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優しすぎる者は自分の身を犠牲にする
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アジア圏の片隅にポツンと佇む小さな国。歴史の書物には一文字も綴られていないような、このジョカズという王国に、初代オウグは末っ子の王子として生を与えられた。
王族として生まれたというだけで、勉強したりお稽古をつけられたりと大変な日々を送っていた。とても大変だった。剣術は正しい姿勢でこなさなければならないし、筆や茶、座学は同じ姿勢のままで肩が凝るわ足が痺れるわ。オウグにとって、王族の生活はとても億劫で面倒で、無駄に大変だった。
だが、優しい兄達による指南のお陰で、オウグはそれらを着々とこなすことができた。誕生日に、兄達から筆を貰い、さらにやる気を引き出した。
その兄達を無意識に見習ってか、はたまたそういう資質だったのか、オウグは国民にも優しかった。しょっちゅう町に出向いてはたくさん国民と交流を重ね、次第に友達のように接していた。たまに教育係にの者に捕まってはそれをきつく叱られたが、オウグは聞かなかった。
城の仲とは違い、色んな景色がある。それに皆優しい。だから、上下の立場など関係ない。友として、彼ら国民を支えられる王になりたい。
その気持ちの下生活していく内に、オウグは国民からの支持を多く受けることになる。その様子を王も見ていた事もあり、次期王位はオウグだと周りが囁くようになる。
だがそれは、他の兄達を蹴落とすことと同義。この事態をオウグの兄達は看過することが出来なかった。兄達はどうにかオウグを引き摺り下ろす協議を重ね、結果、その案は思い付かなかった。陥れたとしても、長年培ったオウグの支持は厚い。とても国民に失望させることなど不可能。
だから、暗殺を計画した。それもただ暗殺されるだけだと、恨みを持っているであろう兄達に嫌疑の目が向けられる。それでは王位を継承する事ができない。そこで思い付いたのが、国民の一人を暗殺者として仕立て上げることだった。
オウグはいつも遊びに行っている団子屋にいた。そこの淡白な、装飾のない簪が映える娘(名はミシキ)とはもう10年の付き合いとなっている。
「ミシキ、これを渡しておくよ」
「ん?何ですかこれ?」
ミシキはきょとんと、渡された手紙に視線を落とす。
「ちと遠くに行く用事が出来たもんでね、余が出たときに読んでくれると嬉しいんだ」
「え、今言えば良いじゃないですか、何ですかこの遺書的なやつ」
「まぁまぁ、って遺書言うな失礼な!勝手に殺すなよな!」
と内容を告げずにオウグは手紙をミシキに寄越した。長い月日をこんな庶民と過ごしてくれたことにはとても感謝している。まるで友達のように。だけど、店を出るときの彼には悲しみの感情は見られず、どこか諦めのような、仕方がないというような、そんな顔をしていた。
その数日後、オウグは森の中で遺体として発見される。ミシキの簪と共に。そしてその事件についての裁判が開かれた。被告はミシキだ。
「弟は、余達の希望だった、明るく優しいオウグは余達の太陽だった!そんなオウグを拐かし、自らの店の売上を賄うための金づるとして利用し!そしてもう金づるとしての見込みがないと見るや否や、森の奥に呼び出し殺害を図った!遺体の側に残された簪は、オウグが最後の力を振り絞り遺した証拠だ!」
裁判官が真ん中に座り、目の前のミシキを見据えている。その横から兄達は口々に、状況証拠を連ねていた。周りの傍聴人の嫌疑な視線を一身に浴びるミシキは、周りにちゃんと人がいる事を確認していた。至って冷静だった。
「貴様!もっと潮らしく、肩を落として反省の意を表したらどうなのだ?死刑を確信して吹っ切れたか?」
「いいえ、死刑はあり得ません。私は彼を殺してはいないのだから。私はその証拠を持っています」
裁判官は公平な立場だった。権力の集中を防ぐために、裁判官の地位は独立したモノになっていたから。だからこそ、ミシキの証拠提出と、そのための準備を用意してくれていた。
「これは生前、彼が私に遺した手紙です」
内容はこうだった。
「余は周りに慕われ、敬われるその期待がとてもありがたく思っていた。だが余には手に余る。重圧となり、ストレスがたまに、もう気がどうにかなってしまいそうだ。もう嫌なのだ、期待されるなんて。余が狂わぬ内に、余の歪んだ心が周囲のモノに牙を剥かない内に、この世から出ていこうと思う。だから許してくれミシキ、最愛なるミシキ。こうしてこの世から逃げる余を許してくれ。」
