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第一章 悪役令嬢と女神様
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ノワールやロランが王都を出発した次の日。時が経つのは早いものである。
可愛らしい鳥のさえずり。柔らかな朝の光。
あぁ、幸せだわ。こういう小さな発見を積み重ねて人は大きな幸せを掴むのね…
…はっ、このメルヘン思考ってヒロインっぽい!?…やめよう。モブが遠ざかる。王子様とくっついてハッピーエンド的なルートに入ってしまう。
ベッドの中で起き上がり、んーっ、と伸びを一つ。窓の方からする人の気配は敢えてスルーしよう。
あぁ、でも本当に平和だわ…
いつになくメルヘンな思考の私は爽やかな朝を堪能していた。
「おはようございます、シルヴィラ様!」
…否。堪能したかった。
お久しぶりです、と続けるシャルロット。窓の方の気配は無論、この少女である。彼女はベッド横にある出窓のテーブル板に寄りかかっていた。そこは体重かけちゃダメな所だった気がする。まぁいいか、シャルロット軽そうだし。
昨日の今日で何が久しぶりだ。昨日はちゃんと窓に鍵をかけてから寝たのになんでいるのよ…。それはあれなのか。またヒロインミラクルなのか。
どうでもいいから私の爽やかな朝を返せ。
寝起きの不機嫌さでシャルロットを睨んでいるとキィー、とドアが開閉する音。この家っていつでも古いなぁ、とぼんやり思った。たしか今年で築57年だ。そのわりには綺麗である。
…話がそれた。
「シルヴィラおはよう…一日の最初にハーブティーなんてどう?」
朝日よりも柔らかなテノール。心地よい声がしたドアの方を向く。そこには予想通りにこ、と笑うお兄様。
いつもは私の部屋に無断で入ったりしないのに…どういう風の吹きまわしだろう。
「窓が開いてなくて困ってたらそこのイケメンが助けてくれたのです」
あー、そうなんだー。
一を聞いて十を知った気分である。
…お兄様、家に変な人を入れてはいけません。
…シャルロット、イケメンという言葉はこの世界にはありません。なるべくこの世界にある言葉を使いなさい。
先にシャルロットをたしなめてからはてなを浮かべるお兄様に向き直る。いけめん?と首を傾げている姿は格好いいというより可愛らしい。
「お兄様」
「ん?なーに?」
「知らない人を家に入れてはいけません」
お兄様がどうしてこの部屋にいるのかはこの際置いておこう。同じ家に住んでいるのだから部屋に入るのは簡単だし。入るなと言ってしょぼんという顔をされても扱いに困るし。
「知らない人じゃないよ?一昨日のパーティーでシルヴィラと一緒に騒ぎを起こしてた人でしょう?」
「……」
ソウデスネ。
注目されてのぼせ上がった黒歴史なのであまり掘り返さないでほしかった。むぅ、お兄様だから怒れない…!
いやでも、お兄様は話したことすらないはず。
「話したこともない人は知らない人で充分です」
「じゃあこれからは良いの?おれ、シャルロットとお話したし」
「……」
2度目の沈黙。今なら悟りを開ける気がする。
小首をかしげるお兄様。そんなに可愛い仕草を自然にするからお兄様は実は裏社会を牛耳っているとか、女を本気にさせてからフッて絶望させるのが趣味とか言われるのだ。どうやら可愛いすぎて逆にそういう噂が立つらしい。
なのでお兄様は素晴らしく純粋だけれど、それを知る者は少ない。しかし、この純粋さは絶滅危惧種モノなので末長く守っていこうと心に誓っている。
あぁ、シャルロットは変な子だから超純粋なお兄様に変なことを吹き込まないか心配なんです。だからあまり関わってほしくないんです、とか言いたい!でも言えない!
自分が言われて傷つくことは人に言っちゃいけません、って小学校で習ったもん。
あれ、シャルロットはMだからご褒美になるのか?うーん、なんかこんがらがってきた。よし、考えないでいこう。
シルヴィラは考えることを放棄した!レベルが1上がった!シルヴィラは深く考えないを覚えた!
あれ、いつからこんなファンタジーゲームになったんだっけ?
………
……最初からだ!
もともとこれファンタジー乙女ゲームだった!
でも好感度はあったけど、レベルはなかった気がする!
