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15話 新しい狩り場
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カイルがCランクに昇格して1か月ほどが経過した。
「くらえっ! 『葉切』!!」
「いっきますよぉ~! えいっ!!」
「「ぎゃおおおっ!!」」
「……ふう。新しい狩り場にも慣れてきたな」
「ええ。冒険者ギルドには、いい狩り場を教えてもらえましたね」
「植物系の魔物『リーフ・スパイダー』や『グリーン・ビートル』は、俺の『葉切』が特効だしな」
「植物系じゃない魔物は、私が『怪力』で倒せばいいですし」
「そうだな。エミリアもずいぶんと強くなってきたよ」
「カイルさんのおかげですよ。カイルさんが倒した魔物の一部が近くにいる私に流れ込んできて、スキルがレベルアップしましたから」
「そっか。レベルが上がって良かったな」
「はい! これからもカイルさんを精一杯お守りしてサポートしますよ! もちろん、荷物持ちも任せてください!」
「ああ。エミリアの腕力は頼りにしている」
その後も狩りは順調に進められていく。
「今日はこれぐらいにしておくか」
「ええ。それにしても、大戦果ですね」
「こんなにおいしい狩り場があるなんてなぁ。しかしそれにしては、他の冒険者が来ないな」
「そりゃそうですよ。私たちがここで安定した戦果を上げられるのは、カイルさんの『ハキ』スキルがあってこそですから」
「ん? ああ、それもそうか。ここは植物系の魔物が多いから俺の『葉切』が大活躍しているが、普通はもっと厄介か」
「その通りです。それに、移動手段の問題もありますよ?」
「確かに、徒歩じゃ日帰りには遠い場所だな」
「馬を使えれば早いですが、途中で岩場や渓谷があるのでそれも難しいですね」
「確かに、普通の馬じゃここまで入って来られないよな。でも、俺たちは大丈夫だろ?」
「はい! カイルさんの『ハキ』スキルは、いろいろなことができて本当にすごいです!」
「ははは。ならば、帰りも俺のスキルを活用して帰ることにしようか」
カイルの『ハキ』スキルは、既にレベル6に達している。
レベル1、掃き。
レベル2、穿き。
レベル3、葉切。
レベル4、把危。
そして、Cランクに昇格する少し前に得たレベル5の力と、つい先日取得したばかりのレベル6の力。
岩場や渓谷を経た遠方にあるこの狩り場を日帰りで訪れることができているのは、レベル5の力が大きい。
「楽しみです!」
「ははっ。落ちないように、しっかりと掴まっておくんだぞ」
2人が帰り支度を整え、馬に乗る。
そして、カイルはレベル5の能力を発動したのだった。
「くらえっ! 『葉切』!!」
「いっきますよぉ~! えいっ!!」
「「ぎゃおおおっ!!」」
「……ふう。新しい狩り場にも慣れてきたな」
「ええ。冒険者ギルドには、いい狩り場を教えてもらえましたね」
「植物系の魔物『リーフ・スパイダー』や『グリーン・ビートル』は、俺の『葉切』が特効だしな」
「植物系じゃない魔物は、私が『怪力』で倒せばいいですし」
「そうだな。エミリアもずいぶんと強くなってきたよ」
「カイルさんのおかげですよ。カイルさんが倒した魔物の一部が近くにいる私に流れ込んできて、スキルがレベルアップしましたから」
「そっか。レベルが上がって良かったな」
「はい! これからもカイルさんを精一杯お守りしてサポートしますよ! もちろん、荷物持ちも任せてください!」
「ああ。エミリアの腕力は頼りにしている」
その後も狩りは順調に進められていく。
「今日はこれぐらいにしておくか」
「ええ。それにしても、大戦果ですね」
「こんなにおいしい狩り場があるなんてなぁ。しかしそれにしては、他の冒険者が来ないな」
「そりゃそうですよ。私たちがここで安定した戦果を上げられるのは、カイルさんの『ハキ』スキルがあってこそですから」
「ん? ああ、それもそうか。ここは植物系の魔物が多いから俺の『葉切』が大活躍しているが、普通はもっと厄介か」
「その通りです。それに、移動手段の問題もありますよ?」
「確かに、徒歩じゃ日帰りには遠い場所だな」
「馬を使えれば早いですが、途中で岩場や渓谷があるのでそれも難しいですね」
「確かに、普通の馬じゃここまで入って来られないよな。でも、俺たちは大丈夫だろ?」
「はい! カイルさんの『ハキ』スキルは、いろいろなことができて本当にすごいです!」
「ははは。ならば、帰りも俺のスキルを活用して帰ることにしようか」
カイルの『ハキ』スキルは、既にレベル6に達している。
レベル1、掃き。
レベル2、穿き。
レベル3、葉切。
レベル4、把危。
そして、Cランクに昇格する少し前に得たレベル5の力と、つい先日取得したばかりのレベル6の力。
岩場や渓谷を経た遠方にあるこの狩り場を日帰りで訪れることができているのは、レベル5の力が大きい。
「楽しみです!」
「ははっ。落ちないように、しっかりと掴まっておくんだぞ」
2人が帰り支度を整え、馬に乗る。
そして、カイルはレベル5の能力を発動したのだった。
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