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第十二章 白いオリーブ
孤児じゃない
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エステルが旅の途中で作った毛糸細工は、花小人の人形が五つと、鍋掴みが二つ、絵画の額が一つ、クッションカバーが三つ、小物入れが二つ、食器を洗うためのたわしが十個だった。マフラーや手袋、セーターは、一つずつ作っていた。旅人の中にこれからアルプス越えをする人間がいないとも限らないからだ。
毛皮で作った人形は、リゼットをモデルとした女の子のものを、髪の毛の色を鮮やかにして三体、男の子のものを二体作った。どちらも可愛らしく、旅の共にと買っていく人や、地元の人間で子供を欲しがって買っていく人間もいた。鍋掴みはこのキャンプ地では需要が高い。作ってあったものはすべて売れてしまい、売り切れてしまったので、客は残念がっていた。絵画用の額は、小さなスケッチブックの紙が入る程度のもので、旅の画家が買っていった。クッションカバーは売れたが、小物入れは売れなかった。荷物になるからだ。たわしは飛ぶように売れた。水場で食器を洗っている人たちのうちほとんどが、汚れが落ちない悩みに苛まれていたからだ。
そして、念のためにと作っておいたセーターや手袋、マフラーなどは、たった一人の旅人が嬉しそうに手に取って眺めていたので、すかさずリゼットが話しかけた。
「アルプス越えなさるの? もし値段でお悩みなら、下げますわ」
すると、横でジャンヌがリゼットをつついた。
「あんたが勝手にそういうこと決めるんじゃないよ。こういうことは家長が決めるんだ」
そのセリフを聞いて、リゼットはジャンヌの頭からつま先までを見渡した。
「ふうん、言うようになったじゃない。ごちそうさま」
ジャンヌはリゼットがすましているのに我慢ならなかったが、客の手前、怒ることはなかった。
「アンガーマネジメントだね」
体格のいいその男性客は、蓄えたもじゃもじゃの髭からのぞく口を上げてにこりと笑った。
「六秒間耐えれば、怒りは静まるって言われているんだよ。さて、セーターとマフラー、手袋に、この帽子ももらおうか」
男性客は並んでいた防寒着のすべてを一つ一つ指さして、リゼットのほうを見た。リゼットはそんな男性客に気圧されて、不器用な笑いを浮かべながら商品を包んでいった。
「アルプス山脈は、どこを抜けてどちらに向かわれるんですか?」
リゼットが緊張しながら紙袋に商品を入れていると、セベルがすかさず男性に聞いた。男性は笑顔のまま答えた。
「アルプス山脈に、湖を迂回して東から入り、そのままふもとをたどって、東の地方に抜けるつもりだよ。君たちはアルプスを抜けてきたんだね。もしかして西からかい?」
すると、セベルはびっくりして言葉を失ってしまった。後ろのほうでアースと一緒に物品整理をしていたナリアが、こちらにやってくる。
「セリーヌやリゼットたちにはフランス語の訛りがあるでしょう。ここからだと彼女たちの土地は西に当たりますから、西の言葉を使っていて当然です。あなたのご出身は?」
ナリアに尋ねられると、体格のいい男性は照れて顔を真っ赤にした。
「こりゃ参った。とんでもなくきれいな人だな」
男性は、頭の後ろをぼりぼりと掻きながら、冷や汗を流し始めた。
「いや、私は、山脈を超えたすぐ先の人間でね。少しここより寒いんですが、いいところですよ。チーズもビールもうまい。その故郷に、これから帰るところなんです」
その男性の言葉に、リゼットの後ろで話を聞いていたセリーヌが寂しそうな顔をした。
「あの、私は故郷をよく知りません。家を追い出されたのが幼少期で、覚えていないんです。故郷とは、どんな場所なんですか?」
するとさらにその隣で、クロヴィスが驚いた顔をした。
「幼少って、そんなころからランサーの研究をしていたのか」
セリーヌは、無言で頷いて、そのまま地面に視線を落とした。
「故郷ねえ」
セリーヌの様子を見て、男性は何か含みのある言い方でそう言った後、セリーヌを真剣に見た。
「あんた、少しだけ嘘をついているね。たぶん、あんたは家を追い出されたんじゃない。自分から出て行ったのでもない。孤児院にいたんだろう」
男性が言い終わらないうちに、セリーヌはうつむいたまま泣いてしまった。
「家を追い出されたというのは本当なの。孤児院で、ランサーの研究をしたいって言っただけでいじめられて、飛び出すようにしてあそこを出た。しばらくは乞食みたいにして暮らしたわ。最後に住み着いた、あのニッコウキスゲの町で、観光ガイドとして働きながらあの家を買い、研究を自由に続ける権利を得たの。余計なものを買うお金はなかったし、研究費につぎ込むお金は多かったから貧乏だったわ。でも、孤児院でいじめられたいた時よりずっとましだった」
