2人の幸せとは?今世も双子の姉妹で生まれちゃいました!

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初等部④

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二号棟の園舎内を歩きます。

(さて、どうしようかな...。とりあえず図書館にでも行く?園舎内で一番広い所っていったら、図書館だよね?)




〈聖ベスティ学園〉初等部は、各棟ごとに立派な図書室がある。図書室というより図書館と言ってもいいほどの広さだ。

〈聖ベスティ学園〉では、いかに独自で知識を取得していくかを試されている。その為、各学年に沿った本が大量に用意されているのだ。同じ本が五~十冊用意されているのは当たり前で、希望すればどんなジャンルの本でも入荷してくれる。
もちろん、生徒達がどの本を読んでいるかも、きちんと記録されている。
それによって、生徒達の‘差’が見て取れる部分もあるのだ。




そぉ~っと図書館の扉を開ける。
図書館の入り口は、なかなかの重厚な作りの扉だ。

「【ケット】」
図書館の中を探る。

頭の中に図書館内の様子が浮かんでくる。図書館内と図書館周辺の地図のようなもの。

(この点滅してる◯が人がいるってことかな?鬼役の先生は赤◯で点滅するって言ってたっけ。)

何人か、すでに図書館内にいるようです。今のところ、鬼役の先生は近くにいません。

「【ワーム ケット】」
入口の扉に手を当てて、唱えます。

実は【ワーム ケット】、【ケット】の応用です。
この図書館の書物を読んで、見つけた精霊魔法。
【ワーム ケット】は、対象が近づくと警告音で教えてくれるんです。手を当てて唱えると、その物にその役割(対象者や物が近づくと警告音を鳴らす)を付与することができる。警告音といっても、実際に音が鳴り響くわけではなく、頭の中で響くだけ。

(さて、いつもの部屋に行きますか...。)
それは私が図書館で見つけた秘密の部屋。

図書館内は本棚がずらーっと並んでいて、所々にのんびりとくつろげる読書スペースや仕切りのある勉強スペースが設けられている。

本棚の配置により、図書館内は迷路のようになっている。いざとなったら、鬼から逃げて、図書館からの脱出も可能だろう。

ある時、本棚の並びに不自然な空白を見つけた。不思議に思い、その空白の部分の壁に触れてみると、手首の精霊紋が反応したのだ。

どうやって目の前の壁をすり抜けられるのか?(転移陣かな?)その仕組みはわからないが、秘密の部屋へと行けるようになったのだ。

それからは図書館に行くと、目当ての本を持ち込んで、その秘密の部屋で過ごしている。

この部屋は誰もが入れるわけではない。
見つけた者だけが入れる部屋。選ばれた者だけがこの部屋への入室を歓迎される。

一応、ここも園舎内ではあるので、かくれんぼの隠れ場所として認められるだろう。
きちんと、この部屋のことは学園側も把握している。ただ、先生達がこの部屋を見つけ、また入れるかは別であるけど。



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