2人の幸せとは?今世も双子の姉妹で生まれちゃいました!

☆n

文字の大きさ
10 / 89

もうすぐ一歳③

しおりを挟む
(そろそろ泣くわね。)
「ライリー、そろそろジュリアを辞めさせて。ソフィアが泣くわ。」
(あら?普段なら絶対に芝生の所には来ないのに...。)

警備犬の一匹が今にも泣きそうなソフィアの洋服の背の辺りを咥えてアマンダのところまで連れてきたので、ソフィアを抱き上げる

「リリー、ソフィアを連れてきてくれたの?」
(ソフィアが泣きそうだから、助けたのね...。ソフィアがジュリアにいじめられていると思ったのかしら。まぁ、ソフィアは突然リリーに咥えられたから、びっくりして涙も引っ込んだみたいだけど。)

「これこれ、リリー、ソフィア様をそのように咥えてはいけませんよ。」

「いいのよ、ライリー。リリーはソフィアを助けてくれたのよね?ソフィアを守ってくれてありがとう。」
リリーの頭を撫でると、誇らしげな顔をしてアマンダの前ににお座りして、スンスンと鼻先をソフィアの顔に寄せる。まるでソフィアが泣いてないか、確認しているようだ。

「リリーは本当にソフィア様が大事なようですね。お嬢様達が庭に出る時は、必ず少し離れた所にお座りして見守っていますものね。」

「そうね。ただ、困ったことにリリーは特にだけどソフィアしか守ろうとしていないような気がするわ。」

「そうですね。リリーはそうですが、ハリーもその傾向があるような気がします。」

「それじゃあ困るわね。ジュリアを好いてくれる警備犬が必要かしら?」

「レオナルド様にご相談されるのがよろしいかと...。」




双子が就寝した頃、レオナルドが帰宅した。最近の双子は、夜就寝すると朝まで起きない。

「レオ、警備犬のことなんだけど、少し相談が...。」

「ん?何かあったか?」

「今日はいつものように庭で二人を遊ばせていたんだけど、ジュリアがまたソフィアを追いかけて尻尾を引っ張ったりしてたから、ソフィアが泣き出しそうだったの。そしたら、リリーがソフィアを咥えて私の所まで連れてきたのよ。リリーはソフィアを守ろうとする意識が強いみたい。庭にいる時はソフィアから目を離さなず、少し離れた所から必ず見守っているの。」

「それで?何が問題?」

「リリーは特になんだけど、ハリーもソフィアしか守護対象としてみていない気がするの。」

「確かに顔合わせの時から、二匹の二人に対する態度は違ったからな。でも、優秀な警護犬だぞ。ちゃんと命令すれば、こちらの指示には従うだろう。ジュリアを守らないということは絶対にないと思うぞ。」

「指示には従うだろうけど、ジュリアをちゃんと好いてくれる警護犬も必要だと思うわ。」

「ハリーとリリーとの相性もあるから、新たに迎えるのはなかなか難しいな。とりあえず、ジュリアと相性のいい警備犬を見つけてみるか?」

「そうね。それでお願いするわ。」



しおりを挟む
感想 61

あなたにおすすめの小説

「ご褒美ください」とわんこ系義弟が離れない

橋本彩里(Ayari)
恋愛
六歳の時に伯爵家の養子として引き取られたイーサンは、年頃になっても一つ上の義理の姉のミラが大好きだとじゃれてくる。 そんななか、投資に失敗した父の借金の代わりにとミラに見合いの話が浮上し、義姉が大好きなわんこ系義弟が「ご褒美ください」と迫ってきて……。 1~2万文字の短編予定→中編に変更します。 いつもながらの溺愛執着ものです。

【完結】召喚された2人〜大聖女様はどっち?

咲雪
恋愛
日本の大学生、神代清良(かみしろきよら)は異世界に召喚された。同時に後輩と思われる黒髪黒目の美少女の高校生津島花恋(つしまかれん)も召喚された。花恋が大聖女として扱われた。放置された清良を見放せなかった聖騎士クリスフォード・ランディックは、清良を保護することにした。 ※番外編(後日談)含め、全23話完結、予約投稿済みです。 ※ヒロインとヒーローは純然たる善人ではないです。 ※騎士の上位が聖騎士という設定です。 ※下品かも知れません。 ※甘々(当社比) ※ご都合展開あり。

