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1話 (1) インターホン
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最近の建てられた家では、インターホンが鳴ると室内から周辺の映像が確認でき、互いに音声が確認できる。
これは、ある知人から聞いた話だ。
━━━━━━━━━━━━━━━
男の家は、都心から少し離れたところに住んでおり、家賃を節約するために築100年以上経っているだろう古びたアパートの1階に住んでいる。
男はいけないところから借りた多額の借金を負っており、不定期にヤクザらしからぬ人が訪れる。
一度顔を出したら気絶するまで殴られたことがあった。
いつ怖い人たちが来るのか分からないため、家にいる間は物音立てずに静かに暮らしている。もちろん明かりも最小限だ。
毎日怯えた生活を送っているため、最近では自分で何か対策を立てなければ殺られると思った。
怖い人たちは基本、夜に来ることが多かった。
その対策として、インターホンの通話をONにしておくことだ。
初めはそれでよかったが、光熱費が払えなくなり節約するため常時ONにするのではなく、定期的にインターホンで確認することにした。
そんな生活を2週間程続けていたある日、深夜のインターホンに奇妙なものが映りこんだ。
それは、顔、腕、足が全て大きさが異なるものを兼ね備えていた。
体に合わず肥大した顔、左右の大きさが明らかに違う腕と足。
それを見つけた瞬間ゾッとした。
その『何か』は、ゆっくり歩いていた。
俺は『何か』が通り過ぎるまでまるで、時が止まったかのように動かなかった。
いや、動けなかった。
絶対に関わったらいけないものだと思った。この世のものではないものと。
そして、自分のインターホンに『何か』が写ってしまった恐怖からしばらく頭の整理が追いつかずただ呆然と立ちつくした。
その夜、あの光景が忘れられず一睡も出来なかった。
これは、ある知人から聞いた話だ。
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男の家は、都心から少し離れたところに住んでおり、家賃を節約するために築100年以上経っているだろう古びたアパートの1階に住んでいる。
男はいけないところから借りた多額の借金を負っており、不定期にヤクザらしからぬ人が訪れる。
一度顔を出したら気絶するまで殴られたことがあった。
いつ怖い人たちが来るのか分からないため、家にいる間は物音立てずに静かに暮らしている。もちろん明かりも最小限だ。
毎日怯えた生活を送っているため、最近では自分で何か対策を立てなければ殺られると思った。
怖い人たちは基本、夜に来ることが多かった。
その対策として、インターホンの通話をONにしておくことだ。
初めはそれでよかったが、光熱費が払えなくなり節約するため常時ONにするのではなく、定期的にインターホンで確認することにした。
そんな生活を2週間程続けていたある日、深夜のインターホンに奇妙なものが映りこんだ。
それは、顔、腕、足が全て大きさが異なるものを兼ね備えていた。
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それを見つけた瞬間ゾッとした。
その『何か』は、ゆっくり歩いていた。
俺は『何か』が通り過ぎるまでまるで、時が止まったかのように動かなかった。
いや、動けなかった。
絶対に関わったらいけないものだと思った。この世のものではないものと。
そして、自分のインターホンに『何か』が写ってしまった恐怖からしばらく頭の整理が追いつかずただ呆然と立ちつくした。
その夜、あの光景が忘れられず一睡も出来なかった。
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