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第4章
トイレとお風呂
しおりを挟む白羅 side
「...は!?」
僕は飛び起き自分の首元を触りながら、光る玉を取り部屋を出た時の事を思い出した。
風の音が聞こえた瞬間には地面が目の前に迫ってきた事から考えると、自分の首が切り落とされたのだろう。
「ん?...あっ」
ふと周りを見ると自分が気絶していた場所は、光る玉が置いてあった部屋で、他の皆も横たわって気絶していた。
皆が起きるのを待っている間、僕はもう1度部屋を確認したが、光る玉が僕の所持している鞄に入れていたはずが、座布団の元の位置に戻っている事しか分からなかった。
「...うっ」
「......ここは?」
「死んだのですね...」
「頭痛い...」
「皆大丈夫?」
しばらく待っていると皆が気分悪そうに起き出したので、光る玉の事を伝え、これからどうして行くか話し合いを始めた。
「あの時、僕の首が落ちたんだよね?」
「...うん、風の音が一瞬聞こえた時には白羅君達の首が落ちたよ。その後、すぐに私の意識も落ちたわ」
どうやら、僕の死を見ていたのは佐倉だけで、他は僕と同じような光景を見たようだ。
「そうなのか...
警戒してたつもりだけど、全く攻撃に気づけなかったよ」
「ねぇ、ちょっと混乱してるんだけど、どうして私達は自分の首が落ちたと分かっているのに、こんな冷静でいれるんだろう?」
峰内が不思議そうな表情をして聞いてきた。
そういえば、普通なら恐怖から発狂してもおかしくない状況なのに平常でいられるのだろう?
「多分、ナギアさんの回復魔法か、このダンジョンの効果か何かかもしれないですね。
ドーイさん達が話していた内容の中に精神すら回復するとか言っていた気がします」
「なるほど、ナギアさんが何かしてくれたお陰かもしれないね。
...そろそろ行こうか。
このダンジョンから皆で脱出しよう!」
「「「「はい」」」」
僕達は作戦など話し合ったり、対策を考えて光る玉を持ち部屋を出た。
「...風の音はないみたいだね。このまま進むぞ」
「...待って!音が...」
......ゴゴゴゴロゴロゴロ!!!
僕達の進行方向から何が転がってくるような音が近ずいて来た。音からして数は一体ではないと分かった。
「戦闘準備!」
...ゴロゴロゴロ!!!
魔道具の光の照らす距離まで近ずいて来た音の正体は岩を身体中に纏ったゴーレムだった。
ゴーレムは転がるのを止めずに、こっちに突っ込んできた。
「皆避けろ!」
僕の合図でゴーレムの攻撃をタイミングよく避けるとゴーレムの体が光出し僕の意識は途絶えた...
「...またか」
「あっ気が付きましたね」
また光る玉の部屋で目が覚めると、既に皆が起きていた。
「あのゴーレムって爆発したの?」
「多分そうです。光に包まれた時には意識が飛んだので、強力な爆発だったのだと思います。
それと、この部屋に風呂とトイレが現れました...」
「...え?」
佐倉達の案内され、光る玉の置いてある場所の奥に進むと、何も無かった岩壁に扉が4つ設置されていた。
「私達が気がついた時には既に...」
1つ目の扉と2つ目のは扉を開けると、トイレが設置されており、洋式で温水洗浄便座だった。更に上の棚にはトイレットペーパーが置いてあり、一部屋200個あったので、合計400個あった。
3つ目の扉には『男』と書かれた暖簾がかかっており、4つ目の扉には『女』と書かれた暖簾がかかっていた。
「...まるで銭湯だね」
「これが設置されているということは、ダンジョン生活が始まるのね...」
「でも、私は温泉があるのは嬉しいな~
異世界って身分の高い人ぐらいじゃないと、風呂に毎日入れないしね」
「早速中見てみよう!」
皆が女湯の中を確認するため中に入っていったので、僕も風呂を確認する為に『男』と書かれた暖簾を潜った。
「うわぁ...」
風呂は想像以上に広く、脱いだ服をいれる籠や体重計、コーヒー牛乳やフルーツ牛乳が置いてある場所もあり、普通の銭湯より良い環境だった。
風呂場に入ってみると、既に湯が張ってあり湯気が上がっていた。
風呂の隣にはプレートが置いてあり少し弄ってみると温度調整が出来た。他にも柚子風呂や電気風呂と様々な設定が出来るようになっていて、ナギアさんの優しさに少し引いた。
「ナギアさん...とてもありがたいけど、ここまでしなくても良かったんじゃないかな?」
僕は光る玉の部屋に戻り、皆と話し合った結果、風呂に1度入った後に脱出する事になり、僕達はトイレや風呂(銭湯)といったダンジョンの雰囲気をぶち壊している様なものを付けてくれたナギアさんに感謝して入るのだった。
この時の僕達はナギアさんがここまで優しい事をしてくれる理由を知らなかった。
このダンジョンの本当に恐ろしいのはこれからだったのだ...
======================
どうも!こんにちは
この回を書いていたら
とても羨ましくなってきました...
コーヒー牛乳とかフルーツ牛乳って美味しいですよね
白羅君達はダンジョンから出てくるまでは、話に登場するかは分かりません。
他の人などの話を書いて話を進めていければいいなと思います。
(クラス転移系の小説も好きで話に加えてみましたが、結構難しいですね。
書く側となったことで、あの時の疑問が解決しましたw)
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