年越し前に君に思いを

ゆき

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年越し前に君に思いを

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 今年も残りわずかとなった。あっという間に終わるのだと思った。そんな僕は今、好きな人と同じベンチに座っている。
 何故かと聞かれても僕が聞きたい。たまたま、年越しは外でするのも悪くないかと思って外に出てベンチに座ったら隣に好きな人が座ってきたのだ。奇跡すぎる。
僕は恥ずかしくて声をかけられなかった。そんな時に、
「あなたはどうしてここにいるの?」と聞かれた。 「いやー、そのー、何となく今年の年越しは外でしてみたくって」と言うと君は小さく笑った。
「そんな理由なの。ごめんね、少し笑ちゃった。」
「全然、笑って貰っていいですよ。」と僕は言った。
君は「実は私もなんだ。あなたと同じ考え。」と君は言った。僕は「そうなの?」と聞き返した。
「うん。」と君は言った。
  僕はこれはチャンスなのではないかと思った。好きな人と2人。周りには誰もいない。告白するには良い条件だった。
けど、恥ずかしくてなかなか言い出せなかった。あと10秒したら言おうとか君がこっちを向いたら言おうとかしていたら、今年もあと5分となった。やばい、早く言わないと年を越してしまう。そう焦っていた時。
「ねえ、あなたは私の事好き?」
と君は聞いてきた。僕は恥ずかしくて「えーと。」とか言って返事を先延ばしてしまった。
すると
「私は君のことが好きなの。だから、私と付き合ってくれない?」
と言われた。僕は驚きすぎてベンチから立ち上がった。
「本当なの?嘘ついてない?」と聞いてしまった。
「嘘なんてつかないよ。ついてどうするの?」と言われた。そうだよな、嘘をつかないって分かってるのに。僕の答えは
「僕も好きです。こんな僕で良かったら付き合ってください。」と言い、君の前に手を伸ばした。
「よろしくね。」と言ってくれた。
僕も「よろしくお願いします。」と言った。
その後ろで新年を祝う花火が上がっていた。
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