2 / 4
「ミイラ」吉本ばなな 感想
「ミイラ」あらすじ
顔見知りだった男にひょんなことからついて行き、なぜか監禁されることになってしまった主人公。身体を重ね、共に時を過ごす中でとある「ミイラ」を見せてもらう。男の思いと主人公の本性がうまく溶け合うとき、二人はそれぞれ別れへと進み、刹那の時を過ごすのであった。
吉本ばななの、数多の著作の中でも異色のやばい名作。短編集「体は全部知っている」に掲載。
素晴らしいスパイス。良い意味で作品が浮いてる。
男と主人公の、緩やかな監禁の流れ、ゆったりとした文体が崩れることなくエロさが滲み出ていて唸ってしまった。
一晩中好きなようにされるの最高にやばい。その言葉に隠れた情欲と背徳と、静かな交尾。
やってることがこれなのに陵辱感ゼロに感じるのが逆に好き。
違う誰かが書いたら、とんでもなく灰汁の強い作品になってた。
主人公が男の頭に土偶をぶち込んだ時に「そこで?」とは思うが、相手への愛を知る場面があってつらい。
本当になんというか…愛おしいという感覚はわかる人にしかわからない。独特な心の冷たさを持っていた主人公が、よくその愛という感情に気づいたなと。
男の方も、あっさりとした欲情かと思いきや、ミイラにしたいぐらい主人公を愛してしまうのほんと好き。異色の独占欲かな。結構な変態で好き。
ばななさんが書く男性は穏やかな人がすごく多い印象ですが、彼もまたその穏やかそうな男の類に入っておきながらこのレベルの変態なのはずるい。
ちなみに二人がお互いの名前を呼ぶ場面が一度もない。主人公に一切の名前表記がないし、未だに男の名前が覚えられない。それでも忘れられない物語のインパクト。
結ばれることはなかったが、だからこそ、この話は誰にでも起こりうる様で、起こり得ることのない非現実と愛だ。
あの時あの人の手でミイラになっても、悪いこととどうしても思えないなら、素敵な愛の形だ。
個人的には普段バッドエンドとかお別れエンド好きじゃなかったんですが、そういう終わり方で納得できる内容もあるんだなと思いました。
顔見知りだった男にひょんなことからついて行き、なぜか監禁されることになってしまった主人公。身体を重ね、共に時を過ごす中でとある「ミイラ」を見せてもらう。男の思いと主人公の本性がうまく溶け合うとき、二人はそれぞれ別れへと進み、刹那の時を過ごすのであった。
吉本ばななの、数多の著作の中でも異色のやばい名作。短編集「体は全部知っている」に掲載。
素晴らしいスパイス。良い意味で作品が浮いてる。
男と主人公の、緩やかな監禁の流れ、ゆったりとした文体が崩れることなくエロさが滲み出ていて唸ってしまった。
一晩中好きなようにされるの最高にやばい。その言葉に隠れた情欲と背徳と、静かな交尾。
やってることがこれなのに陵辱感ゼロに感じるのが逆に好き。
違う誰かが書いたら、とんでもなく灰汁の強い作品になってた。
主人公が男の頭に土偶をぶち込んだ時に「そこで?」とは思うが、相手への愛を知る場面があってつらい。
本当になんというか…愛おしいという感覚はわかる人にしかわからない。独特な心の冷たさを持っていた主人公が、よくその愛という感情に気づいたなと。
男の方も、あっさりとした欲情かと思いきや、ミイラにしたいぐらい主人公を愛してしまうのほんと好き。異色の独占欲かな。結構な変態で好き。
ばななさんが書く男性は穏やかな人がすごく多い印象ですが、彼もまたその穏やかそうな男の類に入っておきながらこのレベルの変態なのはずるい。
ちなみに二人がお互いの名前を呼ぶ場面が一度もない。主人公に一切の名前表記がないし、未だに男の名前が覚えられない。それでも忘れられない物語のインパクト。
結ばれることはなかったが、だからこそ、この話は誰にでも起こりうる様で、起こり得ることのない非現実と愛だ。
あの時あの人の手でミイラになっても、悪いこととどうしても思えないなら、素敵な愛の形だ。
個人的には普段バッドエンドとかお別れエンド好きじゃなかったんですが、そういう終わり方で納得できる内容もあるんだなと思いました。
あなたにおすすめの小説
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
義姉と押し入れに隠れたら、止まれなくなった
くろがねや
恋愛
父の再婚で、義姉ができた。
血は繋がっていない。でも——家族だ。そう言い聞かせながら、涼介はずっと沙耶から距離を取ってきた。
夏休み。田舎への帰省。甥っ子にせがまれて始まったかくれんぼ。急いで飛び込んだ押し入れの中に、先客がいた。
「……涼介くん」
薄い水色の浴衣。下ろした髪。橙色の光に染まった、沙耶の顔。
逃げ場のない暗闇の中で、二人分の体温が混ざり合う。
夜、来て。
その一言が——涼介の、全部を壊した。
甘くて、苦しくて、止まれない。
これは、ある夏の、秘密の話。