2人の幸せとは?今世も双子の姉妹で生まれちゃいました!

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アサドニアへ①

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初等部を卒業して、中等部が始まる少しの休み期間はアマリア達、友達との時間を有意義に過ごしました。

お父様達が我が家でクラスメイトを招待しての送別会をしてくれて、我が家で友達と過ごす時間を許可してくれたので、毎日のように誰かしら訪ねて来てくれました。(もちろん平民の子達には、我が家の馬車での送迎ありで)

何人かとは手紙のやりとりの約束をしていて、留学後も交流が途切れることがなさそうです。

実はオスカー君が、自ら卵から孵化させ育てている“伝鳥”をプレゼントしてくれたんです。

この“伝鳥”の名前は〈エリー〉。
オスカー君と私の言うことしか聞かないように育てたんですって。

この〈エリー〉が、私が書く手紙をみんなに届けてくれるんです。

本当は簡単に“転移”すれば会えるし、貴重だけど魔道具の“通信機”を使えば顔を合わせてなくたって話せます。
でも、ちゃんと色々思いながら自分で書く手紙は、より心がこもって、私の思いが伝わるかなって。それに友達からの手紙の返事を待つのも、ウキウキと楽しみじゃない?

お互いの近況を知らせる定期便みたいなものになるのかな...。

オスカー君の“伝鳥”の〈ルーカス〉が、エリーと共に私達の手紙のやりとりの手助けをしてくれます。








新学期が始まる、四月の初日。

お父様達と共にお城の転移門を通り、転移陣で〈アサドニア〉に向かいます。

前日の夜にはジュリアからひと言、「まぁ、せいぜいあっちで頑張ることね...。」と声をかけられました。
ジュリアらしい、私へのひと言だったと思います。




〈アサドニア〉側の転移陣に到着し、待ち構えていた二人の近衛兵の誘導に従って城内を歩きます。

「こちらでお待ちください。」

一室に通され、アサドニアの王族を待つことになりました。

「ソフィア、気分が悪いってことはないか?転移陣だが、いつもより長かったからな。」

「大丈夫。」
答える合間もお母様の手が私のおでこにかざされたり、ライリーに飲み物を飲むように促されます。

「熱も出てなさそうよ。学園での実戦訓練のおかげで転移陣にも慣れたのね。」

「うん。」
(実は、最初の頃は転移陣を使う時の、あのフワッとする感じに慣れなくて気分が悪くなったりしてたんだよね...。)




バーン!!!!

ビクッ!(なに?)

お父様より大きな人が部屋に入って来たと思ったら、あっという間に抱き上げられてしまいました。

「ソフィアちゃん、よく来たな~。これからはジジがソフィアちゃんを守るからな。」

(この人...、アサドニアの王様だ!)

後から、‘白虎’のお祖母様ぐらいの年齢の女性も入室してきました。
「あらあら...、あなた、落ち着いてください。ソフィアちゃんがびっくりしていますわよ。」



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