2人の幸せとは?今世も双子の姉妹で生まれちゃいました!

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初等部⑤

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秘密の部屋に来て、一時間ほど経過したでしょうか。

「ソフィアちゃん、やっぱり ここだった...。」
オスカー君が部屋に入ってきました。

オスカー君も、この秘密の部屋に入室できる仲間なんです。

もちろん私がオスカー君をこの部屋に連れてきたとか、この部屋のことをオスカー君に教えたとかではないんですよ。

実は、秘かに学園の七不思議的なことの一つで、図書館で生徒が消えるって噂が昔からあったみたいなんです。

そこで、オスカー君達、男の子達は学園の七不思議について探検していたらしいですよ。

で、オスカー君も私と同じように空白の壁に気づいて、この部屋を発見したってことです。

「ソフィアちゃんは、ずっとここにいるの?」

「そうしようかなって思ってるよ。オスカー君は?」

「僕もここにいようかな。  ハリーと逃げてたけど、疲れちゃったから、ハリーと分かれてきたんだ。」

「残りは、あと四十分ぐらいだね。【ワーム ケット】をやってあるから、先生が来たらわかるよ。」

「やっぱりソフィアちゃんスゴいね。【ワーム ケット】もここの本で見つけたんだっけ?僕もソフィアちゃんから聞いて、本を読んで【ワーム ケット】を試してみたけど、できなかったよ。」




‘ピー、ピー、ピー’

「あっ、先生が図書館に入ったよ。」

「【ケット】。あっ、ホントだ。赤◯が近くで点滅してるね。」

「わっ、こっちに向かってるよ。この部屋を知ってる先生かな?」

「あっ、あの壁の前で止まった。あ~、ダメだ。」

「オスカー君、ソフィアさん、見~つけた。」
あらら、クロエ先生がこの部屋に入ってきちゃいました。
やっぱりクロエ先生は、この部屋のことを知っていましたか...。

(あ~ぁ、あと十分ぐらいだったのにな...。)




クロエ先生に見つかってしまったので、捕まっちゃった子達がいる体育館に向かいます。




「ピー!!!」
かくれんぼの終了を知らせます。




「なんだ、オスカー、捕まったのか?」

「ハリーは逃げきったんだね。」

「あぁ。何回か見つかったけど、走って逃げてやったぜ。」

「あっ、ハリー君、腕のとこ、血が出てるよ。」

「えっ?あぁ、どこかで擦ったんだな。」

「【クーア】。これで大丈夫かな。」
ハリー君の腕に手を当てて、【クーア】を唱えます。

「ありがとう。やっぱり、ソフィアはスゴイな。擦り傷がキレイに治ってる。どうやら俺は治癒系は苦手みたいだし、助かるよ。」

そうなんです。私、すり傷や切り傷なら、【クーア】で綺麗さっぱりと傷を治せちゃうんです。傷痕なんて残りません。

普通、【クーア】の効果は止血する(大怪我の時は無理)のと、傷の痛みを緩和するぐらいらしいんですけど、私の【クーア】は、傷自体を治しちゃうみたいです。
※治癒の精霊魔法は、【クーア】以外にもあります。【クーア】は、初歩の初歩。

まだ、ちょっとのすり傷・切り傷にしか【クーア】を使ったことがないので、どの程度まで治癒できるのかはわかりません。

(怪我したら、とりあえず医務室に行くのが普通だもんね。)



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