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日常
アスカの秘刀
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「一花。手加減しないでください…だって」
「丈夫な結界作ってもらったし、安心だね」
レオンとレイア、エルナとフレイが見守る中。
二人は向かい合い、周囲を見渡して、目が合った瞬間。
「【烈火】」
「【水壁】」
一花が連続でで火の玉を、一壬が水の壁を同時に魔法で出す。
魔法同士が当たって、消えた。
「だめだったか」
「良い体操になった?」
「まあ…ね!【創造】」
にっと笑った一花が、
火と土魔法で炎をまとう短剣を生成しながら一壬へ走り迫る。
「綺麗だね。【創造】」
そう言いながら、
もう少しで迫る一花を、生成された水をまとう細い剣で受け止めた。
「受け止めるだけ…って!凍ってるから!【劫火】」
「それ、焼けてる?」
微動だにせず、目を丸くしながら質問をする一壬。
それと同時に、一花の腹から血が流れた。
「え、」
あっさりと胴を貫く剣へ、ゆっくりと視線と移す一花。
その様子に少しだけ眉を下げて、小さく唸る一壬。
「ごめんね」
そう言ったとたんに、腹にささっている細長い剣を
風が螺旋を描きながら刃先まで包む。
「なに、を」
「少し、えぐれるかも」
一花は、目を見開きながら、己の腹にささる異物を見続けている。
「あ、やめ、あああああああああああ」
広がる傷口から噴き出る血が、一花の服をますます赤く染める。
アスカ国の王宮にある庭で行こなわれているそれを、
四人は、その様子を静かに見守っていた。
事の始まりは、小さなことだった。
クレセントとオーヴァル国王の一言。
「貴族の仲間入りをする二人の実力を知りたい」
それは、上に立つものとしては当然の考えだった。
アスカの国王代理も条件つきで許可を出し、今に至る。
「王妃様は、私たちも同席するなら…という話だったけれど」
「そうですね…」
「「・・・・・」」
青ざめた顔で立ち尽くし、事が終わるのを、ただ眺めるしかない四人だった。
「あ、服が汚れるよね」
そう言って、一壬は止まらない血を凍らせた。
「ひぎゃあああああああ」
「待ってね。お腹の出血を止めるから」
「やめ、やめええええええええ」
傷口だけが繊細な赤い花の形をした氷でおおわれて、出血は止まる。
「一花は、可愛いものが好きだから、お花にしたよ」
「あ、あ、あ・・・」
触れ合う剣はそのままで、
一向に燃える気配のない一壬の剣に対して一花の剣は燃え続ける。
「わた、し、だ…て…」
一花は這いよるような声と鋭い目線を一壬へやると、
手にしていた剣を壊しながら後ろへ下がり、
新たに短剣を生成し一壬へ投げた。
「あ、」
その短剣は足に命中する。
「少しは痛がったらどうなのよ!」
「これくらい、平気」
そう言いながら、風の剣を一花のいる方向の天高くに投げる。
「真似しようって?こんなの」
「【煙幕】」
闇魔法で細かな粒子のうすい靄を作り、一花を囲んだ。
「それは、目くらまし」
「一壬、出して!息が!息が!」
細かな粒子は柔らかい壁のようになっていて、
いくら叩いても優しく波打つだけ。
一壬は、そこにゆっくりと近づいて、すがるような目で一花を見た。
「一花、私に大切な家族を失う気持ちを教えて?
知れば、一花の悲しみに、きっと寄り添えるはずだから。
私には、もう、あなたしか、いないの。
それとも、一花の言う通り、結局は同じ血が流れていないと無理?」
「あ!…っ!」
その静かな音が一花をさらに追い詰める。
慌てる程に浅くなる呼吸は、一花の限界を知られていた。
「わかった。ありがとう」
そう言って一壬は壁を解き、
無防備な様子で、膝をついて息絶え絶えの一花の前に立つ。
「一花。私を刺して」
「・・・は、なに、を。こんなの…」
淡々と、誰もが予想外の言葉を発する一壬は、
困惑した表情の一花を見下ろしている。
「見送られる側の気持ちを知れば、少しは分かるかと思って。
お願い、一花。私たちは血縁だと親戚。
けれど、同じ血の通う姉妹ではない。
でも、子供のころから一緒だった一花なら」
鋭利な氷の短剣を一花に差し出して、懇願する一壬。
呆然として動かない一花に、ため息をついた後、
作ったような笑顔を向けた。
「ほら。私は、一花のお父様の支援をできなかった出来損ないよ?」
「お、とう、さ…そうだよ、そうね。お父様の痛みを味わいって!」
お父様の言葉を聞き目に強い光が宿った一花は、
差し出された短剣を素早く奪い、迷いなく無防備な腹に刺した。
一度抜き、別のところを。
再び抜いて、また別のところへ刺す。
「痛い?痛いよね?お父様の苦しみはもっとひどかったはず」
「いいえ。これくらい、平気です」
「…この!!」
一花が大きな声を出して、一瞬だった。
気づけば短剣は右肩を刺し貫いていた。
一壬は、虚ろな目をして笑い、その場に倒れた。
血だまりの上に身を預ける一壬は、ゆっくりと目を閉じた。
「あ、れ?わた、し?
