バイト先に元カレがいるんだが、どうすりゃいい?

cheeery

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開いた距離

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あの夜。
隼人は最後の言葉を言い放つと俺の前から立ち去っていった。

残されたのは、行き場を失った俺と、ポケットの中で握りしめられたままの小さな箱だけ。

『いつまでも待てるほど俺、大人じゃないから』

たしかにあれは俺が悪かった。
隼人はしっかりと自分の気持ちを伝えてくれているのに、俺は保留にしたまま。
ゆっくりと自分の気持ちに向き合っていきたいなんて言ったけれど、その間隼人にだって恋愛する資格はあるわけで、それを俺が奪っていいわけないんだよな……。

もう少し隼人の気持ちを考えるべきだった。
この日はいつも来ていた隼人からの連絡はなかった。

「……おはようございます」

次の日。
今日は1日フルでバイトが入っている。

バイトを始めてから1カ月が経ち、俺も新人という枠からひとり立ちするようになった。
フルでバイトに入れてもらえることも多くなり稼げるようになったのはいいのだけど……。

隼人、まだ怒ってるよな。
今日も朝の連絡もなかったし……。

重い足取りでバイト先に向かい、バックヤードのドアを開ける。
以前なら、俺が入ればすぐに視線を寄越した隼人は、今はスマホを見たまま顔も上げない。

「……ん」

返ってきたのは、短い返事だけで話しかけにくい。


謝らないと……。
そう思うが、声をかけていい雰囲気じゃなくてなかなか話しかけられなかった。

そうこうしているうちに、バイトが始まってしまった。
今日の指示表を確認すると俺と隼人はレジに入ることになっていた。

ふたりでレジに入り、分担してコーヒーを出す。
しかし……。

「…………」
「…………」

当然だけど、そこに会話はない。
……気まずい。
よりによってなんで今日は空いてるんだよ……。

謝るチャンスはあるが、仕事中になかなかプライベートな話をすることも出来ず、午前中はほとんど隼人と話さないまま時間が過ぎてしまった。

そして休憩時間。
隼人はどこかに行ってしまったらしく休憩室にはいなかった。

避けてんのかよ……っ。
そこまでしなくたっていいだろ。
俺だってちゃんと反省したのに。

けっきょく隼人は休憩が終わるギリギリの時間に戻ってきたため話すことができなかった。
休憩があけると店長がやってきて俺たちに言った。

「今日から新しく入る、服部さん。専門学校の一年生だって」

少し緊張した面持ちの女の子が肩に力が入りながらも挨拶をする。
ってことは俺たちと同じ年ってことか……。

「は、服部 彩香です!よろしくお願いします!」

腰を90度に曲げて挨拶する彼女は、いかにも真面目そうだが、どこか危なっかしい雰囲気をまとっていた。

「さっき細かいところを教えて、研修のビデオも見てもらったから三上くん。また悪いけど、教育係お願いできないかな?」

 「……はい。分かりました」

また隼人が教育係か。
大変だな。
やっと俺がひとりだちできるようになったと思ったら、もう次の人を教えていかないといけないんだもんな。

うちのバイト先は去年大学4年生だった人がたくさんいて、みんな卒業してしまったためバイト不足で困っていたそうだ。
今、大学3年生の美咲先輩もけっこうバイトには入っている方だが、就活もあるため、けっこう忙しい。
そのため安定してバイトに入れる隼人が教育係をするようになってる。

俺は引き続きレジを任されることになった。
バックで教えている声が聞こえてくる。

「まずは、フロアの巡回とバッシングから。トレイはこう持って……」

隼人は、テーブルの拭き方、ゴミの分別の仕方、洗い場での食器の並べ方といった基本的な裏方作業から教えていく。 
服部さんは「は、はいっ!」と元気よく返事をしていてメモをとっていた。

俺も最初はあんな感じだったんだよな。
最初は絶対できないって思うけど、どんどんできるようになっていって本当隼人には感謝してる。
だからこそ、あのお礼のものを渡したかったのに……。
渡せずに終わってしまった。

