公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~

谷 優

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106話

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目覚めてから1日後、まだ体は痛いけど筋肉痛らしき痛みはさほどなくなってきた。

  お母様に毒を盛るように指示した、背後の人間が誰か、まだ分からない。お父様は、調査している途中っていっていた。あの侍女から聞き出せれば良かったのに、殺されているからどうしようもない。
 
リエルが言っていた黒幕がきっとそうなんだけど、検討も付かない。

   「そういえば、ステラとフィーネはどこにいるんだろ」

  私は、皆が居なくなった部屋でポツリと呟いた。

お父様は、ヴァイスに臣下たちの会議には参加して欲しいと懇願され、わざわざ参加する必要はないと言った。

  ヴァイスの様子から見るに、相当大事な会議なのだろう。恥ずかしいけど私は、「お父様は、みんなに慕われているんですね!お父様かっこいいです!」などと、無邪気な子供のように言った。

  流石に、娘にこんなことを言われたら行くしかない。お父様は、すぐ戻ると言い会議に参加するため退出した。

 今思い出しても本当に恥ずかしい。

私は、恥ずかしさから布団を一気に被った。

  「いや、本当にステラどこにいったんだろう。捨てられちゃったとか!?」
  
  いくら森で過ごしてたとしても、捨てられるとなれば本当に可哀想。1回飼うことを決めたなら、捨てるのは無責任だ。

  森で寂しく一人でいるステラを想像すると、本当に胸が苦しい。

   「チリン、チリン、チリン」

  私は、枕元にある使用人を呼ぶベルを思いっきり鳴らした。少しすると、マリアナが血相を変えて部屋に来てくれた。

    「お嬢様どうしましたか!?どこか、お身体が悪いのですか!」

 マリアナは、私の身体をくまなく観察している。私が日頃ベルを鳴らさないからマリアナ、驚いて来たんだよね。でも、私にとっては重要なこと。

    「マリアナ来てくれてありがとう、私の体の不調はないんだけど、ステラがどこにいるのか聞きたくて」

  マリアナは、少し悩んでいる。

まって本当に、捨てられたの!?だとしたら、お父様だよね!ステラは、私やお姉様たちの恩人なのに酷すぎる!

     「どこに捨てたの!」

私は、マリアナを責めている訳では無いが強い口調で迫った。

     「…え、いえいえ!ステラ様は公爵家の敷地内にいらっしゃいますよ!」

     「・・・ん?」

お?ん?ステラ、捨てられて、な、い?

     「ステラ様は、最近リアム様と一緒に居られることが多いので恐らく今も一緒におられると思います。噴水でよくお見かけするので、もしかしたらそちらにおられるのではないかと。」

     「あ…ごめん強い言い方しちゃったよね。私、てっきりステラが捨てられちゃったのかと思っちゃって」

     「そんな、滅相もございません!私も、すぐにお伝えしなかったので」

     「ありがとう、マリアナ」

     「いえ、私は仕事に戻りますのでまたなにかございましたらお呼びください」

     「うん!」

マリアナは、会釈をすると仕事に戻って行った。

   いやー、てっきりお父様が捨てちゃったのかと思っちゃった。本当にごめんなさいだわ。確かに、考えてみればステラは神獣だから家にいてデメリットなことないもんね。勝手にお父様が捨てたのかと思ったけど、良かった。

   「それにしても、リアムはステラと一緒にいるのか。お姉様の神聖力暴走の時、2人一緒に居たからそこからこの二ヶ月間で仲良くなったのかな」

私は、少し疑問に思ったがあの時のことを考えると納得した。多分、ステラとフィーネは一緒にいるよね。

   


  

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