2人の幸せとは?今世も双子の姉妹で生まれちゃいました!

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初等部⑯

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(留学?お母様の話では、毎日“転移”で会えるみたいだし、‘私が捨てられた’ってことではないんだよね...。あくまで、私の為ってことだよね?)

両親に見捨てられていた前世までを思い、少し、目の前の両親を疑ってしまう。
両親の様子から、私の為を思って留学を進めてくれているのはわかる。
この話をしづらそうにしていたのも、中等部の年齢で親元を離れさせていいものか?と悩んでのことだろうと想像はできる。
それに留学先は、お祖母様の母国。なんの心配もいらないだろうし、融通がきくのも確かなのだろう。

でも、それでも、''本当に私の為?''と疑ってしまう。''私がいらない子だからじゃないのか?"と。

「・・・・・・・」




「ソフィアが留学したくないなら、行かなくてもいいんだぞ!」

「そうよ、無理はしなくていいの。ソフィアが行きたいって思ったら、留学すればいいのよ。留学してもしなくても、どちらでもいいの。」

「今、決めなくてもいいからな。初等部卒業まで、ゆっくり考えればいい。」

「そうね。来年の今頃、ソフィアの答えを聞かせてくれるかしら?もし留学のことを知りたければ、王族の方々に話を聞くといいわ。もちろんお父様にもね。」

「あぁ、お父様の経験談も話すぞ。それにお父様とみんなの話も聞きに行こうな。」

「はい。留学の体験談は聞いてみたいです。」

それから、お父様の留学の時の体験談を少し聞きました。




自分の部屋に戻り、お父様達に言われた、留学のことを考える。

学ぶことが好きな私にとっては、すごくいい話。他国の書物も読んでみたい。それに他国で得る知識も、今後の私の為になるかもしれない。

だけど、私がこの国にいない中等部の三年間、戻ってきた時に私の居場所はあるのだろうか?

もし、前世までのように、私と双子のジュリアが全てを手に入れていたら?

戻ってきた時に、この国の全てに私が拒絶されたら?

お父様達と毎日会えるからって言われても、もし、お父様達が会いに来てくれなくなったら?と考えてしまう。

この、私の思っていることや考えてしまうことを素直にお父様達に話せばいいのだろうか?

それに、友達に留学の相談をしてもいいのではないだろうか?

きっと、みんなにどんな言葉を言われても、私の不安な気持ちは薄まるだけで、なくなりはしないのだろう。

でも、私にとって、留学することはプラスになるはず。
ジュリアに‘奪われる’と不安なら、他国でジュリアを知らない、私だけを知ってくれる人と出会うのもいいことなのだと思う。

少しでも留学したい気持ちがあるのなら、留学するべきなのだろう。
私は‘準王族’。だから、恵まれた形で留学できる。与えてもらえたものは、使わないと意味がない。



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