「はぁ……」

別に女の子と一緒に入れて嬉しかったわけでも、浮かれていたわけでもないんだけどな。
ただ一番、隼人がどんな顔をするか……俺の中ではそれだけしか思っていなかったのに。

それから俺と隼人がまともに口をきかなくなってから、二週間が経っていた。

シフトが被っても、交わすのは必要最低限の業務連絡だけ。
バイト後にメッセージが来ることもなく、あの時の会話をすることなくあっと言う間に時間が経ってしまった。

何してんだよ、俺は……。

話したいとは思ってる。

でも今すぐに隼人の気持ちに答えられるわけじゃなくて、話しかけてもまた曖昧なことを言ってしまうかもと思ったらどんどん話しかけられなくなっていった。

(……このまま、終わるのかな)

いつの間にか隼人も俺を好きだったことも忘れたりしてな……。
エスプレッソマシンの蒸気に紛れて、俺は小さくため息をつく。
そんな時、新人の服部さんの声が聞こえてきた。

「三上さーん! ここ、どうやるんでしたっけ?」
「……それは、こう」
「わぁ、すごーい! さすが三上さん!」

カウンターの向こうで、彩香ちゃんの明るい声が響く。
最近話しかけられなかったのには、隼人が完全に俺から外れて服部さんの新人研修に入っているというのもあった。

だんだん俺とシフトが被らなくなり、店で一緒に立つことも少なくなっていった。

しかも……。
……なんか、いい感じなんだよな。

「三上さんって、意外と筋肉あるんですね!触っていいですか?」
「……仕事中だぞ」
「えー、ケチー!」

服部さんは、明らかに隼人を狙っていそうで……ことあるごとに隼人のそばに行き、上目遣いで話しかけ、ボディタッチも多い。
ああいう真っ直ぐで無邪気な子に言われたら隼人だって揺らぐことがあるかもしれない。

俺みたいにウジウジ悩んで、勝手に勘違いして、傷つけるような面倒くさい奴とは大違いだもんな。

はぁ……めちゃくちゃ俺、ネガティブになってる気がする。

「広瀬くん、レジ代わるから休憩入っちゃって」
「はい……」

美咲さんと交代をしてバックヤードに戻ろうとした時、ストックルームから彩香ちゃんの「きゃあっ!」という短い悲鳴が聞こえた。
自然と視線がそっちに向かう。

するとガラガラと、棚に積んであったシロップのボトルが数本、床に転がった。
どうやら、足を滑らせたらしい。

「大丈夫か?」

一番近くにいた隼人が、とっさに彼女の腕を掴んで支えていた。

──ドクン。
あんなに近い距離で……。

「す、すみません! 三上さん! わ、私……!」

そして顔を真っ赤に染める服部さん。

「怪我は?」 
「な、ないです……」

俺は、その光景を見てハッキリと分かった。

服部さんは今、隼人にドキドキしてる。
嫌だ……。

俺がコケた時と同じように抱きとめるみたいで……見ていたくない。
俺はぎゅうっと目をつぶると、足早にその場を去っていった。

彩香ちゃんがわざとじゃないのも、頭では分かっている。
でも胸の奥がザワリ、と音を立ててから、モヤモヤが身体全体に広がっていくみたいだ。

俺は休憩中、公園のベンチに腰を下ろしながらぼーっと公園で遊ぶ子どもたちを眺めていた。

あー……。
(なんで、あんなにモヤモヤすんだよ……)

なんかあの時の光景が脳裏に焼き付いて離れない。
隼人は俺のものじゃない。
分かっているのに、他の人に触れているのを見ているのとすごく嫌で……たまらなくなる。

(……好きだって言われて気持ちに答えてないくせに、独占したいとか……わがまますぎるだろ)