こわいかおの獣人騎士が、仕事大好きトリマーに秒で堕とされた結果

てへぺろ
恋愛
仕事大好きトリマーである黒木優子(クロキ)が召喚されたのは、毛並みの手入れが行き届いていない、犬系獣人たちの国だった。 とりあえず、護衛兼監視役として来たのは、ハスキー系獣人であるルーサー。不機嫌そうににらんでくるものの、ハスキー大好きなクロキにはそんなの関係なかった。 「とりあえずブラッシングさせてくれません?」 毎日、獣人たちのお手入れに精を出しては、ルーサーを(犬的に)愛でる日々。 そのうち、ルーサーはクロキを女性として意識するようになるものの、クロキは彼を犬としかみていなくて……。 ※獣人のケモ度が高い世界での恋愛話ですが、ケモナー向けではないです。ズーフィリア向けでもないです。

不貞の子を身籠ったと夫に追い出されました。生まれた子供は『精霊のいとし子』のようです。

桧山 紗綺
恋愛
【完結】嫁いで5年。子供を身籠ったら追い出されました。不貞なんてしていないと言っても聞く耳をもちません。生まれた子は間違いなく夫の子です。夫の子……ですが。 私、離婚された方が良いのではないでしょうか。 戻ってきた実家で子供たちと幸せに暮らしていきます。 『精霊のいとし子』と呼ばれる存在を授かった主人公の、可愛い子供たちとの暮らしと新しい恋とか愛とかのお話です。 ※※番外編も完結しました。番外編は色々な視点で書いてます。 時系列も結構バラバラに本編の間の話や本編後の色々な出来事を書きました。 一通り主人公の周りの視点で書けたかな、と。 番外編の方が本編よりも長いです。 気がついたら10万文字を超えていました。 随分と長くなりましたが、お付き合いくださってありがとうございました!

妹に傷物と言いふらされ、父に勘当された伯爵令嬢は男子寮の寮母となる~そしたら上位貴族のイケメンに囲まれた!?~

サイコちゃん
恋愛
伯爵令嬢ヴィオレットは魔女の剣によって下腹部に傷を受けた。すると妹ルージュが“姉は子供を産めない体になった”と嘘を言いふらす。その所為でヴィオレットは婚約者から婚約破棄され、父からは娼館行きを言い渡される。あまりの仕打ちに父と妹の秘密を暴露すると、彼女は勘当されてしまう。そしてヴィオレットは母から託された古い屋敷へ行くのだが、そこで出会った美貌の双子からここを男子寮とするように頼まれる。寮母となったヴィオレットが上位貴族の令息達と暮らしていると、ルージュが現れてこう言った。「私のために家柄の良い美青年を集めて下さいましたのね、お姉様?」しかし令息達が性悪妹を歓迎するはずがなかった――

最悪なお見合いと、執念の再会

当麻月菜
恋愛
伯爵令嬢のリシャーナ・エデュスは学生時代に、隣国の第七王子ガルドシア・フェ・エデュアーレから告白された。 しかし彼は留学期間限定の火遊び相手を求めていただけ。つまり、真剣に悩んだあの頃の自分は黒歴史。抹消したい過去だった。 それから一年後。リシャーナはお見合いをすることになった。 相手はエルディック・アラド。侯爵家の嫡男であり、かつてリシャーナに告白をしたクズ王子のお目付け役で、黒歴史を知るただ一人の人。 最低最悪なお見合い。でも、もう片方は執念の再会ーーの始まり始まり。

前世で私を嫌っていた番の彼が何故か迫って来ます!

ハルン
恋愛
私には前世の記憶がある。 前世では犬の獣人だった私。 私の番は幼馴染の人間だった。自身の番が愛おしくて仕方なかった。しかし、人間の彼には獣人の番への感情が理解出来ず嫌われていた。それでも諦めずに彼に好きだと告げる日々。 そんな時、とある出来事で命を落とした私。 彼に会えなくなるのは悲しいがこれでもう彼に迷惑をかけなくて済む…。そう思いながら私の人生は幕を閉じた……筈だった。

獣人の世界に落ちたら最底辺の弱者で、生きるの大変だけど保護者がイケオジで最強っぽい。

真麻一花
恋愛
私は十歳の時、獣が支配する世界へと落ちてきた。 狼の群れに襲われたところに現れたのは、一頭の巨大な狼。そのとき私は、殺されるのを覚悟した。 私を拾ったのは、獣人らしくないのに町を支配する最強の獣人だった。 なんとか生きてる。 でも、この世界で、私は最低辺の弱者。

処理中です...