ひとみ?ねえ、起きて?もう終わりでいいのよね。
手加減しないで戦ったんだもの」
返事のない相手に間が抜けた表情で声をかける、が、
自身の肩の違和感に固まる。
「ね、え・・・あ、れ。私の、肩、血、が・・・」
一壬の右肩を刺した瞬間、
別の短剣が、背後から一花の右肩を貫いていた。
「背中、気をつけて」
「あ、はは…あはは……分身って。
こんな、面倒なの。初めて…」
その言葉を最後に、一花は倒れる。
剣が刺さっている一壬は壊れて消え、
一花の背にいた一壬が、眠る一花を風魔法で包む。
結界を壊すようやっと終わった実力試し。
一花は五日間ほど寝込んだ後、一壬のところへ会いに行く。
防音の結界の外で王妃が見守る中、
結界の中で一花は一壬と向き合っている。
「一壬。今回は私の負け。
心のどこかで手加減するだろうって思い込んでたし、
お父様の仇って感じで、初めから冷静ではなかった。
そういえば、今まで、共闘したことなかったね」
「分担してたからね」
その言葉に頷く一花。
「悪事は滅するのみだよ」
「国王様が、そういう人ばかりを割り振っていたから当然」
「え?」
一花がきょとんとした顔で一壬をみると、
一壬は懐かしむように笑った。
「私や王妃様は、理不尽な理由で命を消される人を担当していた」
「理不尽って。なにか助ける方法が…」
「あったとしても、当時はそれができなかった」
淡々と話す一壬に、一花は怒った。
「何も思わなかったの?」
「命令に逆らえば、どうなるか。
それに、隠れて養える力はない。
万が一の後の面倒事まで責任とれないし」
「話を聞いて、お父様に相談すれば!」
「その国王様が殺すよう命令していたことよ」
「…理不尽に失って悲しむ家族もいるのに、わからない?」
憐れむ表情で一壬を見る一花。
一壬は、変わらず淡々として、ゆっくりと口を開く。
「私には、わからない。
一々、命令で殺す相手を気にすることはなかったし。
一花の言う大切な人が血のつながっている人だけなら、
私は体験したことがない感情。
実の母親とは一切時間を共有したことがないから、
失ったと思える程度の愛着すらない。
お父様は失踪して、死んだ知らせは届いていない。
誰が何と言おうと、どこかで生きていると、私は信じている」
「…まるで、主に忠実な人形ね」
吐き捨てるようにつぶやいた一花は、蔑むような目で一壬をみた。
「人形…かもしれないね。
でも、これが私の仕事だから。
国と民を守るためには、多少の犠牲は避けられない。
私と一花のお母様がそうであったように、
王族として、それを支える家として、役割を全うするだけ」
「お母様?なんで、そこにお母様の名前があるの?」
わずかに焦る一花は、一壬に問う。
「お父様から、聞いていないの?
他言無用だけど、私たちには話すって。
私たちは、禁忌の子供だと。術で力を得た後に生まれて、
国を守るための力になるべく育てられていることを。
その秘密を守るために、母体は王妃を除いて始末したことを」
「…知らない」
「一花と国王様がお勉強している間、
王妃様と私が、命令で謀反者を始末していたのは?
もちろん、同情の余地はあっても、例外なく始末した」
「知らない!」
ついに泣き出した一花は、ふと、一壬の腹をみた。
「そういえば、一壬のお腹…傷が」
不思議そうな顔をして、そう問う一花。
「お腹?傷?ないよ。足はあるけど」
「え?でも…」
戸惑う一花に、一壬は笑いかける。
「ありがとう。一花、良いところはそのままで、
優しい王様になってね」
そういうと、一壬は結界から出た。
それを追って出る一花は、一壬の腕をつかむ。
「今度、もう一度勝負だからね!