自分の身勝手さに嫌気がさして、俺が両手で顔を覆った。
その時だった。

「あ、広瀬さん!ここにいたんですね!」
「……え?」

顔を上げると、両手にビニールの袋を持った彩香ちゃんが立っていた。

「休憩中にお邪魔してすみません。……ここ、いいですか?」
「あ、ああ……どうぞ」

今は会いたくなかったんだけど、ダメですなんて言えるわけもなく彩香ちゃんは俺の隣に腰を下ろした。

「今日ははじめて1日入る日ですごく楽しくて……今はそこのコンビニでお昼買ってました」
「そ、そうなんだ」

「もう慣れた?」
「まだまだ覚えることばっかりですけど、三上さんが優しく教えてくれるのでとっても楽しいです!」

隼人の名前を出した瞬間、服部さんの声が弾んだのが分かった。

「そ、そっか……」

「三上さんって……普段はクールで厳しいですけど、いざという時はすごく頼りになるんですよね!広瀬さんも三上さんに教わったって聞いたから、この気持ち分かってくれるかなって」

「あ、ああ……教え方も上手いよな」

俺は動揺しながらも必死に言葉を紡いだ。
すると、服部さんは、顔をほんのり赤らめながらもじもじと指先を合わせて俺の方を向いた。

「あの……広瀬さん」 
「……なに」
「私……三上さんのこと、好きになっちゃったみたいです」

──ドクン。
心臓が嫌な音を立てた。

「広瀬さん、三上さんと同じ大学で一番仲がいいってさっき……美咲さんに聞いたんです。だから、その……相談に乗ってくれませんか?」

真っ直ぐな瞳で見つめられ、俺は目を逸らすことも出来なかった。

(……なんで、俺なんだよ) 

断りたい。
協力なんてしたくない。

だけど、断ることは出来なかった。
俺は、引きつった笑みを浮かべながら言った。

「……お、俺でよければなんでも相談に乗るぜ……」

ああ、もうバカだ。
隼人の言った通りじゃねぇか。
俺は誰かから言われるとノーと言えなくて、流されたままイエスと言ってしまう……。

きちんと自分の気持ち言えないくせに隼人にはあんな風に怒って……俺、ダメ人間だ。

「本当ですか!? ありがとうございます!」

服部さんは嬉しそうに笑顔を浮かべた。

俺は一人、休憩室を出て従業員用の通路で壁にもたれかかった。

(あーあ……俺、何やってんだろう)

隼人の隣に、別の女の子が座るチャンスを俺自身が作ってしまった。
バカみたいだ、本当に。

それから俺は仕事に戻った。
俺は美咲さんと交代してレジに入る予定だ。
レジの裏で隼人が服部さんにコーヒーの作り方を教えている。

すると、そこに店長がやってきた。

「服部さん、ちょっといい? まだ見せてないコンプライアンスのビデオがあったの思い出して」
「あ、はい!」

「今お客さんいないし、今のうちに見ておこうか。三上くん、広瀬くん、悪いけど少しの間二人でカウンターお願いね」
 「……はい。分かりました」

服部さんは店長についていき、奥の事務所へと消えていった。

隼人が俺の隣に立つ。
店内のBGMだけが、やけに大きく聞こえる。

(ふたりで立つのはいつぶりだろう……)

俺は逃げるように、コーヒーマシンの清掃を始めた。 
隼人はレジの横で、ストローの補充をしている。

背中合わせの距離。

前までなら色々人が来ない間に話したりしてたのに、今は息が詰まるほど重苦しい。

どうしてこうなっちまったんだろう……。

するとその時。

「……そういえばさ」

隼人が口を開いた。

「っ!」

持っていたダスターを落としそうになってしまう。
恐る恐る振り返ると、隼人が作業の手を止めこちらを見ていた。

「陽の好きだった漫画の新作……今週発売されるってよ」
「……え」

俺は驚いて作業の手を止めた。

久しぶりに声掛けられた……。

──ドキン、ドキン、ドキン。

心臓がドキドキと音を立てる。

「ほら、ずっと休載してたって言ってたじゃん」
「あ、ああ……そっか新刊ようやく出るのか」

なんでもないように答えながらも俺の心臓はドキドキと強く音を立てていた。
久しぶりに隼人と話せてる……。

もう、怒ってないってことか?
それとも気まずすぎるからさすがに話しをしてくれただけ?

