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第2章
ナギアとリルリアの弱点と対策講座
しおりを挟む『こ、これは....ヤバイですね!
解説のウボトゥアさん、あの子の事と何が起こったのか教えて頂けませんか?』
『....わしは驚かんぞ....コホン、彼の名前はナギアという生徒じゃ。
魔法の解説じゃが、これも初めて見たのぉ。
第2試合のリルリアちゃんが見せた氷の波の炎バージョンじゃとしか言えぬ』
『今回の学園に入った生徒さんは凄いですね!
優勝候補の2人が戦う試合を是非見てみたいですね!』
『うむ、しかし問題があってのぉ....』
『問題ですか?』
『あの2人がトーナメントで当たったら結界が持たんかもしれぬのぉ..もっと強化せねばならぬ』
『え?..それは本当ですか?
今回闘技場に張られた結界は去年の5倍程の強度にしたと聞いておりますが?』
『お主も見たじゃろ?
あの2人が魔法を放った時、結界に亀裂が少し生じた事を..』
『それは気づいてましたが結界には自動修復機能が付いているので、あのくらいだったら大丈夫じゃありませんか?』
『あの2人が、あれで本気だと思うのか?』
『え!?』
『とにかく、今は言わんぞ。トーナメント戦を自分の目で確かめるのじゃ!』
『んー、よく分かりませんが、明日の闘技大会トーナメント戦の連絡と今年から新しく出来た従魔の部門のお知らせを致します!
明日は午前10時から生徒の部門のトーナメント戦、午後1時から一般の部門のトーナメント戦、最後に従魔の部門のトーナメント戦を午後3時から行いたいと思います!
そして、明日のトーナメントで決勝に進んだ者は明後日試合を行います!
従魔の部門は従魔と契約している人なら誰でも参加が可能なので、是非出場してみてくださいね!
それでは、今日の闘技大会を終了します!
以上、ナレーションを担当させてもらいましたナッチーでした!』
最後まで勢いのある解説をした人の名前がナッチーという事がわかり闘技大会トーナメント出場決定戦が終了した。
「さて、僕達も帰ろうか~」
「うん!..あっ、ファル達が来たよ」
席を立ち帰ろうとしたナギアとリルリアのところにクラスメイト達が集まってきた。
「トーナメント出場おめでとう!ってあんたら強すぎない?」
「強いとは思ってたのですが、実力が違い過ぎます!」
「..あれでも、本気出してないよね?」
「なんとかトーナメント出場は出来たが優勝なんて無理だわ..」
「同感だ..トーナメント最後の方に当たる事を祈るしかないな」
ナギアとリルリアが授業内で見せている実力は授業で必要な分だけだ。
冒険者の強化実習の時も驚かされたが、今回の試合でナギアとリルリアの使った魔法は派手でどれだけ魔力が使われているのか想像出来ないものだった。
「例え強敵と戦っても最後まで諦めちゃだめだよ!」
「いやいや、2人に勝てるわけないですよ!」
デスタ君がネガティブな事を言うとガル君とスクラフーラ君も頷いていた。
「あ!だったらリルリアちゃんにナギア君の弱点とか対策を聞けば?
そして、ナギア君にリルリアちゃんの弱点や対策を教えてもらえば少しは善戦できるんじゃないかな?」
「お願いします!」
「頼む!」
「私も頭を下げよう..」
ファルの意見にトーナメントに出場する3人はナギアとリルリアに対策をお願いした。
「私は大丈夫だけど、ナギア君は別に構わないよね?」
「僕は良いよ。改善出来る部分は改善していくしね」
「「「ありがとう」」」
「うん!じゃあここじゃ話しづらいから教室に行こうか~」
ナギアはみんなと一緒に教室に一瞬で転移した。
クラスメイトは転移の経験は初めてらしくすごく戸惑っていたが「ナギア君だから」と諦めていた。
「じゃあ僕からリルリア対策と弱点について教えますね。リアもこれを聞いたら弱点を克服していこうか~」
『はい!』
「リアの戦術の特徴は剣術と蹴り、属性魔法の風と氷を主体とした万能型だよ。遠距離からの魔法攻撃が駄目と判断すると相手を撹乱しながら接近戦に持ち込んでくるから、周囲の状況を把握しながら対応しないと大変だよ。
弱点としては、捕縛系や動きを阻害する攻撃をしまくれば体力が早く削れて攻めやすくなるよ。
あとは、リアは接近戦を得意としているから、接近戦になった時は動きをよく見て対処してね!」
リルリアの対策法と弱点を聞いたクラスメイトは目を見合わせて答えた。
「「「「「....無理だわ」」」」」
リルリアの試合を見た限りでは魔法が得意だと思っていたがナギアの口からリルリアは接近戦が得意だと聞いて絶望しか感じなかった。
「やっぱり捕縛系の対策はしないと駄目そうだね....属性纏を発動させてコレをああやって..ブツブツ」
「次はリルリアが僕の対策と弱点を言う番だよ~....おーい、戻って来て..」
ナギアから聞いた自分の弱点を克服するため考え事を始めてしまったリルリアは、ナギアに呼ばれ少し経ってから戻ってきた。
「ごめんごめん。じゃあナギア君の戦闘法について話していくよ。
ナギア君の戦術の特徴は魔法主体な時が多いけど、武器は何でも使えるから接近戦も注意が必要だよ。
武器を例え持ってなかったとしても属性魔法で武器の形を生成することが出来るから、武器を手放したからといって突っ込んだら駄目だよ。
魔法の威力は例えビー玉サイズだとしても注意が必要だよ!1度昇格試験の試験官をナギア君がやった時、ビー玉サイズの火の玉で何人もやられちゃったから..
弱点という弱点はないけど、ナギア君の攻撃に合わせて戦えば善戦は出来ると思う」
「「「「「..終わった」」」」」
「弱点は気づかれてないだけで、あるかもよ?」
「いや、ナギア君の強みは警戒心じゃないかな?
警戒心が強すぎて弱点が見つからない....
ナギア君に質問するよ?
目の前にEランクの魔物ゴブリンがいたとして、ナギア君は何を考えながら倒す?」
「えーと、
・ゴブリン以外に他に魔物がいないか
・ゴブリンの強さの警戒
・自分の場所から半径10kmにいる魔物の行動変化の警戒
・大気中の魔力や風、温度変化の警戒
・倒した後に周囲の警戒
・仲間の体調に変化がないかの確認....」
「もう大丈夫だよ。これがナギア君の強みだと私は思うの」
リルリアが何を伝えたかったのかがわかったのかクラスメイト達は頷いていた。
「ということはさ、今はナギア君の弱点や対策って無いんだね」
「「「そうですね..」」」
ファルの言葉に出場するクラスメイトは頭をガックリと項垂れるのであった....
======================
どうも!こんにちは
明日は闘技大会トーナメント戦が始まると思います!
次の章か2つ先の章を考えていたら
早く書きたくなってしまいましたね。
面白い展開を作り出したいと思っているので
その間の流れを書かなくては....
2章はまだ続きます。
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