あー、私ほんとに疲れてるのかも…。疲れるような生活送っていないはずなのに、何故。
「…扉から入ろうとした時だけ開けてあげてください」
考えるのを本格的にやめて言うと、お兄様は素直に頷いてくれた。瞬間、彼の頭を撫でまわしたい衝動にかられたが、必死に我慢した。
「りょーかい」
それからシャルロットと二人で話したいから、とお兄様を追い出す。きっとシャルロットは昨日の話をしにきたはずだから。
さすがにお兄様の前で受けとか攻めとか言えないもん。こんな私だが多少の恥じらいは持ちあわせている。
シャルロットも、用もなく朝から来たりしないよね…?
結構怒りぎみな私である。不機嫌は寝起きだから仕方ないと思ってほしい。
お兄様がハーブティーは?としょぼんとしていたので朝食のあと頂きます、と返しておいた。
お兄様が完全に出ていったことを見て天井を見上げる。朝っぱらからこんなに忙しいとは…全く、なんて日だ。
私は王宮で王子と騎士がイチャコラしているのを見たいのに。…まぁそんなの一度だって見たことは無いけれども!多分何処に行っても見られないけれども!今行っても王子も騎士も王宮には居ないけれども!
…いいんだよ、ウキウキしながら王宮歩くだけで楽しいもん。
「シャルロット、昨日言ってたシナリオが机の上にあるから勝手に取ってキャラ絵の案出してくれる…?」
視線を天井から離さず指示を出した。これ以上振り回されてたまるか。
私は振り回す方が性に合ってるんだよ。
「なるべく早く頑張ります、隊長!」
はあ?
誰だよ。
驚いて彼女を見てしまった。彼女はビシ、と敬礼していた。本当に誰。
それにしてもシャルロットのキャラが不安定すぎる。
いつものシャルロットもあれだけど、これはこれで違和感があっていやだなぁ…。
「もっと罵ってください、隊長!」
そう言われた瞬間すうっと頭が冷えた。
あ、全然普通だった。こいつ通常運転だわ。
てか私は貴女を罵ったことなんて一度もないのだけれど。変な勘違いはしないでほしい。
まぁ、冷たい視線は散々浴びせたけれども。
「いつものように私に絶対零度の眼差しを!」
「……」
3度目の沈黙。
…せんせー、冷たい視線は罵りに入りますかー?
私はシャルロットの扱いに困りはて、頭を抱えた。
…help me、ノワール。
可愛らしい鳥のさえずり。柔らかな朝の光。
あぁ、幸せだわ。こういう小さな発見を積み重ねて人は大きな幸せを掴むのね…
…はっ、このメルヘン思考ってヒロインっぽい!?…やめよう。モブが遠ざかる。王子様とくっついてハッピーエンド的なルートに入ってしまう。
ベッドの中で起き上がり、んーっ、と伸びを一つ。窓の方からする人の気配は敢えてスルーしよう。
あぁ、でも本当に平和だわ…
いつになくメルヘンな思考の私は爽やかな朝を堪能していた。
「おはようございます、シルヴィラ様!」
…否。堪能したかった。
お久しぶりです、と続けるシャルロット。窓の方の気配は無論、この少女である。彼女はベッド横にある出窓のテーブル板に寄りかかっていた。そこは体重かけちゃダメな所だった気がする。まぁいいか、シャルロット軽そうだし。
昨日の今日で何が久しぶりだ。昨日はちゃんと窓に鍵をかけてから寝たのになんでいるのよ…。それはあれなのか。またヒロインミラクルなのか。
どうでもいいから私の爽やかな朝を返せ。
寝起きの不機嫌さでシャルロットを睨んでいるとキィー、とドアが開閉する音。この家っていつでも古いなぁ、とぼんやり思った。たしか今年で築57年だ。そのわりには綺麗である。
…話がそれた。
「シルヴィラおはよう…一日の最初にハーブティーなんてどう?」
朝日よりも柔らかなテノール。心地よい声がしたドアの方を向く。そこには予想通りにこ、と笑うお兄様。
いつもは私の部屋に無断で入ったりしないのに…どういう風の吹きまわしだろう。
「窓が開いてなくて困ってたらそこのイケメンが助けてくれたのです」
あー、そうなんだー。
一を聞いて十を知った気分である。
…お兄様、家に変な人を入れてはいけません。
…シャルロット、イケメンという言葉はこの世界にはありません。なるべくこの世界にある言葉を使いなさい。
先にシャルロットをたしなめてからはてなを浮かべるお兄様に向き直る。いけめん?と首を傾げている姿は格好いいというより可愛らしい。
「お兄様」
「ん?なーに?」
「知らない人を家に入れてはいけません」
お兄様がどうしてこの部屋にいるのかはこの際置いておこう。同じ家に住んでいるのだから部屋に入るのは簡単だし。入るなと言ってしょぼんという顔をされても扱いに困るし。
「知らない人じゃないよ?一昨日のパーティーでシルヴィラと一緒に騒ぎを起こしてた人でしょう?」
「……」
ソウデスネ。
注目されてのぼせ上がった黒歴史なのであまり掘り返さないでほしかった。むぅ、お兄様だから怒れない…!
