ハッピーニューイヤー

ハッピーニューイヤー

　11:50
俺らは神社に集まっていた。年越しをみんなとするために。
「寒いな。みんな大丈夫か？」
みんなは頷いているが寒いのか震えていた。本当はくっついていたいが未知のウイルスの影響でくっつけなかった。
「今年はいろいろあったな。未知のウイルスの影響で今年も学校行事はほとんどなかったし、なかなかおまえらと遊びにいけなかったな。」
そう言うとみんなはそうだなと言った。
今年も俺らはいや、学生は未知のウイルスのせいで青春を奪われてしまった。たくさんの思い出を作るはずだった学校も休校になったり、緊急事態宣言で外出の回数を減らされた。家族と合うことさえ躊躇した。けど俺らはそんな中、少しでも思い出を作ろうと思い年越しをみんなとするために集まった。
「おまえら、今年はほとんど何も出来なかったが来年こそはたくさんの思い出を作ろうぜ。」
「おう！」
と返事をしてくれた。
「あと30秒で年が明けるぞ！おまえら飛ぶ準備しとけよ！」
「「「10 ・9・8・7・6・5・4・3・2・1」」」
「「「ハッピーニューイヤー！！！」」」
そう言いながら俺らは飛んだ。
　
　今年もきっと未知のウイルスに振り回されるかもしれない。けど俺らはたった一度しか来ない学校生活を楽しんでやる！