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hitomi

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はじまり

ランチェキ

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「急がなきゃはじまちゃう」
普段は目立たないクラスでもくらすでもおとなしい真菜夏は最近はやりの地下アイドルに夢中である。
ライブのチケットもQRコードで読み取る。
ワンドリのお金払って中に入るとそこは、熱気ムンムン期待に胸踊ろせていると。お目当ての地下アイドルが出てきて、歌い始めた。MCになると笑いがその後ランチェキの抽選あったりツーショットの撮影したり物販で欲しい物があっても公式サイトからの注文しかできない。なんで売り物なのに出してくんないの?
「今日のランチェキてなんか いらない」
お目当ての彼じゃなかったらからその場で交換したりしてる。
「交換してもらってもいいですか?」
「なにがほしいの?」
「このチェキと交換してほしいんですけど。。。」
「いいよ。誰のが欲しいの?」
「ありがとうございます。」
お目当ての彼のチェキを手に入れて喜んでる真菜夏。
「お目当てのチェキもらえたの?」
「うん当たらなかったから、交換してもらったの」
ライブハウスを出て駅に向かってると
駅に向かう人の群れに出くわして
「もうちょっとしてからにする?」
「そうだねコンビニで休む」
「まじそれ~」
友達と2人でコンビニのイートインコーナーでジュースを買って今日見た
メン地下の彼のことで盛り上がり
駅に向かう人も少なくなり、駅に向かい家路についた。

学校に向かう電車の中にイケメンの彼がいて気になっていた真菜夏。
「告白しないの?」
「できないよ。。。」
「なんでよ~」
降りる駅に着き
「さっき見てたでしょ?なんか用?」
「ごめんなさいたまたま目が合ったみたいでその。。。」
「別にいいけど気にしてないよ」
「ごめんなさい」
「変な奴~、誤ってばっかり行こ」
「おう」
そのイケメンは友達と一緒に改札を出て行った。
「やっぱり、イケメンだよね~」
「そうだけど。。。やさしそうな人だね」
「そうでしょ。でもメン地下の」
「はいはいわかりました。早く行こ」
「もう~聞いてよ~」
「いつも聞いてるよ。」
学校につくと、
「はぁ~、勉強してない。今日小テストあるのに。。。」
「どうするつもり!!」
「もうダメ~」

夕方になり、下校して急いでライブハウスに向かう。
少しでも会いたくって出待ちしてしまう。
きょうはプレゼントを持ってきた。誕生日が近いから
「あの~すいません。これお誕生日もうすぐですよね。」
「ありがとう。」
何とか手渡しできてほっとした。
当日は無料でワンドリンク代払って中に入る。
最初から無銭ライブとかもあるよ。
きょうは間に合わなかったから出待ちしてたの。
「あ~いちゃうよ。いいの?」
「プレゼント渡せたからいいの。」
「そうなんだ」
「うん それに好きな人いるし、綺羅はアイドルだもん」
「そうなんだ」
「推しにはそれでも勝て~ん」
「はいはい」

家に着くとスクールバックを机の上に置き
推しとのチェキをながめる
「今日は無理だったけど。。。。明日は頑張るぞ」





































































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