ほしぞら

もののけ退治

もののけ退治に来た敦盛。
「退治といっても何をしたらよいものか？」
女の笑い声が聞こえた。琴の音が聞こえてきて
「これはどういうことだ!!」
様子を見に行くとことが勝手に音が鳴り
「うわ～」
「どうした敦盛殿」
「こ、琴が勝手に。。。」
「まさかそのような。。。たしかに」
「なにかおる」
「今日のところは退散しましょう」
都の警備もこんな状態で人のうわさから始まる。
だから嘘も多い人のうわさから始まるこんな騒ぎも
大変である。


帰り道に敦盛は重政のところにより
「どうした敦盛」
「なんでもない重政ところで物の怪屋敷の話だが」
「どうした」
「あれはほんとだったみたいだ」
「そうなのか」
お茶を運んできた女御も
「ほんとでしたか？」
「あぁ、あれは陰陽師に頼まないといけない」
「それはまことか敦盛」
「おれたちじゃ手に負えない」
「そうじゃったのか　まぁ良い1杯のめ
酒の用意をしてやれ」
敦盛は重政と一緒に酒を飲み日頃の憂さをはらした
やけに月のきれいな夜だった。

もののけ騒ぎから1ヵ月が過ぎたころの話し
「もののけも何とか陰陽師に頼んだがなかなか終わらぬ」
「そうなのか。敦盛」
「たいへんなんだ。重政。物の怪姫の次はなんだと思う？」
「どうしたでは次のうわさはどんなものか?当てよう」
「ヒントはいらぬのか？」
「いらぬ。。。わからぬ」
「そう簡単にはわからないか」
「もったいぶらずに早く話せ」
「なんと今度は生霊の話だ」
「また陰陽師だな」
「またもそういうことだ」
「お酒をお注ぎしましょうか」
女御が聞いてきたので
「かまわん」
「では失礼いたします」
と言い出て行ってしまった。
千歳も気になって
「重政様どうしたのです。」
「今度は生霊の話だと」
「まぁそんなお話し」
「新婚間のないお前にこんな仕事ばかり葵が生霊のでもなるわ」
「はようおかえりください敦盛様」
「わかった。かえるとしよう。」
「そこまで送ってくる。千歳先に寝ていていいぞ」
「はい。」

屋敷を出てゆっくりと歩く2人ものけだなんだというては仕事にならず
敦盛も困り果てていた。
送りついでに何か買ってこようと思い
立ち寄ると金平糖を買ってやった。
「千歳が好きでな」
「俺も葵に買っていくことにする」
「なんださっきの話気にしてるのか？」
「そんなことないがたまにはいいだろ」
「まぁよい」
2人は金平糖を買って別れた
「おれはこっちだから」
「俺は家に帰るよ。敦盛じゃな」
「じゃな。重政」
いい家に帰ると
「千歳にいいものをやろう」
「なんですの？」
包み紙を開けると金平糖が入ってて
「まぁ、重政様買ってきてくれたの？」
「送るついでに店が開いてたのでな」
「ありがとう。大切にします」
「そうか」
一方敦盛の家では
敦盛は家に帰り葵に金平糖を渡して
「これをお前にやる」
「あら、金平糖ではありませんか」
「葵のために買ってきた」
「ありがとうございます。」
2人ともうまくいったみたいだ。
新たな物の怪騒ぎについて調べなくてはけない敦盛に対して重政は
【なるようにしかならん】
と言っている。敦盛のほうが検非違使としての仕事があるもっと近くで様子が分かるが
重政は左近の少将だから都の警備のは全くわからない。
「敦盛は大丈夫なのか?」
「どうしたのです。」
「いやなんでもない」
月夜に酒を飲み笛を吹いて気分を落ち着かせる重政
「物の怪とはまた厄介な　人の心が一番怖い」
「千歳は怖いのですか」
「こわくないが巷で噂の生霊とはこわいものだ」
「そうですね」

「敦盛殿よう参られた」
「大丈夫なんですか？」
「いやそれが生霊とは困った。どうしたらよいものか」
「しょうがありません。いきましょう」
生霊が現れるという場所に向かうことに
公達もそれは何日も苦しんでいる。
どうやら公達に恋をして文をかわしたにもかかわらず公達が冷たいといい
避けられていると思い化けて出るようになってしまった。
姫の気持ちもわかるが男としても何t無くわかる。口説いていたのに他に好きな人ができて疎遠に
なりすれ違った気持ちでいたために自分を見失ってしまったようだ。
姫はよなよな公達の屋敷に出るようになり
「また姫が出た」
「またですか」
「なんとかならんだろうか？」
「そういわれましても。。。」
「くちおしや」
「だれだ！！だれかおるのか？」
公達も怖くなり逃げ出してしまう始末。
噂がうわさを呼んで巷で有名なもののけ屋敷