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1.夢の中で
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大学の長い授業を終え帰宅する。
いつも通りポストを開けると
「森本いぶき」と俺宛にかかれた手紙がはいっていた。
差出人は橋本あんりと書かれている。
中学の時に片思いしていた同級生の女の子だ。
橋本が引っ越す事になり、呼び出されて結局すっぽかされそれ以来連絡は取っていなかった。
いぶきは椅子に座り手紙をあける。
すると、開けた瞬間百合の香りが部屋中に広がった。
封筒の中に手紙は入ってなく、中学の時俺が橋本にあげたはずの百合の絵が書かれてあるしおりがはいっていた。
「もう彼氏ができたからいらない」ってことか…?わけわかんねえ
何故か怒りがこみあげてきた。
「ずっと会ってない奴に怒っても意味ねーし寝よ…」
百合の香りでいっぱいの部屋。
中学の時橋本も百合の香りがしたなあなんて思いながら目を閉じる…。
ふわっ…と飛ぶような感覚になり目をあける。
すると、俺は中学の時の教室にたっていて、目の前には、橋本あんりがたっていた。
あんり「久しぶりだね。」
わけがわからないまま呆然とする俺の目を見ながら彼女は話をつづける。
あんり「ここは夢の中だよ。どうしてもいぶきくんにお願いしたいことがあるの!!」
そういうと、教室の窓際の1番後ろの席を指差した。
あんり「あの席に座ってた女の子、覚えてる??」
いぶき「え?いや…それより…」
質問しようとした俺の言葉を遮るように橋本は話つづける。
あんり「田中かほちゃん。彼女にあって今どうしてるか聞いてきてほしいの…。私酷いこといっちゃて…。」
悲しそうな顔をしながら田中かほの席を見る。
風でカーテンがふわっとあがる。
それと同時に教室と橋本が透けるように消えていく…。
目の前が真っ暗になって目をあけると、いつもの自分の部屋に寝ていた。
いぶき「夢……???」
夢のはずなのにあんりの表情や話した事すべて鮮明に覚えていた。
いつも通りポストを開けると
「森本いぶき」と俺宛にかかれた手紙がはいっていた。
差出人は橋本あんりと書かれている。
中学の時に片思いしていた同級生の女の子だ。
橋本が引っ越す事になり、呼び出されて結局すっぽかされそれ以来連絡は取っていなかった。
いぶきは椅子に座り手紙をあける。
すると、開けた瞬間百合の香りが部屋中に広がった。
封筒の中に手紙は入ってなく、中学の時俺が橋本にあげたはずの百合の絵が書かれてあるしおりがはいっていた。
「もう彼氏ができたからいらない」ってことか…?わけわかんねえ
何故か怒りがこみあげてきた。
「ずっと会ってない奴に怒っても意味ねーし寝よ…」
百合の香りでいっぱいの部屋。
中学の時橋本も百合の香りがしたなあなんて思いながら目を閉じる…。
ふわっ…と飛ぶような感覚になり目をあける。
すると、俺は中学の時の教室にたっていて、目の前には、橋本あんりがたっていた。
あんり「久しぶりだね。」
わけがわからないまま呆然とする俺の目を見ながら彼女は話をつづける。
あんり「ここは夢の中だよ。どうしてもいぶきくんにお願いしたいことがあるの!!」
そういうと、教室の窓際の1番後ろの席を指差した。
あんり「あの席に座ってた女の子、覚えてる??」
いぶき「え?いや…それより…」
質問しようとした俺の言葉を遮るように橋本は話つづける。
あんり「田中かほちゃん。彼女にあって今どうしてるか聞いてきてほしいの…。私酷いこといっちゃて…。」
悲しそうな顔をしながら田中かほの席を見る。
風でカーテンがふわっとあがる。
それと同時に教室と橋本が透けるように消えていく…。
目の前が真っ暗になって目をあけると、いつもの自分の部屋に寝ていた。
いぶき「夢……???」
夢のはずなのにあんりの表情や話した事すべて鮮明に覚えていた。
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