
夕方からは用事がありますから、食事は外で食べて、
仮眠寮へ帰ります」

「わかった。せっかくだから、妻も呼ぶ。
強いから楽しみにしておけよ」

満足そうに笑みを浮かべて、部屋を出ていく。
久しぶりに兄さんと手合わせできる楽しみを胸に眠った。

翌日。
観客席から騒がしい歓声が響く会場。
兵士が互いの希望で手合わせしたり、
お客の希望を叶える形での手合わせが続く。
一区切りついたので、休憩室へ向かった。

「お疲れ様。連戦なのに衰えがない」

「兄さんこそ。兄さん…そちらの方は?」

見知らない女性と話していた。

「そうだ。紹介する。俺の妻になる人だ」

「あなたが弟さんですね。初めましてアンです。
先に希望を出させていただきました。
後ほど、手合わせをお願いします」

「はい。お願いします」

確かに、凛として美しい女性だと思った。
しっかりと鍛えられている体つきには、
女性らしい柔らかさもある。
長い髪を頭の高い位置で一つに束ねている姿は、
戦闘に良く映えるだろうと感じた。

「あ、ロッサ!久しぶり」

アンさんが声をかけたのは、
女性には珍しい背の高さで可憐な印象の人。
鍛えられているのが分かる安定感のある骨格と、
その中で引き立つ女性らしいしなやかさ。
表情と振る舞いに見える凛々しさと儚さが、
彼女の魅力を引き出しているのだろう。

「アン。来ていたのですか?
教えてくれれば、もっと早くに…」

「ごめんなさい。
急に決まったことだったから…でも、会えて嬉しいわ」

目の前で突然に始まるのは、乙女の花園のような会話。
兄さんはそれを楽しそうに見ている。
完全に存在が無いものとなっている兄さんに近づく。

「兄さん。楽しそうにみてますけど、
あの女性とも知り合いですか?」

そっと耳打ちする。

「知り合い。よく手合わせしている」

「グレカムさん。こんにちは。
すでに希望は出しましたので、お願いします」

いつの間にか花園は姿を消し、
アンさんは俺と反対側で兄さんに寄り添っている。
兄さんは女性と向かい合って、
楽しそうな笑みを浮かべていた。

「奇遇だな。俺も希望を出そうとしていた。
さすがに連戦は辛いから、先に聞いて助かった」

「ご冗談を…そういいながら、連戦になっても、
いまだに勝てません」

「当然だ。私が負けてもいいのは妻だけと決めている」

「グレム…私も同じよ。愛しているわ」

兄が夫婦空間へ閉じこもったところで、休憩室を出る。
廊下を歩いていると、その女性が視界に入った。

「あなたは、誰ですか?
私はグロッサムです。
さっき声をかけ損じて、追いかけてしまいました。
よければ、ぜひ、手合わせ願いたいです」

正面にいるグロッサムさんは、
人懐っこい笑みでそう言った。
わざわざ直接言ってきたのが初めてで、戸惑う。
名前と評判だけなら、誰かに聞けば分かるはずだから。

「手合わせなら、希望を出せば…あ、そうか。名前?」

「はい。そういうことです。
私、お品書きは見ないので。
希望を出せば許可してもらえるのですね。
ありがとうございます」

ニコニコと続きを促す笑み。
嬉しそうな様子に、俺まで嬉しくなる。
この人は、自分の目だけで見定めてくれた、
と言うことだろうか。
希望が出せるとはいえ、
始まるのは互いが許可を出した相手同士のみという仕組み。
希望を出すのが面倒で兄さんとだけ手合わせしていたが、
なぜか希望が出されるようになった。
誰でもいい俺は、すべて許可しているだけだが、
嬉しいと思ったのは初めてだ。

