【R18・完結】鳳凰鳴けり~関白秀吉と茶々

みなわなみ

文字の大きさ
14 / 32
第二夜

陸 秀吉、誉める

しおりを挟む
(これはこれは……) 
「お茶々、いかがしたのじゃ?」 
 突然の秀吉の問いが何を表すのか、茶々にはわからなかった。 
「何故、このように濡れておる? 昨日より、しとどに濡れておるぞ? びっしょりじゃー。 何故じゃ?」 
 おどけるように大仰に驚く秀吉の言葉に、茶々は自分の顔が赤く染まるのが解った。 

「……茶々には…わかりませぬ……」 
 (見られている)そう思うだけで、トロトロと躰の中からなにかが出ていく。 
「ん~? 解らぬとな? お茶々~。  一日中、感じておったのか? 江が案ずるはずじゃのぅ。」 
 秀吉の息が、雨に打たれたような柔らかな草むらを吹きわたる。 
「…あぁ……」 
 (恥ずかしい)。そう思っているのに、拒む力はもうなかった。 

「自分で確かめてみよ。」 
 一瞬であった。秀吉は茶々の手を取り、その手で実の上を押さえた。 
「い…ぁうぅん……」 
「そこが疼くのであろう? ほれ、触ってみよ。」 
「いっ、いや……」 
 拒んではみたが、茶々の手は、秀吉によって、脚の間へといざなわれた。ぬるぬるとした液が茶々の華奢な手にまとわりつく。 
 (これが私の躰…?) 
「茶々、そなたが淫らに感じている証じゃ。儂は嬉しいぞ。」 
 秀吉は茶々の手を導き、茶々の手で実を擦る。 
「いや…はあぁぁぅ…」 
 (なんとぬるぬるしておるのじゃ…) 
 恥ずかしさに鼓動が高ぶり、悦びに身が震える。 
「茶々が男子おのこを求めている証じゃ。女子の力が強い証じゃ」 
 茶々の手は、秀吉の手に包まれたまま、自分の実を擦る。 

「あっ、あっ、あぁん……くぅっ……」 
「ほれ、どんどん溢れてくるであろう?」 
「あっ、あぁ…いや、いや……」 
 先程までの快感とは違う、歯止めがきかない快感に、とくとくと溢れだし、自分の手にぬるぬるとまとわりつくものに、茶々の躰は隅々まで桜色に染まっていく。 
 ヌルリとした液を小さな実に擦り付けると、えもいわぬ快感が身体中を走り、声をあげずにはいられない。 

 秀吉が茶々の手を脚の間で動かしながら、胸の膨らみへと口づけた。 
「あぁーっ、あん…あぁっ…はん…あぁ……気持ちが…よう…ござ…ぅっあぁん……あぁ、殿下、殿下ぁ…」 
「まだ足らぬか?」 
「あぁ、…もっと…」 
「もっと?」 
「…もっと…茶々を…なぶって…ください…ま…せ……」 
「よしよし。どれ」 
 茶々の足を少し拡げ、ベッタリした草むらに口づけた。 
「あぅっ…」 
 茶々の躰がビクッと波打つ。 
 秀吉は、実を一度ペロリと舐めあげると、その場に口づけ、熟れすぎた柿の実を食べるように、チュルチュルと吸い上げた。 
「あぁーーーっ、あっ、あっ、殿下っ…あぁっ、いやぁ…」 
 いきなり与えられた強い快感に、身をくねらせながら褥をつかんで、茶々は逃げようとする。しかし秀吉の大きな手でしっかりと捕えられていた腰は動かず、茶々は首を振りながら喘いだ。 

「いや、いや…くぅっ…あぁ…あぁっ、あぅっ、あぁ…助けて…助けてくださりませっ……気が…気が…おかしゅうなりまするっ……でんかぁ……」 
「まだじゃ。なぶってほしいのであろう?」 
 秀吉は、茶々を執拗に舐めては、捏ね回した。 
「くぅん、あぁっぅ……あぁ、あぁ、殿下…殿下…くふぅっっ…」 
 茶々は褥を握りしめ、身もだえを繰り返す。 
「ふふ、そろそろ、気を飛ばしたいとみゆるの…どれ…。茶々、乱れよ。」 
 秀吉がぷっくりと熟した茶々の実に手を当て、潰すように細かく動かした。 
「ひっ、あぁーーーーーっ、あぁ、あぁ、あっ…」 
「ほれ、お茶々。」 
「あぁっぅ、あぁ、殿下、殿下、でんかぁーーーー」 
 茶々の悲鳴が静寂しじまを切りき、秀吉の首をきつく抱き締めたまま、茶々の時が一瞬止まった。 
 秀吉はふすまが微かに動く気配を感じた。 
 (ちと大野めのとどのを驚かせたかの。) 
 ほんのり苦笑した秀吉は、荒く甘い息を繰り返す茶々に頬擦りし、優しく撫でた。 


「茶々、そなたは、なんとも素晴らしき女子じゃ。」 
 心から茶々を誉めずにはいられなかった。 
 茶々はまだ荒い息のままぼんやりしている。 
 それでも、秀吉は茶々を誉めずにはいられなかった。 
「儂は、素晴らしい宝を手に入れた、果報者じゃ。」 
 汗ばんだ茶々の額に張り付いた髪を、秀吉はそっと掻き分ける。 
 襖がまた微かに動き、音もたてずピタリと閉まった。 
「大勢の女子を知っておるが、そなたほどの女子はおらぬ。」 
 茶々の手を取り、秀吉は口づける。 
「よき、女子じゃ。」 
 秀吉の目が潤んでいた。 
「ほんに、よき女子じゃ。」 
「…殿下…」 
 茶々のたおやかな手が、秀吉の頬を撫でた。その手を両手で包み、秀吉が祈るように口を開いた。 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

橘若頭と怖がり姫

真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。 その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。 高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜

桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。 上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。 「私も……私も交配したい」 太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。

高級娼婦×騎士

歌龍吟伶
恋愛
娼婦と騎士の、体から始まるお話。 全3話の短編です。 全話に性的な表現、性描写あり。 他所で知人限定公開していましたが、サービス終了との事でこちらに移しました。

処理中です...