この間は、全力、出せなかったから。
弱点の克服、手伝ってくれるよね?」
いつも結界の外から見守る王妃には、二人の考えは読めない。
しかし、出てきたときの表情を見て、
良い方向に物事が進むと信じることにした。
「丈夫な結界作ってもらったし、安心だね」
レオンとレイア、エルナとフレイが見守る中。
二人は向かい合い、周囲を見渡して、目が合った瞬間。
「【烈火】」
「【水壁】」
一花が連続でで火の玉を、一壬が水の壁を同時に魔法で出す。
魔法同士が当たって、消えた。
「だめだったか」
「良い体操になった?」
「まあ…ね!【創造】」
にっと笑った一花が、
火と土魔法で炎をまとう短剣を生成しながら一壬へ走り迫る。
「綺麗だね。【創造】」
そう言いながら、
もう少しで迫る一花を、生成された水をまとう細い剣で受け止めた。
「受け止めるだけ…って!凍ってるから!【劫火】」
「それ、焼けてる?」
微動だにせず、目を丸くしながら質問をする一壬。
それと同時に、一花の腹から血が流れた。
「え、」
あっさりと胴を貫く剣へ、ゆっくりと視線と移す一花。
その様子に少しだけ眉を下げて、小さく唸る一壬。
「ごめんね」
そう言ったとたんに、腹にささっている細長い剣を
風が螺旋を描きながら刃先まで包む。
「なに、を」
「少し、えぐれるかも」
一花は、目を見開きながら、己の腹にささる異物を見続けている。
「あ、やめ、あああああああああああ」
広がる傷口から噴き出る血が、一花の服をますます赤く染める。
アスカ国の王宮にある庭で行こなわれているそれを、
四人は、その様子を静かに見守っていた。
事の始まりは、小さなことだった。
クレセントとオーヴァル国王の一言。
「貴族の仲間入りをする二人の実力を知りたい」
それは、上に立つものとしては当然の考えだった。
アスカの国王代理も条件つきで許可を出し、今に至る。
「王妃様は、私たちも同席するなら…という話だったけれど」
「そうですね…」
「「・・・・・」」
青ざめた顔で立ち尽くし、事が終わるのを、ただ眺めるしかない四人だった。
「あ、服が汚れるよね」
そう言って、一壬は止まらない血を凍らせた。
「ひぎゃあああああああ」
「待ってね。お腹の出血を止めるから」
「やめ、やめええええええええ」
傷口だけが繊細な赤い花の形をした氷でおおわれて、出血は止まる。
「一花は、可愛いものが好きだから、お花にしたよ」
「あ、あ、あ・・・」
触れ合う剣はそのままで、
一向に燃える気配のない一壬の剣に対して一花の剣は燃え続ける。
「わた、し、だ…て…」
一花は這いよるような声と鋭い目線を一壬へやると、
手にしていた剣を壊しながら後ろへ下がり、
新たに短剣を生成し一壬へ投げた。
「あ、」
その短剣は足に命中する。
「少しは痛がったらどうなのよ!」
「これくらい、平気」
そう言いながら、風の剣を一花のいる方向の天高くに投げる。
「真似しようって?こんなの」
「【煙幕】」
闇魔法で細かな粒子のうすい靄を作り、一花を囲んだ。
「それは、目くらまし」
「一壬、出して!息が!息が!」
細かな粒子は柔らかい壁のようになっていて、
いくら叩いても優しく波打つだけ。
一壬は、そこにゆっくりと近づいて、すがるような目で一花を見た。
「一花、私に大切な家族を失う気持ちを教えて?
知れば、一花の悲しみに、きっと寄り添えるはずだから。
私には、もう、あなたしか、いないの。
それとも、一花の言う通り、結局は同じ血が流れていないと無理?」
「あ!…っ!」
その静かな音が一花をさらに追い詰める。
慌てる程に浅くなる呼吸は、一花の限界を知られていた。
「わかった。ありがとう」
そう言って一壬は壁を解き、
無防備な様子で、膝をついて息絶え絶えの一花の前に立つ。
「一花。私を刺して」
「・・・は、なに、を。こんなの…」
淡々と、誰もが予想外の言葉を発する一壬は、
困惑した表情の一花を見下ろしている。
「見送られる側の気持ちを知れば、少しは分かるかと思って。
お願い、一花。私たちは血縁だと親戚。
けれど、同じ血の通う姉妹ではない。
でも、子供のころから一緒だった一花なら」
鋭利な氷の短剣を一花に差し出して、懇願する一壬。
呆然として動かない一花に、ため息をついた後、
作ったような笑顔を向けた。
「ほら。私は、一花のお父様の支援をできなかった出来損ないよ?」
「お、とう、さ…そうだよ、そうね。お父様の痛みを味わいって!」
お父様の言葉を聞き目に強い光が宿った一花は、
差し出された短剣を素早く奪い、迷いなく無防備な腹に刺した。
一度抜き、別のところを。
再び抜いて、また別のところへ刺す。
「痛い?痛いよね?お父様の苦しみはもっとひどかったはず」
「いいえ。これくらい、平気です」
「…この!!」
一花が大きな声を出して、一瞬だった。
気づけば短剣は右肩を刺し貫いていた。
一壬は、虚ろな目をして笑い、その場に倒れた。
血だまりの上に身を預ける一壬は、ゆっくりと目を閉じた。
「あ、れ?わた、し?
