あっという間に読める物語集

ゆき

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作られる

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カランコロンと鈴の音が店内に響いていた。店内はレトロな雰囲気の喫茶店だった。
「いらっしゃいませ。お好きな席にどうぞ。」と言われて僕は座った。するとメニューを渡された。そのメニューには何も書かれてはいなかった。
「合言葉をどうぞ。」と言われた。
「思い出なんて」と言った。すると、今まで白紙だった紙にメニューが浮き出てきた。
メニューにはいろんな年月が書かれていた。僕はその中にあった、「生まれてから」というのを選択した。
「本当によろしいのですか?」と聞かれた。
「良いです。早くしてください。」と言うと目の前に小さな瓶が置かれた。
「この瓶に涙を一滴だけ入れてください。それ以上入れると」と何か言われている気がしたがそんなことを聞かずに僕は涙を瓶いっぱいになるように入れた。僕はそこで意識を失った。

「あーあ。人の話を最後まで聞かないからこうなるんだよ。まーいっか。これでこいつのクローンができるし。処分は面倒だけどな。」店員はそう言った。そして目の前にある動かない体を運びながら言った。
「なんでお前ら人間は思い出を捨てようとするんだろうな。俺には分からないから良いか。
さて、またクローンを作りますか。」
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感想 1

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みんなの感想(1件)

りの
2023.12.23 りの

不思議な世界に迷い込んだ気分でした✨
素敵なお話をありがとうございます!

2023.12.24 ゆき

コメントありがとうございます!

解除

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