白旗と赤旗

辺留琶誤者

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白旗

 その日僕は人生で初めて「告白」をした。その女子はクラスも学校も一緒なわけではない。その女子は僕が初めて純粋に、真剣に好きになった相手なのかもしれない。

白旗と赤旗

僕とその彼女(「ヒロシマ」とでも呼ぼう)はもっというなら都道府県も違う。ただ、僕はヒロシマを見た時に好きだとわかった。「目と目が合う その瞬間…」みたいなもんだ。幸運なことに街角で見たのではなく「夏に海外にボランティアにいく」という活動に参加した15人ぐらいのメンバーのうちの1人で、アピール期間は3週間あった。
 
 希望はある!!(あった)

 ただ、そんなうまくいくわけもなく3週間は過ぎて帰国。唯一話したのは出国直前の空港。残ったのは「顔面手帳」(日本語訳してます。英語訳頑張って。)のメッセージアプリだけ。
 
 絶望でしかない。何も言わずに会いにいったら犯罪だろ。
 だけど、俺は今まで告白(15歳。非リア歴年齢です。)なんかしたことなかったからテクニックなんか知らないから、一晩寝かせるのは硬い食材使う料理だけだと思ってるし、直接的な言葉は言えない、使えない、出てこない。(「ず、ずぎなんて、お、おら言えねぇだぁ(照)」みたいな感じ(照)」
 なので顔面手帳のヒロシマの投稿に「頑張ってください」とか「気をつけてください」とかを送った。(ヒロシマの投稿にコメントしたのは一回。上記の例のうちどちらかは嘘です。)

 初めてメッセージアプリを使ったのはスーパームーの日だった。

 その前日に学校の授業でいいことを聞いた。「夏目漱石が『アイラブユー』の訳に『月が綺麗ですね』という訳を使った」という低脳の僕にはいかにも不可解な話。それを聞いたのだ。心の中ではいい言葉が見つかり『リトルミー』(心の中の僕のこと。『リトルホンダ』みたいな感じ。ケチャップドバドバ)はいきなり拳を突き上げガッツポーズ。だが不意打ちすぎて『リトルミー』の腕がちぎれかけた。それほど嬉しかった程度に思っていてくれたらいい。

 ここから『リトルミー』に変なアイデアを囁かれた恋愛経験ゼロの僕のバカな快進撃が僕の墓穴を徐々に掘り始めた。
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