死んだのに異世界に転生しました！

第1章

想像強化は便利すぎた

ナギアという名前をもらって１ヵ月たった

まずナギアが住む村は
『スクリード』という田舎村である。
周りは森で囲まれており
自然豊かで作物などよく育つそうだ。

お母さんの名前は『ユリア・ハールトーク』で
お父さんの名前は『セルベル・ハールトーク』という。
そして僕の名前は『ナギア・ハールトーク』になる。


ナギアはこの１ヶ月程魔力やスキルについて考えていた。

魔法を使うには魔力(ＭＰ)を消費して発動させる。だが、魔力がどんなものか感覚を覚えなくてはならない。
ナギアは魔力の感覚を掴むため体の中に存在すると思われる魔力を《想像強化》で体の中を循環させるイメージをした。すると脳内で『ピコン♪』と音が響いた。

『《魔力操作》を覚えました！』

おお！覚えられた……やったね！ﾆﾔﾘ
次に魔力を《想像強化》を使って体の外側に放出し体に纏うことに挑戦した。１回目は魔力を思ったより放出し過ぎたせいで魔力が枯渇し頭痛がした。

魔力が枯渇すると
頭痛など具合が悪くなるんだな
早い段階で知れて良かったわ～

ＭＰがなくなったときの状態を知ったナギアは休憩する事にした。しかし、2分経たないうちに魔力が全回復した。きっと《月の神の加護》のお陰で通常より早く回復したのだろうとナギアは考えていた。

２回目、魔力を放出する量を考えながら少しずつ体に纏って見たところ体がとても軽くなるのを感じた。
そして、ＭＰの確認をして見たところ体に纏った分の魔力しか消費されていないことがわかった。
しばらく魔力を体に纏った状態を維持していると脳内で『ピコン♪』とまた音がした。

『《身体強化》を覚えました！』

体に纏った部分が強化されるのか……
って事は体の一部分だけ強化も可能なのかな？
早速試してみよう！

『《視力強化》を覚えました！』
『《聴力強化》を覚えました！』
『《嗅覚強化》を覚えました！』
『《触覚強化》を覚えました！』
『《味覚強化》を覚えました！』

視力、聴力、嗅覚の強化スキルはすぐに手に入れる事ができた。
ミルクの時間の時に味覚強化スキルを手に入れる事が出来たが
お母さんに魔力を使えている事がバレてしまったかもしれない..
まぁ、偶然使えた程度だと思われてると思うから次からは見られないようにしよう！
触覚強化のスキルは皮膚に当たる小さな風などを必死に意識したら手に入れる事が出来た。

取得する事が出来たのは良いが
ステータスが見づらくなるよね～
同系統のスキル同士を合成出来るか試してみるか

ナギアは《想像強化》を使い合体させるイメージをした
すると脳内でいつもの『ピコン♪』と音が響いた。

『《視力強化》+《聴力強化》+《嗅覚強化》+《味覚強化》+《触覚強化》を合成した事により《五感強化》を覚えました！』

やった！これでスキル合成とかが出来るね！

次はスキルを更に応用して試していこう
《気配感知》を発動させると隣の部屋にお母さんらしき気配を感じた。《想像強化》で相手の魔力を察知出来るようにイメージを強くしていくと……『ピコン♪』

『《魔力感知》を覚えました！』

スキルを取得する事が出来たがお母さんは魔力の量がとても多く感じた。
ナギアの頭の中ではナギア中心としたレーダーがある。そこに、魔力の反応を感じると青色に輝くのだが、お母さんのいる場所のところが強く光輝いていた。

お母さんってもしかしたら強いんじゃないかな？
鑑定スキルで見ればすぐに分かるから今度確認して見よう！

次に《重力魔法》と《空間魔法》の練習をする。
重力魔法で本棚から本を1冊取ってみようと考え《五感強化》で目を強化し本を選ぶ。
『魔法について』という本を見つけたので重力魔法を発動し本を自分のところまで持ってきた。そしてわかった事は重力魔法は集中力をすごく必要とするのだ。

使い慣れたら
超集中しなくても出来るようになれば良いな～

次は空間魔法で瞬間移動してみようと挑戦してみた。
《想像強化》を駆使し本棚の前に転移してみたが…
魔力を枯渇寸前まで使ってしまった。
ナギアは瞬間移動出来たことよりも、お母さんがこの場に来ないかビクビク心配しながら魔力の回復を待ちベッドに戻った。

ふぅ～お母さんが部屋に来なくても良かった～
それにしても瞬間移動出来たね！
《想像強化》が無ければ多分無理だったな..
とりあえず、さっきの本でも読むか～

メシルフィアネの加護のお陰で何が書いてあるのかは理解った。
要約すると魔法の属性には火、水、風、地、光、闇などがあるらしい
覚えられる魔法の属性はその人の性格が使える属性が決まる。
火属性は熱血な人が取得しやすい
水属性は静かな人が取得しやすい
風属性は穏やか人が取得しやすい
光属性は優しい人が取得しやすい
という結果が出ているらしく他の属性について詳しくはまだ分かっていないと書いてあった。

頑張ればいくつか覚えられそうな気がする…
数年経ってから手をつけてみようかね～
今は他のスキルを上達させなくてわ！

あっそういえば《並列思考》使えば作業効率上がるね！
早速使ってやっていこうかね～
さぁ、役割を決めていこうか！
1(わいが重力魔法をやってくよー)
2(では僕が空間魔法やるね)
3(私は身体強化の研究と練度をあげます)
4(ＭＰ管理は俺に任せてくれ)
5(感知系は任せなさい！)
僕は隠密を応用できないか試したりするよ～
では、頑張ろう～！
( ( ( ( (了解！！) ) ) ) )

並列思考って何処まで増やせるのだろう？
ナギアは少し疑問に思ったが考えるのが面倒になってやめた。


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《 ステータス 》
名前：ナギア・ハールトーク
年齢：生後 約1ヵ月
レベル：1

種族：人族

ＨＰ：100
ＭＰ：100 → 1030

攻撃：40
防御：70
魔力：40 → 50
器用：60 → 70
素早さ：70
運：80

固有スキル
鑑定
無限収納インベントリ 
想像強化
空間魔法
重力魔法


スキル
並列思考
魔力操作 New！
気配感知
魔力感知 New！
身体強化 New！
五感強化 New！
料理
隠密

耐性スキル
痛覚耐性
精神耐性
火耐性
水耐性
毒耐性
寒さ耐性

加護
夜の神の加護
月の神の加護
メシルフィアネの加護

称号
様々な性格を持つ者
神に同情された者

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どうも！こんにちは

ナギアはこんな感じで強くなろうとします！
スキルをポンポン取得してしまうのは
メシルフィアネの加護の影響ですね！

ナギアのＭＰの上がり方は
次の話で理由がわかります。