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10話
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中はとても広いため護衛騎士も含め、全員で本屋に来店した。
「ふわわぁ、凄く広いですね。」
「ここはな、帝国で二番目に広い本屋だ。大体のものは、ここにあるぞ。外国の著書も含めてな。」
「えー!そうなんですかっ。」
これで、二番目ってことはこれよりも広いってことだよね。どのくらい広いのか今度見てみたいな。
あれ?お兄様がいない。
キョロキョロ
ウィリアムは辺りを見回した。
あ!お兄様、いつの間にか本棚の方に移動してる。
「あっという間に、本に夢中になっているな。表立って、はしゃいでいる訳では無いが、内心は楽しみしていたんだな。」
(ルーカスは、少し大人びている部分があるがこう見ると、子供らしさがあるな。甘えさせてあげることが出来なかったのでは無いかと思っていたから、安心したな。)
侯爵は、ルーカスの様子を見ながら安堵した。
「僕も、本見てきてもいいですか。」
「広いから、私も着いていく」
僕に、護衛を1人付け、お父様と一緒に手を繋ぎながら室内を歩いた。
ウィリアムは、目に入った物をひとつ手に取った。
「お父様。これは、なんという本なのですか。」
僕は、お父様にひとつの本を提示した。
「これはな、"ポーション生成"についての本だな。」
「ポーションってなんですか?」
「"ポーション"っていうのはな、液体で服用する薬のことだな。基本的には即効性があることで有名であり、主に魔力増強や回復など種類によっては様々な効果があるな。材料を調合することで生成できる。」
「それって僕でも、作ることができるのですか?」
「あぁ。けど、調合するのはまだウィリアムには早い。間違えたら、爆発してしまう可能性もあるしな。」
「ば、爆発っ!?」
「だから、調合には細心の注意を払わないといけない。」
「調合って危険なんですね。でも、それで病気とかも、治るのですか。」
「そうだな。だが、回復ポーションとは違い生成するのはとても難しく魔力を込めないと行けないのだよ。」
回復と病気の治療は作り方が違うんだ。
でも手術しないで、お薬だけで病気を治せるのは凄くいいな。手術は怖いし、痛いもん。
僕にも、みんなを癒せるお薬作れるかな。
「お父様、この本欲しいです。」
ウィリアムは、危ないと分かっているため侯爵が、買ってくれないと思いうるうるとした目で侯爵にお願いをした。
(可愛いな。これは、外に出したら危険な可愛さだ。国ひとつ滅びかねん。しかし、調合が万が一にでも失敗してしまったりしたら危険だな。だからといって、子供の歩を止めたくはない。条件をつけるか…。)
「買ってもいいが、生成する時は誰か大人が近くにいないと作ったらダメだからな。」
「うん、分かった!」
「じゃあ、父さんと約束しよう。」
そう言うと、お父様は右手の小指を差し出した。それにともない、ウィリアムも小指を出しお互いの指を絡めて約束をした。
「なら、薬草についての本なども必要だな。」
僕とお父様は、ポーション生成に必要な本を手に取り始めた。
「ふわわぁ、凄く広いですね。」
「ここはな、帝国で二番目に広い本屋だ。大体のものは、ここにあるぞ。外国の著書も含めてな。」
「えー!そうなんですかっ。」
これで、二番目ってことはこれよりも広いってことだよね。どのくらい広いのか今度見てみたいな。
あれ?お兄様がいない。
キョロキョロ
ウィリアムは辺りを見回した。
あ!お兄様、いつの間にか本棚の方に移動してる。
「あっという間に、本に夢中になっているな。表立って、はしゃいでいる訳では無いが、内心は楽しみしていたんだな。」
(ルーカスは、少し大人びている部分があるがこう見ると、子供らしさがあるな。甘えさせてあげることが出来なかったのでは無いかと思っていたから、安心したな。)
侯爵は、ルーカスの様子を見ながら安堵した。
「僕も、本見てきてもいいですか。」
「広いから、私も着いていく」
僕に、護衛を1人付け、お父様と一緒に手を繋ぎながら室内を歩いた。
ウィリアムは、目に入った物をひとつ手に取った。
「お父様。これは、なんという本なのですか。」
僕は、お父様にひとつの本を提示した。
「これはな、"ポーション生成"についての本だな。」
「ポーションってなんですか?」
「"ポーション"っていうのはな、液体で服用する薬のことだな。基本的には即効性があることで有名であり、主に魔力増強や回復など種類によっては様々な効果があるな。材料を調合することで生成できる。」
「それって僕でも、作ることができるのですか?」
「あぁ。けど、調合するのはまだウィリアムには早い。間違えたら、爆発してしまう可能性もあるしな。」
「ば、爆発っ!?」
「だから、調合には細心の注意を払わないといけない。」
「調合って危険なんですね。でも、それで病気とかも、治るのですか。」
「そうだな。だが、回復ポーションとは違い生成するのはとても難しく魔力を込めないと行けないのだよ。」
回復と病気の治療は作り方が違うんだ。
でも手術しないで、お薬だけで病気を治せるのは凄くいいな。手術は怖いし、痛いもん。
僕にも、みんなを癒せるお薬作れるかな。
「お父様、この本欲しいです。」
ウィリアムは、危ないと分かっているため侯爵が、買ってくれないと思いうるうるとした目で侯爵にお願いをした。
(可愛いな。これは、外に出したら危険な可愛さだ。国ひとつ滅びかねん。しかし、調合が万が一にでも失敗してしまったりしたら危険だな。だからといって、子供の歩を止めたくはない。条件をつけるか…。)
「買ってもいいが、生成する時は誰か大人が近くにいないと作ったらダメだからな。」
「うん、分かった!」
「じゃあ、父さんと約束しよう。」
そう言うと、お父様は右手の小指を差し出した。それにともない、ウィリアムも小指を出しお互いの指を絡めて約束をした。
「なら、薬草についての本なども必要だな。」
僕とお父様は、ポーション生成に必要な本を手に取り始めた。
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