2人の幸せとは?今世も双子の姉妹で生まれちゃいました!

☆n

文字の大きさ
65 / 89

乙女ゲームは始まりますか?①

しおりを挟む
入学式が終わり、今日から聖アサド学園中等部の学園生活スタートです。




昨日、入学式の時に声をかけてきたメリッサさんには十分気をつけるようにとルーカス君には念押しされました。

メリッサさんはアサドニアの侯爵家の令嬢のようで、メリッサさんのお祖父様がどうやら曲者のようです。
このお祖父様、アサドニアの軍で将軍まで上り詰めた方で、軍での人望が高く、平民にも人気がある方です。
ただ、政治に一切興味がなく、ただただ‘武’だけの方なのです。それなりに常識はある方だったのですが、女の子の孫が誕生したことで、はっちゃけちゃったみたいなのです。''うちの可愛い孫なら王妃も夢じゃない''みたいな...。

すでに当主はメリッサ様のお父様に移行しているようですが、ベーゼ家では今だにお祖父様の発言権が強いようなのです。

このお祖父様がメリッサさんを王太子妃にとの思惑があるようで、メリッサさんもその気になっていて、王家にとっては頭の痛い存在のようです。

ただ、ルーカス君の同級生に侯爵家より位の高い公爵家のアリシアちゃんがいたことで、その思惑を抑えられている部分があるみたいです。

なので、王家の意向で、ルーカス君とアリシアちゃんの学園でのクラスを同じにしたり、アリシアちゃんがルーカス君の幼馴染としてお父様に着いてお城に来たりとしていたようです。

よーく考えれば、アリシアちゃんは一人娘なので、アリシアちゃんがルーカス君に嫁入りすることはないとわかるのです。アサドニアでは女性当主が認められていて、婿入りする方がいれば問題ありません。なので、内密ですが、アリシアちゃんにはすでに優秀な婚約者がいるんです。

たまたま、ルーカス君と年齢と条件が合うご令嬢があまりいないので、アリシアちゃんがルーカス君の婚約者候補として周りを牽制しているだけで(メリッサさんのことがあるので)、国の重鎮達はこれらのことを把握済みなのです。

ルーカス君の婚約者が正式に決まるまでは、現状維持のままいくようです。




さらに、ルーカス君の婚約者が正式に決まっていないことは、さらなる問題を生み出しています。

現在、アサドニアでは、平民が王妃になるという物語が大流行しているようなのです。

平民なのに魔法に優れた女の子が、国の一番いい学園に特待生として入学し、そこで王太子に見染められるというシンデレラストーリー。

ルーカス君に婚約者がいない状況に、今年入学した平民の女の子で、その夢物語を実現しようと目論んでいる方もいるようなのです。









しおりを挟む
感想 61

あなたにおすすめの小説

妹に傷物と言いふらされ、父に勘当された伯爵令嬢は男子寮の寮母となる~そしたら上位貴族のイケメンに囲まれた!?~

サイコちゃん
恋愛
伯爵令嬢ヴィオレットは魔女の剣によって下腹部に傷を受けた。すると妹ルージュが“姉は子供を産めない体になった”と嘘を言いふらす。その所為でヴィオレットは婚約者から婚約破棄され、父からは娼館行きを言い渡される。あまりの仕打ちに父と妹の秘密を暴露すると、彼女は勘当されてしまう。そしてヴィオレットは母から託された古い屋敷へ行くのだが、そこで出会った美貌の双子からここを男子寮とするように頼まれる。寮母となったヴィオレットが上位貴族の令息達と暮らしていると、ルージュが現れてこう言った。「私のために家柄の良い美青年を集めて下さいましたのね、お姉様?」しかし令息達が性悪妹を歓迎するはずがなかった――

妹が公爵夫人になりたいようなので、譲ることにします。

夢草 蝶
恋愛
 シスターナが帰宅すると、婚約者と妹のキスシーンに遭遇した。  どうやら、妹はシスターナが公爵夫人になることが気に入らないらしい。  すると、シスターナは快く妹に婚約者の座を譲ると言って──  本編とおまけの二話構成の予定です。

侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました

下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。 ご都合主義のSS。 お父様、キャラチェンジが激しくないですか。 小説家になろう様でも投稿しています。 突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!

王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!

gacchi(がっち)
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ? 王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。 国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから! 12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。

【完結】聖女を害した公爵令嬢の私は国外追放をされ宿屋で住み込み女中をしております。え、偽聖女だった? ごめんなさい知りません。

藍生蕗
恋愛
 かれこれ五年ほど前、公爵令嬢だった私───オリランダは、王太子の婚約者と実家の娘の立場の両方を聖女であるメイルティン様に奪われた事を許せずに、彼女を害してしまいました。しかしそれが王太子と実家から不興を買い、私は国外追放をされてしまいます。  そうして私は自らの罪と向き合い、平民となり宿屋で住み込み女中として過ごしていたのですが……  偽聖女だった? 更にどうして偽聖女の償いを今更私がしなければならないのでしょうか? とりあえず今幸せなので帰って下さい。 ※ 設定は甘めです ※ 他のサイトにも投稿しています

【完結】嫌われ公女が継母になった結果

三矢さくら
恋愛
王国で権勢を誇る大公家の次女アデールは、母である女大公から嫌われて育った。いつか温かい家族を持つことを夢見るアデールに母が命じたのは、悪名高い辺地の子爵家への政略結婚。 わずかな希望を胸に、華やかな王都を後に北の辺境へと向かうアデールを待っていたのは、戦乱と過去の愛憎に囚われ、すれ違いを重ねる冷徹な夫と心を閉ざした継子だった。

拝啓 お顔もお名前も存じ上げない婚約者様

オケラ
恋愛
15歳のユアは上流貴族のお嬢様。自然とたわむれるのが大好きな女の子で、毎日山で植物を愛でている。しかし、こうして自由に過ごせるのもあと半年だけ。16歳になると正式に結婚することが決まっている。彼女には生まれた時から婚約者がいるが、まだ一度も会ったことがない。名前も知らないのは幼き日の彼女のわがままが原因で……。半年後に結婚を控える中、彼女は山の中でとある殿方と出会い……。

醜いと虐げられていた私を本当の家族が迎えに来ました

マチバリ
恋愛
家族とひとりだけ姿が違うことで醜いと虐げられていた女の子が本当の家族に見つけてもらう物語

処理中です...