ひとみ?ねえ、起きて?もう終わりでいいのよね。
手加減しないで戦ったんだもの」
返事のない相手に間が抜けた表情で声をかける、が、
自身の肩の違和感に固まる。
「ね、え・・・あ、れ。私の、肩、血、が・・・」
一壬の右肩を刺した瞬間、
別の短剣が、背後から一花の右肩を貫いていた。
「背中、気をつけて」
「あ、はは…あはは……分身って。
こんな、面倒なの。初めて…」
その言葉を最後に、一花は倒れる。
剣が刺さっている一壬は壊れて消え、
一花の背にいた一壬が、眠る一花を風魔法で包む。
結界を壊すようやっと終わった実力試し。
一花は五日間ほど寝込んだ後、一壬のところへ会いに行く。
防音の結界の外で王妃が見守る中、
結界の中で一花は一壬と向き合っている。
「一壬。今回は私の負け。
心のどこかで手加減するだろうって思い込んでたし、
お父様の仇って感じで、初めから冷静ではなかった。
そういえば、今まで、共闘したことなかったね」
「分担してたからね」
その言葉に頷く一花。
「悪事は滅するのみだよ」
「国王様が、そういう人ばかりを割り振っていたから当然」
「え?」
一花がきょとんとした顔で一壬をみると、
一壬は懐かしむように笑った。
「私や王妃様は、理不尽な理由で命を消される人を担当していた」
「理不尽って。なにか助ける方法が…」
「あったとしても、当時はそれができなかった」
淡々と話す一壬に、一花は怒った。
「何も思わなかったの?」
「命令に逆らえば、どうなるか。
それに、隠れて養える力はない。
万が一の後の面倒事まで責任とれないし」
「話を聞いて、お父様に相談すれば!」
「その国王様が殺すよう命令していたことよ」
「…理不尽に失って悲しむ家族もいるのに、わからない?」
憐れむ表情で一壬を見る一花。
一壬は、変わらず淡々として、ゆっくりと口を開く。
「私には、わからない。
一々、命令で殺す相手を気にすることはなかったし。
一花の言う大切な人が血のつながっている人だけなら、
私は体験したことがない感情。
実の母親とは一切時間を共有したことがないから、
失ったと思える程度の愛着すらない。
お父様は失踪して、死んだ知らせは届いていない。
誰が何と言おうと、どこかで生きていると、私は信じている」
「…まるで、主に忠実な人形ね」
吐き捨てるようにつぶやいた一花は、蔑むような目で一壬をみた。
「人形…かもしれないね。
でも、これが私の仕事だから。
国と民を守るためには、多少の犠牲は避けられない。
私と一花のお母様がそうであったように、
王族として、それを支える家として、役割を全うするだけ」
「お母様?なんで、そこにお母様の名前があるの?」
わずかに焦る一花は、一壬に問う。
「お父様から、聞いていないの?
他言無用だけど、私たちには話すって。
私たちは、禁忌の子供だと。術で力を得た後に生まれて、
国を守るための力になるべく育てられていることを。
その秘密を守るために、母体は王妃を除いて始末したことを」
「…知らない」
「一花と国王様がお勉強している間、
王妃様と私が、命令で謀反者を始末していたのは?
もちろん、同情の余地はあっても、例外なく始末した」
「知らない!」
ついに泣き出した一花は、ふと、一壬の腹をみた。
「そういえば、一壬のお腹…傷が」
不思議そうな顔をして、そう問う一花。
「お腹?傷?ないよ。足はあるけど」
「え?でも…」
戸惑う一花に、一壬は笑いかける。
「ありがとう。一花、良いところはそのままで、
優しい王様になってね」
そういうと、一壬は結界から出た。
それを追って出る一花は、一壬の腕をつかむ。
「今度、もう一度勝負だからね!
この間は、全力、出せなかったから。
弱点の克服、手伝ってくれるよね?」
いつも結界の外から見守る王妃には、二人の考えは読めない。
しかし、出てきたときの表情を見て、
良い方向に物事が進むと信じることにした。
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