いやでも、お兄様は話したことすらないはず。
「話したこともない人は知らない人で充分です」
「じゃあこれからは良いの?おれ、シャルロットとお話したし」
「……」
2度目の沈黙。今なら悟りを開ける気がする。
小首をかしげるお兄様。そんなに可愛い仕草を自然にするからお兄様は実は裏社会を牛耳っているとか、女を本気にさせてからフッて絶望させるのが趣味とか言われるのだ。どうやら可愛いすぎて逆にそういう噂が立つらしい。
なのでお兄様は素晴らしく純粋だけれど、それを知る者は少ない。しかし、この純粋さは絶滅危惧種モノなので末長く守っていこうと心に誓っている。
あぁ、シャルロットは変な子だから超純粋なお兄様に変なことを吹き込まないか心配なんです。だからあまり関わってほしくないんです、とか言いたい!でも言えない!
自分が言われて傷つくことは人に言っちゃいけません、って小学校で習ったもん。
あれ、シャルロットはMだからご褒美になるのか?うーん、なんかこんがらがってきた。よし、考えないでいこう。
シルヴィラは考えることを放棄した!レベルが1上がった!シルヴィラは深く考えないを覚えた!
あれ、いつからこんなファンタジーゲームになったんだっけ?
………
……最初からだ!
もともとこれファンタジー乙女ゲームだった!
でも好感度はあったけど、レベルはなかった気がする!
あー、私ほんとに疲れてるのかも…。疲れるような生活送っていないはずなのに、何故。
「…扉から入ろうとした時だけ開けてあげてください」
考えるのを本格的にやめて言うと、お兄様は素直に頷いてくれた。瞬間、彼の頭を撫でまわしたい衝動にかられたが、必死に我慢した。
「りょーかい」
それからシャルロットと二人で話したいから、とお兄様を追い出す。きっとシャルロットは昨日の話をしにきたはずだから。
さすがにお兄様の前で受けとか攻めとか言えないもん。こんな私だが多少の恥じらいは持ちあわせている。
シャルロットも、用もなく朝から来たりしないよね…?
結構怒りぎみな私である。不機嫌は寝起きだから仕方ないと思ってほしい。
お兄様がハーブティーは?としょぼんとしていたので朝食のあと頂きます、と返しておいた。
お兄様が完全に出ていったことを見て天井を見上げる。朝っぱらからこんなに忙しいとは…全く、なんて日だ。
私は王宮で王子と騎士がイチャコラしているのを見たいのに。…まぁそんなの一度だって見たことは無いけれども!多分何処に行っても見られないけれども!今行っても王子も騎士も王宮には居ないけれども!
…いいんだよ、ウキウキしながら王宮歩くだけで楽しいもん。
「シャルロット、昨日言ってたシナリオが机の上にあるから勝手に取ってキャラ絵の案出してくれる…?」
視線を天井から離さず指示を出した。これ以上振り回されてたまるか。
私は振り回す方が性に合ってるんだよ。
「なるべく早く頑張ります、隊長!」
はあ?
誰だよ。
驚いて彼女を見てしまった。彼女はビシ、と敬礼していた。本当に誰。
それにしてもシャルロットのキャラが不安定すぎる。
いつものシャルロットもあれだけど、これはこれで違和感があっていやだなぁ…。
「もっと罵ってください、隊長!」
そう言われた瞬間すうっと頭が冷えた。
あ、全然普通だった。こいつ通常運転だわ。
てか私は貴女を罵ったことなんて一度もないのだけれど。変な勘違いはしないでほしい。
まぁ、冷たい視線は散々浴びせたけれども。
「いつものように私に絶対零度の眼差しを!」
「……」
3度目の沈黙。
…せんせー、冷たい視線は罵りに入りますかー?
私はシャルロットの扱いに困りはて、頭を抱えた。
…help me、ノワール。
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