セリーヌの話を聞いて、皆が黙ってしまった。どう声をかけたらいいか分からないでいた。そんな様子を見ていた客の男性も、だいぶ重い話題を振ってしまったと困り果てていた。
そんな沈黙を破ったのは、アースだった。
「嘘をつくつもりはなかったんだろう」
皆が、アースを見る。彼は、その視線が自分に集まり、セリーヌだけが地面を見ていることを認識すると、こう続けた。
「孤児院で育ったというのが恥ずかしくて言い出せなかっただけだ。クロヴィス、セリーヌを責めるなよ」
クロヴィスが、いや、ここにいるすべての人間が、その言葉でセリーヌの気持ちを瞬時に理解した。
セリーヌは今まで、この事実を隠したまま一緒にいた。自分が孤児院で育ったことは、隠していても問題ないと思っていた。だから、あえて言わなかった。楽しい『今』を邪魔する過去ならいつでも捨てたかったし、実際今まで捨てていた。
「セリーヌは、孤児なんかじゃないわ」
大きくため息をつき、泣いて、両手で顔を覆っているセリーヌの腰に、リゼットが手をやる。
「私たちの家族になるようにできていたんですもの。孤児なんかじゃない。私たちが、そうさせない!」
すると、クロヴィスがアースのほうを見て、いったん何かの許可を得るかのように視線を合わせた。アースが頷くと、クロヴィスは、セリーヌの肩に両手をやって、次に背中をさすってやった。
「セリーヌ、今は幸せなんだろう?」
クロヴィスが訊ねると、セリーヌは強く頷いた。
「なら、孤児だった過去は捨てて、ゼンテイカ一家のセリーヌとして生きればいい。いままで、こんな簡単なことにも気づけなくて、ごめんな」
その光景を見て、ひとり、エリクが涙を流していた。笑いながらポロポロと涙を流しては、ハンカチで拭いていた。
「セリーヌ、僕たちまた、がんばったよ! セリーヌはもっともっと頑張った。だから次は僕の番だ」
「エリクの?」
ジャンヌが、怪訝な顔をした。エリクもみんなに何か隠し事でもあるのだろうか。すると、ナリアとアースの顔がこわばった。
「エリク、大事なことがあるなら、こういう場所で言うべきではありませんよ」
ナリアの声は鋭く、明らかにエリクをけん制していた。アースがそんなナリアの肩に片手を乗せて、冷静になるように促した。
「これは一家の問題だろう。人の目の多いこんな場所で大事なことを明かすのか? それに、いまは商売の途中だ」
そう言われて、皆がハッとした。この雰囲気にのまれていた大柄な男性のお客さんも、セリーヌたちの世界に引き込まれていた。
男性がごまかし笑いをしながら謝っていると、リゼットが包み終わった商品を渡した。
「言い値でいいですから」
クロヴィスが焦っていると、男性もあせって返した。
「いや、ちゃんと払いますよ。おいくらですか?」
男性が、震える手で自分の財布の中身を確認していると、その間にエステルが、切った値札を見て計算を始めた。
そして、計算通りの金額を男性からもらうと、ゼンテイカ一家とその友人たちは、男性を見送りながら手早く店を片付けた。
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そして、念のためにと作っておいたセーターや手袋、マフラーなどは、たった一人の旅人が嬉しそうに手に取って眺めていたので、すかさずリゼットが話しかけた。
「アルプス越えなさるの? もし値段でお悩みなら、下げますわ」
すると、横でジャンヌがリゼットをつついた。
「あんたが勝手にそういうこと決めるんじゃないよ。こういうことは家長が決めるんだ」
そのセリフを聞いて、リゼットはジャンヌの頭からつま先までを見渡した。
「ふうん、言うようになったじゃない。ごちそうさま」
ジャンヌはリゼットがすましているのに我慢ならなかったが、客の手前、怒ることはなかった。
「アンガーマネジメントだね」
体格のいいその男性客は、蓄えたもじゃもじゃの髭からのぞく口を上げてにこりと笑った。
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男性客は並んでいた防寒着のすべてを一つ一つ指さして、リゼットのほうを見た。リゼットはそんな男性客に気圧されて、不器用な笑いを浮かべながら商品を包んでいった。
「アルプス山脈は、どこを抜けてどちらに向かわれるんですか?」
リゼットが緊張しながら紙袋に商品を入れていると、セベルがすかさず男性に聞いた。男性は笑顔のまま答えた。
「アルプス山脈に、湖を迂回して東から入り、そのままふもとをたどって、東の地方に抜けるつもりだよ。君たちはアルプスを抜けてきたんだね。もしかして西からかい?」
