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プロローグ
しおりを挟む紅葉村。
ここはその名の通り、赤く燃えるような紅葉が山々を彩る、静寂に包まれた山里。
この村には、天の神々がひと村にひとり住まう場所という古くからの言い伝えがあった。
そして紅葉村の守り神として言い伝えられているのが、天候を司る最も最強と崇められた存在。
雷神である。
そんな神様と対話が出来るものを「神話守」と呼び、この国を守り、統治する神話守は村人からも崇められる存在だった。
美鈴は自らの母から任命を受け、「神話守」となるはずだったのに……。
「そん、な……」
「なんてことをしてくれたんだ!」
「天恵継承中に倒れるなんておぞましい」
「天災が起きるぞ!雷神様がお怒りだ!今すぐ、コイツを追放しろ!」
あの出来事さえ起きなければ──。
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