死んだのに異世界に転生しました!

drop

文字の大きさ
128 / 203
第4章

襲われたテフォ村

しおりを挟む

兵士長からの連絡を受けた勇者達と冒険者パーティー『生き抜いた者』のメンバーは、先に魔族軍が進行して来ているという[テフォ村]の方向に向かう事になった。
兵士長は後から兵士を連れて参戦すると言い、ギルマスも緊急依頼で冒険者達に参加者を募ると言っていた。

[テフォ村]の場所は、ナータリャクラ国と魔国領の真ん中辺りにある村だ。
べべレイフ兵士長が言うには、魔族軍はテフォ村近くを通ると言われているため、テフォ村を攻め滅ぼしてから国に向かってくる確率が高いのとのこと。
そして、テフォ村では避難準備を急いでいるが、魔族軍の進行速度が速く、勇者達がテフォ村に辿り着く時にはギリギリ間に合わないかもとも言っていた。

これらの情報はテフォ村の元冒険者だった長老からの連絡らしい。



「ドーイさん!もっと急ぎましょう!
このままだと、魔族という奴らに村の人が殺されてしまいます!」

テフォ村の人達が危ないと聞いた事で、白羅は一秒でも速く村の人達を助けたい思いだった。
勇者達と『生き抜いた者』のメンバーが先に行く事になったのも、白羅が先に行くと無理を言ったのが原因だ。

「このスピードを維持する。これ以上速く進めば、今の勇者様達の実力では戦闘時に疲れからすぐに殺られてしまう。
無理にでも先に行くというのなら、貴方を気絶させてナータリャクラ国に連れ帰ります」

「ぐっ...わかった...」

ドーイの言葉に白羅は苛立ちを覚えながら引き下がった。



「きゃあぁぁぁぁ!」
「助けてぇ!」

テフォ村に着くと魔物が数体暴れており、今にも襲われそうな村人をドーイ達が一瞬で助けた。
助けてもらった村人達はドーイ達にお礼を言った後、村人達が避難しているという場所に向かって走っていった。

「勇者様達は常に2グループで行動し、逃げ遅れた村人がいないか確認してください。
私達は魔族軍を食い止めます!」

「僕も魔族軍を食い止めるのを手伝います!
いくらドーイさん達が強くても大変だと思います!」

白羅はグループメンバーである竹中達に相談もせず1人で勝手に決めたが、竹中達はそんな白羅に呆れつつ覚悟を決めた。

「...わかりました。危険だと判断したら撤退する事...いいですね?」

「「「「「はい!」」」」」

「では、行きます!」

勇者達はグループ事に別れて生き残りの探索や救助を始め、白羅達のグループは『生き抜いた者』のメンバーと魔族軍を食い止めるため、村の奥の方に進むのだった。


ドーイ達は進んで行く途中で目につく魔物を一瞬で倒しながら奥へ進んで行く。
今まで見せ事のない強さに白羅達は、改めて『生き抜いた者』のメンバーの強さを確認した。

奥に進むにつれて魔物の数もどんどん増えていき倒すのもだるくなってきた頃、奥の方から戦闘音が聞こえてきた。

急いで駆けつけると一人の老翁が剣を片手に戦っていた。

「援軍でございますか...
私の魔力もそろそろ切れそうなので助かります」

「SSランク冒険者パーティー『生き抜いた者』と勇者様達です。
私達は先行して来たので軍が来るまでは時間がかかるでしょう。
貴方も避難をお願いします」

「ありがとのぉ。
それと、少し前に少年と少女が奥の方に行ってしまった。
実力的には大丈夫だと思うが心配だから、その子達の安否の確認を頼む」

「!?...わかりました」

老翁は村人達が避難しているという場所に向かって行った事を確認した後、白羅が慌てながら老翁の見た少年と少女の安否を心配し出したので、ドーイは落ち着いた表情で白羅に言った。

「多分私達の師匠なので大丈夫です」

老翁の言っていた少年と少女がドーイ達の師匠かも知れないという言葉に白羅達は驚くが、ドーイは戦場なので警戒するようにと言った。


「では、私達は周りに何匹か魔物がいるので倒しま......危ない!」

「ううぉ!? 今の攻撃を防ぐか!」

「...っ」

ドーイは勇者達を風魔法で自分の背後に吹き飛ばすと剣を構えて、突然現れた何者かの攻撃を防いだ。

「今回の騒動は貴方が原因ですね」

「そうだぜ。人族を滅ぼすために来たんだぜぇ!
お前達は俺の魔物達じゃ倒せなそうだし、俺が潰しに来たんだ」

「...お、おい魔族!
少年と少女をどうした?」

「は? 少年と少女なんて見てねぇぞ?
とりあえず、お前ら殺すわ」

青白い体の男の魔族の言葉に疑問を抱いた白羅は、老翁の言っていた少年少女について聞くが、知らないと言われた。

ドーイはその言葉に、師匠は気配を消して魔物を討伐していると思い、目の前の魔族に意識を集中した。

「勇者様は離れていて下さい」

「僕も戦えま...」

「駄目です!
相手の実力を把握出来ない時点で戦闘に参加は許しません!

あの魔族は私達よりも実力が上です...」

「それじゃあ行くぜぇ!」

白羅に下がれと指示をした後、『生き抜いた者』と魔族の戦闘が始まるのだった...





======================
どうも!こんにちは

お気に入り数が4400越えました!
ありがとうございます!
誤字や脱字、文章壊滅が多い作品ですが
これからもよろしくお願いします。


ナギアを待っている人には
本当に申し訳ありませんm(_ _)m
やっと...もう少しで出せそうです。

しおりを挟む
感想 586

あなたにおすすめの小説

異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。

桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。 だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。 そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。 異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。 チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!? “真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。 《作者からのお知らせ!》 ※2025/11月中旬、  辺境領主の3巻が刊行となります。 今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。 【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん! ※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。

辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい

ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆ 気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。 チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。 第一章 テンプレの異世界転生 第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!? 第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ! 第四章 魔族襲来!?王国を守れ 第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!? 第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~ 第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~ 第八章 クリフ一家と領地改革!? 第九章 魔国へ〜魔族大決戦!? 第十章 自分探しと家族サービス

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

転生したら王族だった

みみっく
ファンタジー
異世界に転生した若い男の子レイニーは、王族として生まれ変わり、強力なスキルや魔法を持つ。彼の最大の願望は、人間界で種族を問わずに平和に暮らすこと。前世では得られなかった魔法やスキル、さらに不思議な力が宿るアイテムに強い興味を抱き大喜びの日々を送っていた。 レイニーは異種族の友人たちと出会い、共に育つことで異種族との絆を深めていく。しかし……

処理中です...