「ファレンです。手合わせなら、ぜひ。
グロッサムさんのように可憐な女性から相手に選んでもらえて光栄です」

「かれん?私が?」

笑顔が一転して、
意味がわからないと言いたそうな顔になる。
俺にはそれが分からなかった。

「はい。気にさわったなら謝ります」

「あ、いえ…初めて言われたので驚いただけです。
ありがとうございます」

照れたように笑うグロッサムさんは、
思わず目をそらすほど可愛いと思った。
どくんと強い感覚の後、ゆるく走る心臓がうるさい。

「いえ…あ、俺、そろそろ行きます。
ついでに希望を出すので、
よければ休憩室で待っていてください。
また後程」

「はい。また後で」

その、咲きほころぶ花のような笑みに心臓が速度をあげていく。急ぎ足で受付へ向かうと、馴染みの係員が驚いた顔をした。

「ファレンさん、大丈夫ですか?」

「なにが…それより、対戦希望をお願いします」

「はい。名前をお願いします」

「名前は、グロッサムさんです」

その響きに、さっき見た見た姿を思い出す。
体が沸騰したように熱い。
初めての感覚に戸惑う。

「グロッサムさんですね。
あれ、もう許可されて…ファレンさん?
顔赤いですけど、大丈夫ですか」

「大丈夫です。許可されたんですね。
では、行きます」

驚いたままの係員に背を向け、急いで控え室へ向かう。

「ファレン!って…お前、なんかあったか?」

「なにも、ないです」

「そうか。いや、珍しいなと」

「なにが、珍しいんです?」

控え室に着くと、
先に来ていた馴染みの男性が俺を見て驚いた。

「気づいていないのか?
へー、初めて人間に見えるかも。
ファレン、あんまり感情を出さないからな」

男性は、からかうように笑った。
なんとなく苛ついたので、しっかり打ちのめした。
アンさんは、兄さんの言う通り強かった。
はっきりとわかる魔力を扱う技量と武術に苦戦したが、
なんとか勝てた。
そして、最後に待っていたのはグロッサムさん。
初めての違和感だばかりだが、ギリギリで勝利した。
悔しそうにしながらも、清々しい笑みに、心臓が跳ねた。
控え室を出ようとすると、背後から腕がのびてきて捕まった。

「ファレンさん。お願いがあります」

「なんですか」

「私を、抱いてください」

静かに、強い意志が甘い香りと共に俺を誘った。
抱けば、魔力の違和感の正体が分かる気がする。
怖さよりも好奇心が勝った。

「いいですよ。五日後なら、空いていますが」

「では、五日後。待ち合わせは、昼頃に、
ここで…いいですか?」

「はい。では、また明日」

腕が離れた直後、兄さんたちが控え室へ入ってくる。
どうやら、次は兄さんたちの出番らしい。
グロッサムさんは、アンさんの応援をするためか、
観客席へ移動し始めた。
楽しそうな光景を見送り、武踏場を出る。

仮眠寮へ戻り、身を清めて、
待ち合わせ場所へ向かった。
先に待っていた男性は、俺を見つけて嬉しそうに笑う。

「姫。本当にきてくれた。
早く行きましょう?」

返事をする間もなく連れていかれたのは、
女性服専門店。
男性が選んだ服をその場で着替えることになった。
細かな細工がたくさんあって人形のような服装。
着ていた服は持ち運べるようにしてくれた。
そして、約束の宿へついた。
部屋へ入ると、すぐに寝台へ行くよう促される。
男性はすべての服を脱ぎ、先に座る。
その上へまたがるよう手の動作が言っている。
膝にかかるスカートの裾を持ちながら上へのった。

「可愛すぎて我慢できないから…もう、いれるね」

強引に腰をつかまれ、
自分の意思に反して、穴から異物が入り、
ナカが埋まっていく。
なにも用意ができていないそこは、ただ痛いだけだった。
男性が吐き出す白濁が潤滑油の役割をして、
滑りが良くなっていく。

俺は、男性の魔力を感じながら、
相手に混ざる自分を認識する。
武踏もそう。
誰かと魔力を交わすことで、やっと自分が見える。
"魔力が誰とでも合う"色のない魔力のおかげだった。
魔力を交えても死ぬことはないので便利だが、
全てを拒むこともできる力は凶器にもなる。
魔力の使い方を調節すれば、
避妊魔法の媚薬作用は現れない。

自身は一度も快楽を得ることはなく、
ナカで何度も果てる男性。
満足そうに萎えた象徴を抜いて、寝台から降りた。

「姫。お風呂、使ってね。
本当に人形みたい。素敵だった。
機会があれば、また、ぜひ」

服を着ながらそう言うと、男性は部屋を出ていった。
料金は相手が出す約束なので、
言われた通りに備え付けの風呂場を使う。
持ち運びの袋から着ていた服を出し、
着替えて宿を出た。
食事する気分ではないので、そのまま仮眠寮へ向かった。

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