ミシキから提出された証拠を裁判官が読み上げた。ミシキは途中で涙を流した。被告人席で崩れ落ちる。手紙の内容を聞き、兄達が声を上げた。
「そ、そんなのこの女のでっち上げだ!」
「いいえ、そうでもないのですよ」
裁判官はもう一枚の手紙と、読み上げた手紙を見せる。
「ミシキ被告から預かったオウグ王子のこの手紙には、文字が縦に割られたような跡がありました。
そしてこのもう一枚の紙は、王宮のオウグ王子の部屋から発見した手記でございます。それにも文字が縦に割られた跡がございました。これらを左右に合わせると、」
『オウグ』そう、書かれていた。左右の紙が合わさることで、オウグのサインが完成した。その片割れのサインがオウグ王子の部屋にあったということは、つまりミシキの手紙が本物であることを示していた。
「ば、バカな!?そんな事が、」
兄達は狼狽した。自殺したという内容ではなく、このオウグ暗殺計画を知っていなくては、予め手紙を書いておきミシキに渡せないこと。そして、計画を知って尚、兄達を暗殺の犯人であるとは明記していなかったことに。
「オウグ王子はとても寛容で、優しく温かい。まるで友達のように私と接してくれました。しかし、逆に見れば国民を贔屓しているとも捉えることができます。それが王子にとって重荷となり心を蝕んでいたのだとすれば、本当に私が王子を殺した犯人なのかもしれません」
涙を引っ込ませ、絞り出すように言葉を紡いだ。ミシキは裾を握りしめる。これで良いんだな、これが貴方の望むことなのだな、と。
オウグがミシキに遺した手紙は二枚だった。
もう一枚の内容はこうだった。
「どうやら余は兄様達の怒りを買ってしまったらしい。彼らが余を暗殺する計画を練っているのだとか。だが彼らは根は優しい方々なのだ。例え本当に暗殺されることになろうとも、余は仕方がないと思っている。だからこの手紙はミシキ、君の心のうちにのみ秘めてくれ。そして君が余を暗殺したと仕立てあげられることがあれば、もう一枚の手紙を裁判の証拠として挙げてほしい。余の部屋にもう一枚の手記を遺したので、偽物として扱われることはないだろうから安心してくれたまえ。
追伸
君の団子がもう食べることができなくて残念だ。いつか生まれ変わることがあればまた食べたい。だからその味を絶やさず、未来に残してくれ。」
オウグ王子は国民を死なせるくらいならと、自らの死を選んだ。しかも、暗殺を画策した兄達をもその国民に加えて考えていたのだ。それほどまでに、オウグ王子は優しすぎた。
──────────────────────────────
初代オウグは、そうしてこの世を去り、第二世界に降り立ち、命を繋いできた。それが余だ。5代目オウグである余は、初代のように、国民のために命を使わねばならない。例えこの身が滅ぼされようとも、国民を守るのだ。
それが、王族という権力を授かった余の義務なのだから。
馬から降りると、クォート王はその大きな体をズシンズシンとこちらに近づける。
「一人...そうか、嬉しいよ。一応色々と武装してここまで参ったが、その必要は無かったらしい。懸命な判断だよオウグ王」
「一応言っておくが、貴方の申し出は拒否だよ、クォート王」
「...そうか」
金色の鎧で完全武装で戦闘体勢万全なクォート王は、驚くことはなかった。
「まさかこの多勢をお前一人で制圧できるなんて思ってないだろうな?」
軽んじられていることに、明らかに腹を立てているようだ。確かに色々と準備をしてくれた彼らに対して、この薄着一枚というのは失礼だったな。
だが、こちらは兵士を間接的に殺されている。それにジニアを兵士殺害のレッテルを貼られ深く傷ついたことだろう。
「貴様らに失する礼など持ち合わせてはいない。『これで十分』だと判断した。それだけだ」
剣をクォート王に向けると、動揺を取り繕うことも忘れ言葉を続けた。
「そうか、なら構わない。こちらも余裕なんて無いのでね、貴方が手抜きするならこちらはその利点を存分に使わせてもらう。
我が軍は総勢1000。つまり1000対1ということだ。覚悟は良いな」
「1000...まぁいい。」
1000、やけに少ない。それで落とせると思ったのか?という違和感を覚えつつも、余は突き立てた剣を両手で掴み直す。
ご先祖様、貴方の力、使わせていただきます。
「死んでも良い奴は来るがいい!余は自らの義務を果たすだけだ!」
発動...
