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三歳の誕生日④
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アマンダから指示を受けた使用人は、速やかに行動した。犬ようなものは別の使用人に託し、執事長のアンドレアに報告しに行く。
そこから大急ぎでレオナルドへと緊急の報せが伝えられた。
家からの報せを聞いたレオナルドは急いで屋敷に戻った。
ちょうどその時、双子はおやつを食べた後のお昼寝タイムにはいっていたから、レオナルドは二人の寝顔を確認した後、アマンダと別室に移動する。
二人が座るソファーの前のテーブルの上にお茶の用意がされ、二人は一息ついてから話し始める。
「それで、ソフィアに何があった?」
「ソフィアに害があったとかではないんですの。二人を庭で遊ばせている時に、犬のようなものがソフィアの前に飛び出してきたんです。その子に対してハリーやリリーが排除行動をすることもなくて、私が庭に向かった時にはソフィアがその子を抱っこしていたんです。」
「この頑丈な守りの公爵家にどうやって入り込んだんだ?」
「えぇ。それが不思議なんですが、ソフィアがその犬のようなものを抱きかかえて‘わんちゃんはソフィアので、そのわんちゃんと一緒にいる’って言うんです。」
「ソフィアがそんなことを?ソフィアはその犬のようなものが自分のだと...。その犬は精霊かなにかか?」
「私にもわかりませんわ。でもあの時のソフィアは一生懸命、私にその子のことを伝えてきましたわ。」
「《愛し子》を守る存在か?普通ならこの公爵家に入り込むのは無理なはずだからな。ソフィアを守る精霊だと考えれば納得もできるが...。」
トントン...
「アマンダ様、先程の子犬を連れてまいりました。治療師に診せ、ひと通り調べ終えております。」
「こちらに連れてきてもらえるかしら?」
(アマンダに話は聞いたが、子犬?のようだな。)
『私はソフィアを守護する者。名を〈ルーヴ〉という。ヴォルツ家の狼と言えば、そちらに伝わるかしら?』
(なっ!〈ルーヴ〉といえば‘神獣’の名だぞ。)
「ルーヴ様といえば、代々ヴォルツ家を守護するとされる神獣ですわよね?」
『えぇ、そうよ。代々のヴォルツ家の者達で私が姿を見せたのは一握りの者だけ。今回は、私はソフィアを守護する為に実体化したの。』
「それはソフィアにはルーヴ様の守護が必要だということですか?」
『そうとってもらって構わないわ。あの子には常に危険が伴っていると思ってちょうだい!』
「ルーヴ様には、ソフィアの身に何が起こるか?わかっているのですか?」
『具体的には話せないわ。でも、お願い!私の大事なソフィアを守って!私のことはソフィアのペットのように扱ってくれて構わないわ。』
(どういうことだ?神獣であるルーヴ様が、お願いするとは?)
その言葉以降、ルーヴ様は黙ってしまわれた。
喋らないで小さく丸まって眠るようにしているルーヴ様の姿を見ると、ただの子犬のようにしか見えない。
そこから大急ぎでレオナルドへと緊急の報せが伝えられた。
家からの報せを聞いたレオナルドは急いで屋敷に戻った。
ちょうどその時、双子はおやつを食べた後のお昼寝タイムにはいっていたから、レオナルドは二人の寝顔を確認した後、アマンダと別室に移動する。
二人が座るソファーの前のテーブルの上にお茶の用意がされ、二人は一息ついてから話し始める。
「それで、ソフィアに何があった?」
「ソフィアに害があったとかではないんですの。二人を庭で遊ばせている時に、犬のようなものがソフィアの前に飛び出してきたんです。その子に対してハリーやリリーが排除行動をすることもなくて、私が庭に向かった時にはソフィアがその子を抱っこしていたんです。」
「この頑丈な守りの公爵家にどうやって入り込んだんだ?」
「えぇ。それが不思議なんですが、ソフィアがその犬のようなものを抱きかかえて‘わんちゃんはソフィアので、そのわんちゃんと一緒にいる’って言うんです。」
「ソフィアがそんなことを?ソフィアはその犬のようなものが自分のだと...。その犬は精霊かなにかか?」
「私にもわかりませんわ。でもあの時のソフィアは一生懸命、私にその子のことを伝えてきましたわ。」
「《愛し子》を守る存在か?普通ならこの公爵家に入り込むのは無理なはずだからな。ソフィアを守る精霊だと考えれば納得もできるが...。」
トントン...
「アマンダ様、先程の子犬を連れてまいりました。治療師に診せ、ひと通り調べ終えております。」
「こちらに連れてきてもらえるかしら?」
(アマンダに話は聞いたが、子犬?のようだな。)
『私はソフィアを守護する者。名を〈ルーヴ〉という。ヴォルツ家の狼と言えば、そちらに伝わるかしら?』
(なっ!〈ルーヴ〉といえば‘神獣’の名だぞ。)
「ルーヴ様といえば、代々ヴォルツ家を守護するとされる神獣ですわよね?」
『えぇ、そうよ。代々のヴォルツ家の者達で私が姿を見せたのは一握りの者だけ。今回は、私はソフィアを守護する為に実体化したの。』
「それはソフィアにはルーヴ様の守護が必要だということですか?」
『そうとってもらって構わないわ。あの子には常に危険が伴っていると思ってちょうだい!』
「ルーヴ様には、ソフィアの身に何が起こるか?わかっているのですか?」
『具体的には話せないわ。でも、お願い!私の大事なソフィアを守って!私のことはソフィアのペットのように扱ってくれて構わないわ。』
(どういうことだ?神獣であるルーヴ様が、お願いするとは?)
その言葉以降、ルーヴ様は黙ってしまわれた。
喋らないで小さく丸まって眠るようにしているルーヴ様の姿を見ると、ただの子犬のようにしか見えない。
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