まだ話すのに緊張してしまう。
でも今なら、ちゃんとあの時のこと……謝れるかもしれない。

「なぁ、隼人……」

俺が隼人に向き合ったその時、隼人は言った。

「服部さんも見てるって言ってたぞ」

えっ……。
俺はそのばで固まる。

服部さんの話……?
なんでそれがすぐ出てくるんだ。

ずきりと心臓が痛み出す。

ふ、ふたりはずっと一緒にいるもんな。
そういうプライベートな話だってするよな。

分かってる。
分かってるのになんか……ずげぇモヤモヤしてしまう。

話さないでほしい。
俺以外と親しく話したり、プライベートのことを話したりしないでほしい。

ああ、なんでこんなこと思っちまうんだろう……。

自分勝手な独占欲がモヤモヤ湧き上がる。

「そ、そっか服部さんも……読んでるのか」

俺は出来るだけ気にしてないみたいに言った。

隼人と服部さんが仲良く話している姿が脳裏に浮かぶ。

いやだ。
見たくない。
これ以上服部さんの話をしたくない。

俺はこみ上げるモヤモヤを必死に押し殺して口を開いた。

「へえ……いいじゃん。最近隼人と服部さんっていい感じだよな!仲良さそうだし、ふたりとも並んでいると絵になるつーか……お似合いだよ」

俺がそう告げた途端、隼人の顔から笑顔が消えた。

「……それどういう意味?」

ビクリと肩を揺らす。

「あ、いやその……最近見てていい感じだなって」

視線をさまよわせながら言うと、隼人は深くため息をつきながら言った。

「……もういいよ。陽の気持ちはよく分かったから」

そして俺たちは各自作業に戻ることになった。

もう一度も隼人が口を開くことはない。
こんなこと言いたいわけじゃないのに、自分でもうまくいかない……。

どうして俺、こんなになっちまうんだよ。
仕事を終えた夜。
今日は人も少ないということではじめて俺と隼人と服部さんで閉め作業をすることになっていた。

閉店作業を終え、店のカギを閉め三人で夜道を歩く。
服部さんは当然のように隼人の隣にピタリとつき、楽しそうに専門学校の話をしていた。
俺は、自然と一歩後ろを歩いていた。

なんか、毎日楽しくない。
隼人と一緒にいられるバイトも、その後話す時間も楽しかったのに、今はちっとも楽しくない。
苦しくてモヤモヤしてばっかりだ……。

「あ、見て。あの二人、めっちゃお似合いじゃない?」
「うわ、美男美女。彼女かな?」

すれ違った学生グループのそんなひそひそ話が嫌でも耳に届いた。

たしかに、服部さん……可愛いもんな。
ザ、女の子って感じで……歩いていたらふたりがカップルに見えるのも無理はないだろう。

「……っ」

息が詰まる。
俺の心は重い鉛のように沈んでいった。

「じゃあ、私こっちなので!お疲れ様でした!」

角を曲がったところで、服部さんが深々と頭を下げて走り去っていく。
嵐が去ったように、急に静かになった。

ふたりきりになった俺と隼人。
気まずい沈黙が重くのしかかる。

隣を歩く隼人は、あれから一言も喋らない。
怒ってるよな……。
俺はチラチラと隼人の横顔を盗み見た。

どうにかしてこの空気を変えないと。
そう思った時、隼人が口を開いた。

「さっきの話の続きだけど……」

足が止まる。
隼人は俺の方を見ずに、前を向いたまま言った。

「俺、もう陽のこと好きでいるのやめる」

──ドクン。
心臓が嫌な音を立てた。

淡々とした口調が、現実味を帯びて胸に刺さる。 

「今まで迷惑かけてごめん」

隼人は静かに終わりを告げる言葉を放った。

苦しい……。
隼人から別れを切り出されたあの時のように心がぎゅっと握りつぶされて、上手く呼吸ができない。

「はや、と……」
「……じゃあな」

隼人はそれだけ言うと、俺に背を向けた。

「待っ……」

伸ばした手は空を切る。
遠ざかっていく背中がやけに小さく見えた。

俺は一歩も動くことができず、ただその場に立ち尽くすことしかできなかった。
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