2人の幸せとは?今世も双子の姉妹で生まれちゃいました!

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もうすぐ一歳④

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次の日からジュリアの為の警備犬探しが始まった。

すぐに見つかると思われていたが、これが難航する。

訓練の終了した警備犬から警備犬候補の子犬まで、ジュリアに沢山の犬をひき会わせた。

ところが、どの犬もハリーやリリーが顔合わせの時にソフィアにした仕草をジュリアにしないのだ。

懐くどころか、全くジュリアに近寄らない犬もいた。

ジュリアは犬に好かれないのか?
それともジュリアが犬が大嫌いで、それを犬達が敏感に感じ取っているから近寄らないのか?

どちらがダメなのかはわからないが、ハリー・リリーとソフィアのような関係をジュリアと新たな警備犬に望めない以上、新たに警備犬を迎えるのは無理だろう。




結局、新しい警備犬を迎えるのは断念することになった。

ハリーとリリーに、レオナルドがヴォルツ家の当主として警備犬としての役割をしっかりと命令した。

そして、双子が庭など建物内から出る時は新たな護衛役が二人付くことになった。同時に二人を守るのではなく、ジュリアの護衛とソフィアの護衛とそれぞれ別にした。








ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「最近のソフィアはどうなんだ?」

城の一室には王や王妃、兄弟達が勢揃いしている。それどころか国の重鎮達までいる。

「みんな勢揃いして、何事かと思えば...。ソフィアに関しては、毎日報告させていますよね?」

「それはそうだが、親のおまえから直接聞いてはいないだろう?」

(ソフィア報告書は、ちゃんと俺とアマンダが目を通したものなのだが...。)
「ちゃんと俺やアマンダが伝えたことも書かれていますよ。」

「そうなのだが、親のおまえから直接聞きたいと思ってな。」

「はぁ~。ソフィアはジュリア同様に順調に育っていますよ。最初の頃はあまり泣かない子で心配もしましたが、最近は慣れた人の中では、よく笑いよく泣きます。ただ、人見知りは激しそうですね。特にジュリアの世話役と護衛役にはニコリともしません。」

「弱き者の防衛本能か...?絶対的に自分を守ってくれる者がわかるのかも知れんな。」

「そうですね。ソフィアに付く者は、ジュリアには目もくれません。ジュリアを無視するわけではなくソフィアと同じように接しはしますが、いざという時の守る対象は、ソフィアとしか行動をしないでしょう。」

「それほどか...。今はいいだろうが、後々問題になりそうだな。双子同士が仲良くても、周囲の者がどうかはわからんな。周りを巻き込んで対立でもしたら大変だぞ。」

「えぇ。双子の周囲の者の人選は慎重にやっていますが、ソフィアは特別ですからね。ジュリアがソフィアとの違いを気に病まなければいいんですが...。」

「そうだな。双子で同性だから、なおさら難しいな。何事も起こらなければいいんだが...。」
しばらくは誰も話すことなく、沈黙の時間が過ぎっていった。


それからは、せっかくこれだけの者が集まったからと国の内政についての話が進んでいった。



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