宰相様は抱き枕がほしい【完結】

うなきのこ

文字の大きさ
25 / 31

23 こっち※

しおりを挟む
「やりたい放題、がこっちの方だとは思いませんでした…」
「まだまだだねタジオ。はジョニーに任せると言ったんだからに決まっているだろう?」
ベッドに仰向けで横たわるタジオの衣服の上から乳首を探し当てると柔らかく捏ねるハイドラは「タジオが優先なのは当然」と宣った。
嬉しい半面、宰相から退いたとはいえ不安もあった。
だがそんなことを考える余地を与える暇もくれない程にハイドラは前戯を激しくしていく。
「服の上からもわかるくらい乳首が勃っているね、それに息も上がってきた…ふふ可愛いな」
顔を覗き込むハイドラの美しい顔に耐えられなくて目を逸らしていたのが仇となり、タジオの身体の状態を実況する。
「ほら…ペニスにも熱が集まってきたのは自覚しているだろう?まだ触ってやらないがね」
ハイドラはタジオに跨って左手で乳首を摘み、右手で足の付け根を揉みほぐす。
ペニスには触れようとせず周りだけに刺激を与える。
直接触っていないにもかかわらずタジオのペニスは完全に勃起し強い刺激を求め始める。

「ん…ハイドラさま…そろそろ」
「我慢を覚えろと言ったはずだよ」
かれこれ20分も放置だ。ペニスからはダラダラと精液が流れては居るが達することを許可されていないのでタジオはハイドラからの指示を待つ。
けれどそれももう持たなかった。
「ですがっもう限界ですっ…」
「仕方ないな…触ってあげるから顔はこっちにね」
乳首を弄っていた手を滑らせそのまま顎に手を添えると口付けをする。
「んんっんっ…はっあっあぁ!───────っ」
下穿きに手を忍ばせ少し上下するだけでタジオのペニスは震えた。
ハイドラの手によってやっと解放されたペニスから勢いよく精液が飛び出して向かい合ったふたりの服を汚すが口付けは止まず口内を蹂躙し続ける。
ペニスからの刺激と口内への刺激が同時にやってきて脳が処理しきれずタジオは快感による痙攣に気づかない。
少し舌を動かすだけで身体が跳ねるタジオから唇を離すと物足りなさそうな目をしてハイドラを見つめた。
「ちゃんと私のペニスを挿れてあげるから待ちなさい」
意識が飛んでいてちゃんと理解してなさそうだが伝えると仰向けからうつ伏せになるように身体を半回転させ腰を突き出すように指示をする。
今度はタジオの下穿きを完全に脱がし先走りで濡れた後孔に指を入れてほぐし始めた。
ある程度解されたところでベッドサイドに準備しておいた箱に手を伸ばし中身を取り出しそれを後孔へと押し当てる。

「ぅあっ…ハイドラ様っ待ってくださいっっ」
さっきまで言われるがままにしていたタジオが覚醒してハイドラの手を止めさせる。
ソレが待ち望んだペニスではなかったからだ。
「待ってください、まだ子作りはしないはずですよね…?」
「そうだね」
箱から取り出したものは同性同士の妊娠には必須なアイテムだった。
ただそれは通常子作りに励むふた月前に使用するもので、自分たちの子作りは1年後からの予定だったはずだ。
後ろ向きでも何のためのものかわかったタジオは何故だと言うようにハイドラへと向き直る。
さっきまでの激しい前戯の存在が吹っ飛ぶほどの戸惑いだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦

雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、 隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。 しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです… オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が なかたのでした。 本当の花嫁じゃない。 だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、 だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という お話です。よろしくお願いします<(_ _)>

身代わり召喚された俺は四人の支配者に溺愛される〜囲い込まれて逃げられません〜

たら昆布
BL
間違って異世界召喚された青年が4人の男に愛される話

竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜

レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」 魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。 彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。

冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される

マンスーン
BL
​王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。 泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。

愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない

了承
BL
卒業パーティー。 皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。 青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。 皇子が目を向けた、その瞬間——。 「この瞬間だと思った。」 すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。   IFストーリーあり 誤字あれば報告お願いします!

幼馴染がいじめるのは俺だ!

むすめっすめ
BL
幼馴染が俺の事いじめてたのは、好きな子いじめちゃうやつだと思ってたのに... 「好きな奴に言われたんだ...幼馴染いじめるのとかガキみてーだって...」 「はっ...ぁ??」 好きな奴って俺じゃないの___!? ただのいじめっ子×勘違いいじめられっ子 ーーーーーー 主人公 いじめられっ子 小鳥遊洸人 タカナシ ヒロト 小学生の頃から幼馴染の神宮寺 千透星にいじめられている。 姉の助言(?)から千透星が自分のこといじめるのは小学生特有の“好きな子いじめちゃうヤツ“だと思い込むようになり、そんな千透星を、可愛いじゃん...?と思っていた。 高校で初めて千透星に好きな人が出来たことを知ったことから、 脳破壊。 千透星への恋心を自覚する。 幼馴染 いじめっ子 神宮寺 千透星 ジングウジ チトセ 小学生の頃から幼馴染の小鳥遊 洸人をいじめている。 美形であり、陰キャの洸人とは違い周りに人が集まりやすい。(洸人は千透星がわざと自分の周りに集まらないように牽制していると勘違いしている) 転校生の須藤千尋が初恋である

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

処理中です...