ノブレス・オブリージュ!!
王族として生まれたというだけで、勉強したりお稽古をつけられたりと大変な日々を送っていた。とても大変だった。剣術は正しい姿勢でこなさなければならないし、筆や茶、座学は同じ姿勢のままで肩が凝るわ足が痺れるわ。オウグにとって、王族の生活はとても億劫で面倒で、無駄に大変だった。
だが、優しい兄達による指南のお陰で、オウグはそれらを着々とこなすことができた。誕生日に、兄達から筆を貰い、さらにやる気を引き出した。
その兄達を無意識に見習ってか、はたまたそういう資質だったのか、オウグは国民にも優しかった。しょっちゅう町に出向いてはたくさん国民と交流を重ね、次第に友達のように接していた。たまに教育係にの者に捕まってはそれをきつく叱られたが、オウグは聞かなかった。
城の仲とは違い、色んな景色がある。それに皆優しい。だから、上下の立場など関係ない。友として、彼ら国民を支えられる王になりたい。
その気持ちの下生活していく内に、オウグは国民からの支持を多く受けることになる。その様子を王も見ていた事もあり、次期王位はオウグだと周りが囁くようになる。
だがそれは、他の兄達を蹴落とすことと同義。この事態をオウグの兄達は看過することが出来なかった。兄達はどうにかオウグを引き摺り下ろす協議を重ね、結果、その案は思い付かなかった。陥れたとしても、長年培ったオウグの支持は厚い。とても国民に失望させることなど不可能。
だから、暗殺を計画した。それもただ暗殺されるだけだと、恨みを持っているであろう兄達に嫌疑の目が向けられる。それでは王位を継承する事ができない。そこで思い付いたのが、国民の一人を暗殺者として仕立て上げることだった。
オウグはいつも遊びに行っている団子屋にいた。そこの淡白な、装飾のない簪が映える娘(名はミシキ)とはもう10年の付き合いとなっている。
「ミシキ、これを渡しておくよ」
「ん?何ですかこれ?」
ミシキはきょとんと、渡された手紙に視線を落とす。
「ちと遠くに行く用事が出来たもんでね、余が出たときに読んでくれると嬉しいんだ」
「え、今言えば良いじゃないですか、何ですかこの遺書的なやつ」
「まぁまぁ、って遺書言うな失礼な!勝手に殺すなよな!」
と内容を告げずにオウグは手紙をミシキに寄越した。長い月日をこんな庶民と過ごしてくれたことにはとても感謝している。まるで友達のように。だけど、店を出るときの彼には悲しみの感情は見られず、どこか諦めのような、仕方がないというような、そんな顔をしていた。
その数日後、オウグは森の中で遺体として発見される。ミシキの簪と共に。そしてその事件についての裁判が開かれた。被告はミシキだ。
「弟は、余達の希望だった、明るく優しいオウグは余達の太陽だった!そんなオウグを拐かし、自らの店の売上を賄うための金づるとして利用し!そしてもう金づるとしての見込みがないと見るや否や、森の奥に呼び出し殺害を図った!遺体の側に残された簪は、オウグが最後の力を振り絞り遺した証拠だ!」
裁判官が真ん中に座り、目の前のミシキを見据えている。その横から兄達は口々に、状況証拠を連ねていた。周りの傍聴人の嫌疑な視線を一身に浴びるミシキは、周りにちゃんと人がいる事を確認していた。至って冷静だった。
「貴様!もっと潮らしく、肩を落として反省の意を表したらどうなのだ?死刑を確信して吹っ切れたか?」
「いいえ、死刑はあり得ません。私は彼を殺してはいないのだから。私はその証拠を持っています」
裁判官は公平な立場だった。権力の集中を防ぐために、裁判官の地位は独立したモノになっていたから。だからこそ、ミシキの証拠提出と、そのための準備を用意してくれていた。
「これは生前、彼が私に遺した手紙です」
内容はこうだった。
「余は周りに慕われ、敬われるその期待がとてもありがたく思っていた。だが余には手に余る。重圧となり、ストレスがたまに、もう気がどうにかなってしまいそうだ。もう嫌なのだ、期待されるなんて。余が狂わぬ内に、余の歪んだ心が周囲のモノに牙を剥かない内に、この世から出ていこうと思う。だから許してくれミシキ、最愛なるミシキ。こうしてこの世から逃げる余を許してくれ。」
ミシキから提出された証拠を裁判官が読み上げた。ミシキは途中で涙を流した。被告人席で崩れ落ちる。手紙の内容を聞き、兄達が声を上げた。
