2人の幸せとは?今世も双子の姉妹で生まれちゃいました!

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三歳の誕生日⑤

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〈ルーヴ〉様のことは、城にも伝えられた。詳しいことは、明日、レオナルドから報告することになっている。

そして〈ヴォルツ〉家の面々にも伝えると、自分達の代で〈ヴォルツ〉家の神獣が姿を見せたことに驚いた。
そして、その理由を思って、深く考えさせられるのである。




〈ベスティニア〉において、王家・公爵家・辺境伯家にはそれぞれの家を守護する神獣が存在するとされている。

ただ、その神獣達はほとんど姿を現わすことはない。

守護する家の有事の際や国の危機の時、姿を現わすとされている。

今回、ルーヴ様はソフィアの為に姿を現わしたようだ。








ライリーに手を引かれ、ソフィアが入室してきた。どうやら今日はソフィアの目覚めの方が早かったようだ。

部屋に入ってくると、ソフィアはすぐにルーヴ様のところに駆け寄る。

「わんちゃん、わんちゃん、ねんね?」

ソフィアの声が聞こえたようで、ルーヴ様は目を開けて立ち上がる。ソフィアのそばに寄り、スリスリと顔をソフィアの身体に寄せる。

「ソフィアはこのわんちゃんが好きか?」

「わんちゃん、そふぃの、だいじなの。わんちゃん、いっしょ、いていい?」

(なるほど。ソフィアはルーヴ様と一緒にいたいのか...。)
「ソフィア、このわんちゃんの名前は《ルーヴ》だ。これからはソフィアとルーヴはいつも一緒だ。」

「わんちゃん、ルー?そふぃ、ルーといっしょ、いる。」
ソフィアの尻尾がパタパタと揺れている。

(嬉しそうだな。ソフィアにはまだ《ルーヴ》は難しいか。いずれソフィアに《ルーヴ》様のことをきちんと説明しなくてはだな。)
「これから、ルーヴもうちの家族だ。ジュリアにも紹介しような。」

「はい。ルー、かぞく。じゅ、しょーかいします。」
(初めてこの子に触れられた。今までありがとう。ルーヴがいてくれたから、私は不幸じゃなかったよ。)

ーどうやら、〈ルーヴ〉は前世までの時に、そばにいてくれたからひとりのようでー




ジュリアもお昼寝から起きてきて、ルーヴ様と対面する。

ソフィアが一生懸命、ジュリアにルーヴ様を紹介したが、やっぱりジュリアは犬が苦手のようだ。

ルーヴ様もジュリアには、ソフィアにするように自分からすり寄ったりしない。

(ルーヴ様は〈ヴォルツ〉の神獣なんだがな...。なぜソフィアと双子であるジュリアのそばには寄らないんだ?)




ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

庭遊びをしている時に、ソフィアの前に突然汚らしい犬が駆け寄っていったわ。公爵家の庭になんで入り込めるのか?、謎なんだけど。

そのままソフィアを襲うのかと思ったら、そんなことはなくて、ソフィアはその汚らしい犬を抱っこするし、そんなソフィアにお母様が駆け寄っていくし...。

私そっちのけで、屋敷内が慌ただしくなった。




お昼寝から起きたら、あの犬がうちの家族になってるし...。

私、犬が大嫌いなんだけど。
そもそも、なぜか動物に好かれないのよね。前世でも私が可愛がろうとしても、どの動物も全然懐いてくれなかったし。

でも、お父様もお母様もこの犬のこと、認めているみたいだし、嫌な顔はできないわ。

まぁ、あの犬も私のそばに寄ってこないし、あの犬がいたって気にしなきゃいいわね。

私はいい子だもん。お父様とお母様があの犬を家族としたんだから、私も受け入れるわ。





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