すると、セベルはびっくりして言葉を失ってしまった。後ろのほうでアースと一緒に物品整理をしていたナリアが、こちらにやってくる。
「セリーヌやリゼットたちにはフランス語の訛りがあるでしょう。ここからだと彼女たちの土地は西に当たりますから、西の言葉を使っていて当然です。あなたのご出身は?」
ナリアに尋ねられると、体格のいい男性は照れて顔を真っ赤にした。
「こりゃ参った。とんでもなくきれいな人だな」
男性は、頭の後ろをぼりぼりと掻きながら、冷や汗を流し始めた。
「いや、私は、山脈を超えたすぐ先の人間でね。少しここより寒いんですが、いいところですよ。チーズもビールもうまい。その故郷に、これから帰るところなんです」
その男性の言葉に、リゼットの後ろで話を聞いていたセリーヌが寂しそうな顔をした。
「あの、私は故郷をよく知りません。家を追い出されたのが幼少期で、覚えていないんです。故郷とは、どんな場所なんですか?」
するとさらにその隣で、クロヴィスが驚いた顔をした。
「幼少って、そんなころからランサーの研究をしていたのか」
セリーヌは、無言で頷いて、そのまま地面に視線を落とした。
「故郷ねえ」
セリーヌの様子を見て、男性は何か含みのある言い方でそう言った後、セリーヌを真剣に見た。
「あんた、少しだけ嘘をついているね。たぶん、あんたは家を追い出されたんじゃない。自分から出て行ったのでもない。孤児院にいたんだろう」
男性が言い終わらないうちに、セリーヌはうつむいたまま泣いてしまった。
「家を追い出されたというのは本当なの。孤児院で、ランサーの研究をしたいって言っただけでいじめられて、飛び出すようにしてあそこを出た。しばらくは乞食みたいにして暮らしたわ。最後に住み着いた、あのニッコウキスゲの町で、観光ガイドとして働きながらあの家を買い、研究を自由に続ける権利を得たの。余計なものを買うお金はなかったし、研究費につぎ込むお金は多かったから貧乏だったわ。でも、孤児院でいじめられたいた時よりずっとましだった」
セリーヌの話を聞いて、皆が黙ってしまった。どう声をかけたらいいか分からないでいた。そんな様子を見ていた客の男性も、だいぶ重い話題を振ってしまったと困り果てていた。
そんな沈黙を破ったのは、アースだった。
「嘘をつくつもりはなかったんだろう」
皆が、アースを見る。彼は、その視線が自分に集まり、セリーヌだけが地面を見ていることを認識すると、こう続けた。
「孤児院で育ったというのが恥ずかしくて言い出せなかっただけだ。クロヴィス、セリーヌを責めるなよ」
クロヴィスが、いや、ここにいるすべての人間が、その言葉でセリーヌの気持ちを瞬時に理解した。
セリーヌは今まで、この事実を隠したまま一緒にいた。自分が孤児院で育ったことは、隠していても問題ないと思っていた。だから、あえて言わなかった。楽しい『今』を邪魔する過去ならいつでも捨てたかったし、実際今まで捨てていた。
「セリーヌは、孤児なんかじゃないわ」
大きくため息をつき、泣いて、両手で顔を覆っているセリーヌの腰に、リゼットが手をやる。
「私たちの家族になるようにできていたんですもの。孤児なんかじゃない。私たちが、そうさせない!」
すると、クロヴィスがアースのほうを見て、いったん何かの許可を得るかのように視線を合わせた。アースが頷くと、クロヴィスは、セリーヌの肩に両手をやって、次に背中をさすってやった。
「セリーヌ、今は幸せなんだろう?」
クロヴィスが訊ねると、セリーヌは強く頷いた。
「なら、孤児だった過去は捨てて、ゼンテイカ一家のセリーヌとして生きればいい。いままで、こんな簡単なことにも気づけなくて、ごめんな」
その光景を見て、ひとり、エリクが涙を流していた。笑いながらポロポロと涙を流しては、ハンカチで拭いていた。
「セリーヌ、僕たちまた、がんばったよ! セリーヌはもっともっと頑張った。だから次は僕の番だ」
「エリクの?」
ジャンヌが、怪訝な顔をした。エリクもみんなに何か隠し事でもあるのだろうか。すると、ナリアとアースの顔がこわばった。
「エリク、大事なことがあるなら、こういう場所で言うべきではありませんよ」
ナリアの声は鋭く、明らかにエリクをけん制していた。アースがそんなナリアの肩に片手を乗せて、冷静になるように促した。
「これは一家の問題だろう。人の目の多いこんな場所で大事なことを明かすのか? それに、いまは商売の途中だ」
そう言われて、皆がハッとした。この雰囲気にのまれていた大柄な男性のお客さんも、セリーヌたちの世界に引き込まれていた。
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「言い値でいいですから」
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