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第1章 猫を助けたお礼で異世界に遊びに行きました
3,この世界の名前
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猫耳の女神さま、ニケがにこにこと笑っている。
とてもうれしそうな様子だけれど僕は、
「こんにちは。今日は招待していただきありがとうございます」
「いえいえ。保護していただいたお礼です。あのまま放っておかれたら私も死んでしまったかもしれませんしね」
「そうなのですか?」
「そうなのです。ですから命の恩人である、アラタ様にはお礼にこの世界で遊んでもらえたらなと」
「そうなのですか、ありがとうございます。でもこの世界ってどんな世界なんだろう?」
僕は再び周りを見回すが、人っ子一人いない。
ただ空気が澄んでいて森は綺麗で、自然が豊かな場所であるらしい。
そう思って周りを見つつ、次に先ほどもぎ取った果実を見てから僕は、
「これを食べながら説明でも構いませんか? 凄く良いにおいがするんです」
「いいですよ。スプーンとナイフかな」
そうニケが告げると、銀色のナイフと木製のスプーンが現れる。
そしてその銀のナイフを持ったニケが、鼻歌を歌いなら果実を半分に切る。
ナイフで切り込みを入れると同時に、果汁がとろりとあふれ出す。
柑橘系の香りが強くその場所から出ているようだ。
そして真っ二つになった果実の半分と木製のスプーンを僕に渡してくる。
「この中身をこのスプーンですくって食べるのです。とってもおいしいですよ。他の場所には違う味の“ゼリーの実”がありますから、気に入りましたら案内しますね」
「あ、ありがとうございます。頂きまーす」
そう言って僕は、果実の皮の中に入ったゼリー? 果肉にスプーンを入れる。
感触自体は普通のゼリーだ。
それを一掬いして口に入れると、口の中でとろりと溶けて、
「! 凄い、まるで熟したミカンの果肉をそのまま食べているみたいに、程よい甘さと香り。凄く美味しい」
「気にいって頂けましたか?」
「はい!」
僕がそう答えると、ニケも機嫌が良さそうにそれを口にする。
「やはりこれは美味しいですね~。あ、そうでした、この世界の説明でしたね。この世界の名前は“わんにゃーらんど”と言います」
そう、ニケが猫の鳴き声のような世界を口にしたのだった。
とてもうれしそうな様子だけれど僕は、
「こんにちは。今日は招待していただきありがとうございます」
「いえいえ。保護していただいたお礼です。あのまま放っておかれたら私も死んでしまったかもしれませんしね」
「そうなのですか?」
「そうなのです。ですから命の恩人である、アラタ様にはお礼にこの世界で遊んでもらえたらなと」
「そうなのですか、ありがとうございます。でもこの世界ってどんな世界なんだろう?」
僕は再び周りを見回すが、人っ子一人いない。
ただ空気が澄んでいて森は綺麗で、自然が豊かな場所であるらしい。
そう思って周りを見つつ、次に先ほどもぎ取った果実を見てから僕は、
「これを食べながら説明でも構いませんか? 凄く良いにおいがするんです」
「いいですよ。スプーンとナイフかな」
そうニケが告げると、銀色のナイフと木製のスプーンが現れる。
そしてその銀のナイフを持ったニケが、鼻歌を歌いなら果実を半分に切る。
ナイフで切り込みを入れると同時に、果汁がとろりとあふれ出す。
柑橘系の香りが強くその場所から出ているようだ。
そして真っ二つになった果実の半分と木製のスプーンを僕に渡してくる。
「この中身をこのスプーンですくって食べるのです。とってもおいしいですよ。他の場所には違う味の“ゼリーの実”がありますから、気に入りましたら案内しますね」
「あ、ありがとうございます。頂きまーす」
そう言って僕は、果実の皮の中に入ったゼリー? 果肉にスプーンを入れる。
感触自体は普通のゼリーだ。
それを一掬いして口に入れると、口の中でとろりと溶けて、
「! 凄い、まるで熟したミカンの果肉をそのまま食べているみたいに、程よい甘さと香り。凄く美味しい」
「気にいって頂けましたか?」
「はい!」
僕がそう答えると、ニケも機嫌が良さそうにそれを口にする。
「やはりこれは美味しいですね~。あ、そうでした、この世界の説明でしたね。この世界の名前は“わんにゃーらんど”と言います」
そう、ニケが猫の鳴き声のような世界を口にしたのだった。
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