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ジュリアの精霊紋
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今日は双子達が、初めて〈聖の森〉に行く日だった。
家に帰宅すると、ジュリアから話があると言われ、アマンダと共にジュリアの話を聞いた。
まさか、自分の娘に【黒】が現れるとは思わなかった。
ジュリアの告白を聞いて、ジュリアにはすぐに退室させた。
アマンダが今にも倒れそうに顔面を蒼白させていたからだ。
ジュリアは、自分の精霊紋に現れた【黒】をなにか特別で凄いものだと思っているようだが、あれは、‘災いが起こる予兆’。
精霊紋に【黒】が現れるなど、あってはならないのだ。
黒色が不吉だというわけではない。精霊紋の【黒】がマズイのだ。
ジュリア本人が災いとなるのか、この国に災いが起こるのか...。
ジュリアは王族ではないが、王族の血はひいている。
もし、あの【黒】が精霊紋の花びら全部を黒に染めてしまったら...、ジュリアの命は俺の手で終わらせなければならないだろう。
ジュリアは【黒】に魅入られるほど、もうすでに歪んでしまっているのか?
ジュリアの【黒】は、まだ言われなきゃわからないほどの【黒】だった。
まだ、間に合うのか?
神殿で清めれば、あの【黒】は浄化できるだろうか?
‘王家の双子は災いの種’、そのとおりになってしまった。
「アマンダ、大丈夫か?俺は今から城に行く。ジュリアのことを報告して、対策を練らなければいけないからな。」
「大丈夫ですわ。レオ、ジュリアは...。」
「大丈夫だ。必ず【黒】は消してみせる。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
先に“伝鳥”を飛ばしていたからか、城に着くと父と兄達が待ち構えていた。
「ジュリアの精霊紋に【黒】が現れたのは、本当か?」
「はい。しかし、言われなければわからないぐらいの【黒】です。文献のとおりに、神殿での浄化が可能なレベルではないでしょうか。」
「なら、明日、すぐにでもジュリアを神殿に連れていけ。神殿には“伝鳥”で私から伝えておく。浄化の準備をさせておこう。」
「わかりました、お願いします。」
「レオナルド、もし【黒】が消えなければ...、わかっているな?」
「はい。前回相談した時から、覚悟はできています。」
「それならいい。酷なようだが、国に害を及ばすわけにはいかん。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「明日、ジュリアを神殿に連れて行く。」
「それは、浄化を行うということですわよね?」
「あぁ。もしも、【黒】が消えなかった時は、アマンダも覚悟しといてくれ。俺達は、いずれジュリアを失うことになる。」
「それは...。私は大神官様のお力を信じますわ。ジュリアは大丈夫です。きっと【黒】に打ち勝ちますわ。あの子はレオの娘ですもの、そんな弱い子じゃありませんわ。」
「あぁ、大丈夫だ。ジュリアを信じよう。」
震えるアマンダを抱き寄せながら、明日のことを思う。
家に帰宅すると、ジュリアから話があると言われ、アマンダと共にジュリアの話を聞いた。
まさか、自分の娘に【黒】が現れるとは思わなかった。
ジュリアの告白を聞いて、ジュリアにはすぐに退室させた。
アマンダが今にも倒れそうに顔面を蒼白させていたからだ。
ジュリアは、自分の精霊紋に現れた【黒】をなにか特別で凄いものだと思っているようだが、あれは、‘災いが起こる予兆’。
精霊紋に【黒】が現れるなど、あってはならないのだ。
黒色が不吉だというわけではない。精霊紋の【黒】がマズイのだ。
ジュリア本人が災いとなるのか、この国に災いが起こるのか...。
ジュリアは王族ではないが、王族の血はひいている。
もし、あの【黒】が精霊紋の花びら全部を黒に染めてしまったら...、ジュリアの命は俺の手で終わらせなければならないだろう。
ジュリアは【黒】に魅入られるほど、もうすでに歪んでしまっているのか?
ジュリアの【黒】は、まだ言われなきゃわからないほどの【黒】だった。
まだ、間に合うのか?
神殿で清めれば、あの【黒】は浄化できるだろうか?
‘王家の双子は災いの種’、そのとおりになってしまった。
「アマンダ、大丈夫か?俺は今から城に行く。ジュリアのことを報告して、対策を練らなければいけないからな。」
「大丈夫ですわ。レオ、ジュリアは...。」
「大丈夫だ。必ず【黒】は消してみせる。」
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先に“伝鳥”を飛ばしていたからか、城に着くと父と兄達が待ち構えていた。
「ジュリアの精霊紋に【黒】が現れたのは、本当か?」
「はい。しかし、言われなければわからないぐらいの【黒】です。文献のとおりに、神殿での浄化が可能なレベルではないでしょうか。」
「なら、明日、すぐにでもジュリアを神殿に連れていけ。神殿には“伝鳥”で私から伝えておく。浄化の準備をさせておこう。」
「わかりました、お願いします。」
「レオナルド、もし【黒】が消えなければ...、わかっているな?」
「はい。前回相談した時から、覚悟はできています。」
「それならいい。酷なようだが、国に害を及ばすわけにはいかん。」
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「明日、ジュリアを神殿に連れて行く。」
「それは、浄化を行うということですわよね?」
「あぁ。もしも、【黒】が消えなかった時は、アマンダも覚悟しといてくれ。俺達は、いずれジュリアを失うことになる。」
「それは...。私は大神官様のお力を信じますわ。ジュリアは大丈夫です。きっと【黒】に打ち勝ちますわ。あの子はレオの娘ですもの、そんな弱い子じゃありませんわ。」
「あぁ、大丈夫だ。ジュリアを信じよう。」
震えるアマンダを抱き寄せながら、明日のことを思う。
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