異世界転生チート貴族～転生したので貰った領地を召喚したクラスメイトと共に営んでいこうと思う～

プロローグ

俺の名前は、神谷晴翔かみやはるとただの高校生だ。

だがある日のこと、普段通り家から登校していたときのこと、話に夢中になっている中学生二人が赤信号に気づかずに横断歩道を渡っていてその奥からは、トラックが猛スピードで中学生に近づいているのが見えた。


「危ない！」

「「？！」」


俺の声に中学生がすぐそこまで迫ってきいるトラックのことに気づいた。 だが、驚きすぎたあまりその場から動けなくなったらしい。


（マジかよ！）


偶然、横断歩道の近くにいた俺は咄嗟の判断でその中学生2人を突き飛ばしその次の瞬間、俺はトラックに跳ねられ意識を失った。




しばらくして目を覚ました俺はよく分からない白い部屋にいた。ふと気配がした方を見るとそこには綺麗な女性がいた。そこで俺は女性に気になっていたことを聞くことにした。


「一体ここはどこなんですか？」


「ここは、神の世界ですよ。」


「神の世界ですか。じゃあ、あなたは誰ですか？」


「私は、創造神様の天使です。創造神様からあなたを連れてくるようにと、言われてここに来ましたので、とりあえず私について来て下さい。」


俺は言われるがままについて行くことにした。


それからしばらく歩いていると神殿らしきものが見えそこに老人が椅子に座っていた。


「お連れしました。」


「ご苦労さま」


そう言うと、老人は俺に

「立って話すのは、しんどいだろう？ まあ、とりあえずその椅子に座れ」


そう言われ俺はすぐ近くにあった椅子に座り聞きたい事を聞いた。


「あなたは誰ですか？ それとなぜ俺をここに呼んだのですか？」


「あれ？そこの天使から聞いていなかったか？わしは創造神だよ。それと君を連れて来た理由は、わしが気に入ったからだよ」


俺はなぜ創造神様に気に入られたかを聞いた。すると意外にも理由は簡単だった。

要は、俺が今までにして来た日頃の行いが良く死ぬ間際には自らの命を犠牲にして二人の命を守ったからだそうだ。正直俺は日々の行いに関しては実感がない。


「では、俺はこれからどうなるのでしょうか？」


「ふむ、君の記憶を残したままにして異世界に転生させる」


「え！？転生ですか！その世界には魔法とかはありますか？」


「あるぞ」


「おぉ！」


「質問はもうないか？」


「はい」


「そうか。では転生の時だ」


その言葉を最後に俺の意識は薄れていった。


それから間もなく俺は目を覚ました。


…知らない天井だ


くだらないことを思いつつ今の状況を説明しようとしばらくの間家中を動き回った。とは言っても四つん這いだがな。多分幼いからだろう。立てない。これは不便なのですぐに立って歩く練習を始めた。


うお！？


時々転けそうになったが何とか3日程度で立てるようになりそのまま歩けるようになった。


普通なら歩けるようになるのは1歳半程度らしい。それまでに立つことは可能なのだがちゃんと歩けるようになるのはなるは練習し始めても多分時間がかかるんだろう。

え？俺？俺は前世あるし。まあ、年齢は1歳らしいが。


そうこうしている間ももちろんサボらずに俺は情報を集めていた。


俺は真面目だからな


…まあそれはどうでもいいとして、状況を説明すると俺の転生したのはエルサード家という貴族の家の三男らしい。自分の名前はハルトと転生前と同じだ。これに関しては後から聞いたんだがどうやら寝ている時に神様がそうするように言ってくれたみたいだ。

ちなみに家族の名前は父親がヒューガ、母親がアイフ、長男がアルガ、次男がギオンというらしい。うん日本人の名前じゃないから本当に異世界に来たようだ。まあ、今のところ魔法は見てないけど。剣の方は見た。なんでって？外の方で兄さん達が父さんに稽古をつけてもらっているのをよく見るからだ。


とりあえず説明はこんなものだな。どうせだし口調を変えないとな。

そんなことを考えながら僕は眠くなってきたのでので寝ることにした。