ほしぞら

hitomi

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真人の新し人生

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牢屋に行き敦盛は真人に
「真人は今日からおれと暮らす」
「えっ、どういうこと」
「真人は俺と一緒に暮らす 屋敷に行けばおれの嫁さんや女御が世話してくれる」
「真人は敦盛の子供のなるの?」
「そうだ 真人が学びたいのであれば学んでもよい」
「ありがとう敦盛様」
「夕方迎えに来るからな」
「うん」
敦盛は仕事に戻り真人は嬉しそうにはしゃいでいた
夕方になり敦盛が真人を迎えに行くと
「来てくれた 来ないかと思ったよ」
「仕事が長引いてな悪かった」
牢屋から出してやると
敦盛に抱き着き何度も礼を言った
「さぁ帰るか」
「うん屋敷はどんなところ」
「重政待たせたな帰るぞ」
「遅いぞ敦盛」
「今の人は誰?」
「友達だ」
「近くまでご一緒していいか?」
「いいよ」
「今日はうちへは寄れないな良い酒がもったいない」
「しょうがない明日よろう」
「わかった」
「ねぇ2人は友達なんでしょ?」
「そうだ」
「昔女を取り合いしたこともある」
「そうなんだ」
重政の屋敷の前で
「じゃな敦盛」
「また明日楽しみにしてる」
「残しておいてやる」
「じゃね重政様」
屋敷の中へ入っていく重政
しばらく歩いて屋敷に着き
「葵おるか?真人風呂に入れてやれ」
「はいわかいました」
女御たちが来て真人をお連れて行ってしまった
「3人分の飯を用意してはくれぬか」
「承知しました」
部屋着に着替えると夕飯の支度をしてある部屋に行く
ふろから上がり髪を整えて真人もにょうごにつれてこられて
葵が御膳を運んでくると
「うわ~、すごい 敦盛様いつもこんなの食べてんの?」
「そうだ」
「敦盛様おひとつどうぞ」
「ではもらおうか」
1杯酒を飲み
「どうした真人食べてもよいのだぞ」
「いただきます」
「召し上がれ」

千歳と2人の夕飯
「おさけおもちしましょうか?」
「いい いらぬ 明日、敦盛が来るのでな」
「そうでしたのでは違うものをお持ちします」
ゆずの入ったお酒をもってきた
「父が持ってきましたのでどうぞ」
「父上がそれは悪いことをした」
「いいんです父が重政様と飲みたいからと買ってきたものなので」
「そうかではいただこう」
「はい」
「う~んゆずの香りがするな おいしそうだ」
「それならよかった父が好きでいつも飲んでるので」
「そうなんだ」

夕飯も終わり真人も寝る時間になり
「真人もう寝る時間だ」
「わかったよ」
「おやすみなさいまし」
女御が真人を寝室までつれたいった
「ほんとにあのこをうちで引き取るおつもり」
「行けなかったか?急なことで葵に話してなかったな」
「きいてません」
「わるかった ほらこれ」
「まぁおまんじゅう」
「お前のために買っておいた」
「だからと言って許したわけではないですよ」
「わかったよ」

次の日の朝、真人が起きてきて
「何もすることない。何かないかな」
「学ぶことも1強いと申している」
「あっ、そうだったね」
「てか今いくつだ」
「10歳」
「葵ちょっと来てくれ10歳の子ができることてなんだ」
「まき割りでも何でもするよ ここへおいてくれるなら」
「そうですわね読み書きなんてどうかしら」
「いいね それにしよう 真人は今日から読み書きの勉強だ」
「いいよ」
朝ご飯を女御たちが運んできたので
ご飯を食べて葵と真人は読み書きの勉強をはじめた
「ではいってくる」
「いってらしゃいませ」
「いってらしゃい」
屋敷を出て外を歩いていると重政を見つけて
「おはよう」
「おはよう敦盛」
「宮廷が屋敷から近いと得だな」
「そうだな」
すぐ横を牛車が通る
泥がかかるところだった
「あぶなかったな」
「ほんとだ」
「どうしたのだ」
「なにがだ?真人のことか?屋敷で勉強してる」
「そうか」
「子供でも欲しくなったのか?」
「そういうことだ」
「なんだおれはこれからほんとの家族になるために絆を作らないといけない」
「他人事みたいに。。。」
「そうじゃ俺には他人事やらねばならぬのは敦盛のほうじゃ」
「なんと申す。父になるのも大変じゃ」
「そうじゃ」
「それじゃ帰りにでも又聞く」
「わかった がんばれよ」
「お互いにな」
  
友と別れて職場に行く
敦盛は警備の仕事、重政は宮廷の仕事お互いに仕事のことははなさないが
お互いのことを認めている
お互いの仕事が成り立たないようでは都はほろびるであろう
陰陽師やもののけなどいたるところにおる
こんな都はいつ滅ぶやわからん
うわさが先に出てしまい信じる者もいて大変である
都で有名な噂といえば帝のことあと物の怪退治の陰陽師のこと
























































































































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