「そ、そんなのこの女のでっち上げだ!」
「いいえ、そうでもないのですよ」
裁判官はもう一枚の手紙と、読み上げた手紙を見せる。
「ミシキ被告から預かったオウグ王子のこの手紙には、文字が縦に割られたような跡がありました。
そしてこのもう一枚の紙は、王宮のオウグ王子の部屋から発見した手記でございます。それにも文字が縦に割られた跡がございました。これらを左右に合わせると、」
『オウグ』そう、書かれていた。左右の紙が合わさることで、オウグのサインが完成した。その片割れのサインがオウグ王子の部屋にあったということは、つまりミシキの手紙が本物であることを示していた。
「ば、バカな!?そんな事が、」
兄達は狼狽した。自殺したという内容ではなく、このオウグ暗殺計画を知っていなくては、予め手紙を書いておきミシキに渡せないこと。そして、計画を知って尚、兄達を暗殺の犯人であるとは明記していなかったことに。
「オウグ王子はとても寛容で、優しく温かい。まるで友達のように私と接してくれました。しかし、逆に見れば国民を贔屓しているとも捉えることができます。それが王子にとって重荷となり心を蝕んでいたのだとすれば、本当に私が王子を殺した犯人なのかもしれません」
涙を引っ込ませ、絞り出すように言葉を紡いだ。ミシキは裾を握りしめる。これで良いんだな、これが貴方の望むことなのだな、と。
オウグがミシキに遺した手紙は二枚だった。
もう一枚の内容はこうだった。
「どうやら余は兄様達の怒りを買ってしまったらしい。彼らが余を暗殺する計画を練っているのだとか。だが彼らは根は優しい方々なのだ。例え本当に暗殺されることになろうとも、余は仕方がないと思っている。だからこの手紙はミシキ、君の心のうちにのみ秘めてくれ。そして君が余を暗殺したと仕立てあげられることがあれば、もう一枚の手紙を裁判の証拠として挙げてほしい。余の部屋にもう一枚の手記を遺したので、偽物として扱われることはないだろうから安心してくれたまえ。
追伸
君の団子がもう食べることができなくて残念だ。いつか生まれ変わることがあればまた食べたい。だからその味を絶やさず、未来に残してくれ。」
オウグ王子は国民を死なせるくらいならと、自らの死を選んだ。しかも、暗殺を画策した兄達をもその国民に加えて考えていたのだ。それほどまでに、オウグ王子は優しすぎた。
──────────────────────────────
初代オウグは、そうしてこの世を去り、第二世界に降り立ち、命を繋いできた。それが余だ。5代目オウグである余は、初代のように、国民のために命を使わねばならない。例えこの身が滅ぼされようとも、国民を守るのだ。
それが、王族という権力を授かった余の義務なのだから。
馬から降りると、クォート王はその大きな体をズシンズシンとこちらに近づける。
「一人...そうか、嬉しいよ。一応色々と武装してここまで参ったが、その必要は無かったらしい。懸命な判断だよオウグ王」
「一応言っておくが、貴方の申し出は拒否だよ、クォート王」
「...そうか」
金色の鎧で完全武装で戦闘体勢万全なクォート王は、驚くことはなかった。
「まさかこの多勢をお前一人で制圧できるなんて思ってないだろうな?」
軽んじられていることに、明らかに腹を立てているようだ。確かに色々と準備をしてくれた彼らに対して、この薄着一枚というのは失礼だったな。
だが、こちらは兵士を間接的に殺されている。それにジニアを兵士殺害のレッテルを貼られ深く傷ついたことだろう。
「貴様らに失する礼など持ち合わせてはいない。『これで十分』だと判断した。それだけだ」
剣をクォート王に向けると、動揺を取り繕うことも忘れ言葉を続けた。
「そうか、なら構わない。こちらも余裕なんて無いのでね、貴方が手抜きするならこちらはその利点を存分に使わせてもらう。
我が軍は総勢1000。つまり1000対1ということだ。覚悟は良いな」
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1000、やけに少ない。それで落とせると思ったのか?という違和感を覚えつつも、余は突き立てた剣を両手で掴み直す。
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